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介護の資格は意味がない?|メリットや目的から「資格を取得する意味」を解説

介護の資格は意味がない?|メリットや目的から「資格を取得する意味」を解説

介護の資格は取得する意味があるのか、と疑問を感じていませんか?

この記事では「介護資格を取得するメリット・意味」について解説します。

結論、介護資格は取得しておくべきです。

介護資格を取得すれば、給料面や転職しやすさに良い影響を与えます。

他にも「目的別資格の種類」や「介護資格の意味に関する口コミ」についても解説するので、介護資格の意味を感じられるでしょう。

ぜひこの記事を参考に、資格取得を検討してください。

また「介護で役に立つ資格」について知りたい方は、こちらで解説を行っていますのでぜひ確認してみてくださいね。

介護資格取得におすすめのスクール

  1. ニチイ|基本資格から上位資格講座まで
  2. ユーキャン|通信で受講可能

介護の資格を取得する意味はある

介護の資格を取得する意味はある

介護の資格は、比較的簡単に取得できるものが多く、資格を取得する意味がないと感じる方もいます。

なぜなら、介護福祉士や社会福祉士などの国家資格は少なく、研修で取得できるような民間資格が多いためです。

しかし、当然資格取得の意味はあります。

  • 給料アップにつながる
  • キャリアアップにつながる
  • 仕事の幅が広がる

介護資格を取得する意味について、以下で解説します。

給料アップにつながる

介護の資格を取得しておくと、給料アップにつながります。

これは「資格を取得しておくと評価されやすい」というような、給料が上がる可能性ではありません。

資格を取得しておけば、資格手当がつき、確実に給料がアップします。

資格の種類によっても異なりますが、ほとんどの場合に資格手当はつくので、意味がないとは言えないでしょう。

キャリアアップにつながる

キャリアアップにつながる

資格を取得しておくと、キャリアアップにつながります。

介護の資格は、前提として他の資格を取得しておかなければいけないものが多いです。

キャリアアップすれば、当然給料もあがるので、資格を取得する意味はあると言えるでしょう。

長期的に介護職で働き続けるなら、キャリアップのために資格を取得しておいた方が良いです。

仕事の幅が広がる

介護の資格を取得しておくと、仕事の幅が広がります。

実際に求人を見ても「要資格」の募集は多いです。

また、資格を取得していないと就職できない職場もあります。

介護の分野を広げるためにも、介護資格の取得は重要と言えるでしょう。

介護福祉士の資格は意味がない?

介護福祉士の資格は意味がない?

介護資格のなかで、多く「資格を取得する意味がない」と言われているのは、介護福祉士です。

なぜなら、介護福祉士の基本的な仕事内容は、無資格者と変わらない業務が多いため。

もちろん給料に多少の差はありますが、そこまで大きな差はありません。

国家資格でありながらも、無資格者と同じ仕事内容で給料の差も感じられないのであれば「資格を取得する意味がない」と感じる方もいるでしょう。

では、実際に介護福祉士の資格を取得している方がどのような意見を持っているのか、以下でいくつかを紹介します。

介護福祉士の資格は意味がないという意見

介護福祉士の資格は意味がないと感じている方の意見を紹介します。

多くの意見は、介護福祉士の資格取得メリットを感じられていませんでした。

介護福祉士の資格を取得しても、大きく待遇が変化するわけではなく、メリットを感じられていないような意見が多いです。

介護福祉士は資格取得までに時間がかかります。

取得までの時間を考えれば、大きなメリットがないのは、不満に感じてしまうでしょう。

介護福祉士の資格は意味があるという意見

介護福祉士の資格を取得するメリット

介護福祉士の資格に意味があるという意見を紹介します。

インターネット上では「意味がある」派と「意味がない」派に分かれているようです。

「介護福祉士の資格取得は意味がある」という意見側は、介護福祉士の資格によってなにかしらのメリットを感じています。

メリットの数も多いため、やはり資格を取得する意味はあると言えるでしょう。

介護福祉士の資格を取得するメリット

介護福祉士の資格を取得するメリット

介護福祉士の資格取得は意味があるのかないのか、メリットから考えてみましょう。

介護福祉士の資格取得によるメリットは、以下の通りです。

  • 社会的信頼度が上がる
  • 雇用されやすくなる
  • 仕事の幅が広がる

事業所によってメリットを強く感じられるかどうかは異なりますが、基本的にはメリットは多いです。

メリットから考えると、介護福祉士の資格取得は意味がないと言い切れません。

介護資格必須の求人例

介護資格必須の求人例

介護資格を取得している場合と取得していない場合では、求人においてどのような違いがあるのか解説します。

介護求人サイト「e介護転職」で東京の介護職を検索したところ、以下のような結果になりました。

  • 資格ナシでも可能な求人……6,150件
  • 介護福祉士の資格を取得している場合……12,930件
  • 介護職員初任者研修を取得している場合……10,370件
  • 実務者研修を取得している場合……10,759件

資格ナシと資格ありでは、求人数が約倍も異なります。

資格を取得しておいた方が、確実に転職しやすいです。

介護資格を取得する目的一覧

介護資格を取得する目的一覧

さまざまな介護資格があるなかで、どの資格がどのような意味があるのかを解説します。

以下6つの種類に分けました。

  • 就職の幅が広がる介護資格
  • 介護福祉士のスキルアップにつながる資格
  • 特殊な業務を行える介護資格
  • 認知症ケアのできる介護資格
  • 管理者を目指せる介護資格
  • 介護施設以外でも活躍できる資格

介護資格には、それぞれ意味があります。

目的や意味を知って、介護資格取得を検討してみてください。

就職の幅が広がる介護資格

介護の資格は、就職や転職に有利になります。

とくに就職の幅が広がる資格は、以下の5つです。

資格 目安取得期間 受験資格
介護職員初任者研修 1カ月~4カ月 なし
実務者研修 2ヵ月~6カ月 なし
介護福祉士 3か月~6カ月 ・実務者研修+介護の実務経験3年
・介護職員基礎研修+喀痰吸引等研修+介護の実務経験3年
介護事務管理士 4カ月 なし
福祉用具専門相談員 5日間 なし

ほとんどの資格は、受験資格なしで挑戦できる資格です。

それぞれの資格を取得していれば、無資格の状態よりも仕事の幅が広がり、確実に就職しやすくなるでしょう。

介護福祉士のスキルアップにつながる介護資格

介護福祉士のスキルアップにつながる介護資格

介護福祉士の資格を取得しているなら、スキルアップにつながる資格を取得しておくと良いでしょう。

さらに資格を取得しておけば、今後のキャリアアップにつながります。

資格 目安取得期間 受験資格
喀痰吸引等研修 1カ月~4カ月 なし
認定介護福祉士 1年半 介護福祉士として実務経験が5年以上

それぞれの資格を取得しておくと、介護福祉士よりもさらに重宝される存在になります。

介護福祉士よりもさらに上を目指すのであれば、取得しておきたい資格です。

特殊な業務を行える介護資格

介護資格のなかには、特殊な資格もあります。

以下の資格は、介護職を続ける上で必須ではありませんが、取得しておくと特別な業務が可能です。

資格 目安取得期間 受験資格
レクリエーション介護士 2日~3カ月(通学・通信で異なる) なし
ガイドヘルパー 20時間 各都道府県により要件が異なる
介護予防運動指導員 31.5時間 初任者研修+実務経験2年以上

資格を取得しておくと、それぞれに特化した業務ができるようになります。

一般的な介護スタッフとは別の業務を行いたい場合は、これらの資格を取得しておくと良いでしょう。

認知症ケアのできる介護資格

認知症ケアのできる介護資格

近年の介護業界では、認知症に対する対策が進んでいます。

そのため、認知症に関する介護資格は、今後重宝されると考えられるでしょう。

認知症に特化した介護資格は、以下があります。

資格 目安取得期間 受験資格
認知症ケア専門士 3カ月 認知症に関する施設や団体で過去10年の間に3年以上の実務経験
認知症介護基礎研修 6時間 なし
認知症介護実践者研修 都道府県により異なる 都道府県により異なる
認知症介護実践リーダー研修  都道府県により異なる  都道府県により異なる

今後も介護業界で長く働くのであれば、認知症に関する資格は取得しておくべきです。

管理者を目指せる介護資格

介護職で管理職や施設長を目指すには、介護の上位資格が必要です。

将来的に管理職を目指すなら、以下の資格を目指しましょう。

資格 目安取得期間 受験資格
ケアマネージャー 1年 ・生活相談員、支援相談員、相談支援専門員、主任相談支援員での業務経験5年以上
・国家資格に基づく実務経験5年以上
精神保健福祉士 ルートにより異なる ・福祉系大学卒業ルート
・福祉系短大卒業ルート
・一般大学卒業ルート
・一般短大卒業ルート
・社会福祉士資格保有ルート
・相談援助実務経験ルート
社会福祉士 ルートにより異なる ・福祉系大学卒業ルート
・福祉系短大卒業ルート
・短期養成施設ルート
・一般養成施設ルート
社会福祉主事任用資格 ルートにより異なる ・大学等において社会福祉士に関する3科目以上を修了して卒業
・指定の通信教育課程を修了
・指定の養成機関を修了
・都道府県の講習会を受講
・社会福祉士・精神保健福祉士を取得

それぞれの資格は、資格取得までに多くの時間が必要になります。

しかし、時間をかけた分、将来的に活躍できる資格です。

介護施設以外でも重宝される介護資格

介護施設以外でも重宝される介護資格

介護の資格に分けられるものの、介護以外の職業に就ける資格もあります。

以下の資格は、介護現場だけではなく、病院やリハビリテーション施設への勤務が可能です。

資格 目安取得期間 受験資格
作業療法士 最短3年 ・4年制大学卒業
・短期大学卒業
・専門学校卒業
理学療法士 最短3年 ・4年制大学卒業
・短期大学卒業
・専門学校卒業

いずれかの大学を卒業しなければ取得できませんが、社会福祉士と理学療法士の数は少ないので、必ず重宝されます。

介護資格取得におすすめのスクール

介護資格取得におすすめのスクール

介護の資格は取得しておいて損はありません。

資格を取得すれば、転職にも有利になります。

介護資格の必要性を感じたら、ぜひ以下のスクールで資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

介護資格取得におすすめのスクール

  1. ニチイ|基本資格から上位資格講座まで
  2. ユーキャン|通信で受講可能

それぞれのスクールの特徴を解説するので、求める資格を、自身に合った形で取得を目指してください。

ニチイ|基本資格から上位資格講座まで

ニチイ

 

ニチイは、介護職員初任者研修からケアマネージャー対策まで揃っているスクールです。

基本的に、通学が必要な資格になりますが、全国に300カ所の教室があるので、お近くの教室を探せます。

さらに、ニチイの大きなポイントは、資格取得後、就職サポートまでしてくれる点です。

これから転職、就職を考えている方は、資格取得と同時に就職相談してみましょう。

ニチイで資格を検索する

ユーキャン|通信で受講可能

ユーキャン

ユーキャンは、通信で受講可能な資格を揃えています。

介護の資格に関しては、以下の講座が受講可能です。

  • ケアマネージャー
  • 認知症介助士
  • 社会福祉士
  • レクリエーション介護士
  • 福祉住環境コーディネーター
  • 介護福祉士
  • 音楽健康指導士
  • 介護職アドバイザー
  • 終活アドバイザー
  • 看取りケアパートナー
  • 介護予防健康アドバイザー
  • 介護口腔ケア推進士
  • 准サービス介助士
  • 高齢者傾聴スペシャリスト
  • 子ども発達障がい支援アドバイザー

他では取得できない特殊な資格まで、幅広く扱っています。

自分のペースで資格を取得したい方は、ユーキャンがおすすめです。

ユーキャンで資格を検索する

介護資格は取得しておいて損はない

介護資格は取得しておいて損はない

介護の資格に、取得して意味のないものはありません。

どの介護資格でも、取得しておけば、転職や給料アップにつながります。

今後需要の高くなる介護業界で長く働き続けるためにも、介護資格は重要です。

実務内容の点で不満を感じる場合は、別の事業所へ転職を考えてみると良いでしょう。

介護資格取得におすすめのスクール

  1. ニチイ|基本資格から上位資格講座まで
  2. ユーキャン|通信で受講可能

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