介護職について

【最新情報あり】無資格でも働ける介護ヘルパーの仕事内容とは?

ヘルパー 無資格 仕事内容

無資格だけど介護ヘルパーとして働ける?

介護の仕事は専門性が高いので、資格がないと働けないと思っていませんか?
結論、無資格でも介護ヘルパーとして働けます。

今回は、無資格でも介護ヘルパーとして働く場合の仕事内容について調べました。
資格が無くても介護の現場で十分に役に立つことができる理由についても解説します。

ここでは、無資格でヘルパーとして働く際に知っておきたい下記4点について説明します。

  • 無資格でもヘルパーとして働ける理由
  • 無資格でできる介護の仕事内容
  • 無資格だとできない介護の仕事内容
  • ヘルパーからのキャリアアップ

また、未経験から介護の仕事の不安解消はこちらの記事で解決できます。

無資格でもヘルパーとして働ける理由

無資格の介護ヘルパーの仕事内容
介護の仕事は専門性が求められるため介護福祉士やケアマネージャーといった資格を持っていることはとても重要です。しかし、必ず資格を持っていないと働けないというわけではありません。無資格でもヘルパーとして介護の現場で働くことは可能なのです。その証拠に、求人情報を見ていると「無資格OK」と明記されているヘルパーの求人が多く見受けられます。

なぜ専門知識を必要とする介護の業界で、無資格でもヘルパーとして働くことができるのでしょうか。

大きく2つの理由があります。

  • 人手不足
  • 無資格でもできる仕事はたくさんある
  • 最新2021年から無資格の介護職員に研修を義務付け

ここでは無資格でもヘルパーとして働くことができる理由に加え、2021年度から無資格の介護職員に義務付けられた研修についても説明していきます。

介護職員の人手不足

令和3年7月9日に厚生労働省が発表した「第8期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について」によると、2019年の211万人を基準にした場合、

2023年度には約22万人増の約233万人
2025年度には約32万人増の約243万人
2040年度には約69万人増の約280万人

の介護職員が必要になると予測されています。

特に2025年は「2025年問題」と言われ、団塊の世代の全てが75歳以上になることにより様々な社会問題が起きると言われています。介護業界では人材不足が深刻化すると考えられています。具体的には2025年に介護職員は約38万人不足すると言われています。

このような背景から各事業所は介護職の人材確保に力を入れており、無資格者も積極的に雇用されています。

実際に介護の求人情報を検索してみると「無資格OK」と書かれた求人はすぐに見つかります。

無資格OKの求人情報には「働きながら資格取得」という文言もセットになっている場合が多いです。
ここから読み取れることは、無資格でもヘルパーとして現場で働いて欲しいということと、働きながら有資格者になって欲しいということです。

直接人を相手にする介護の現場での人手不足は、利用者1人1人に手が回らずサービスの質が低下する事態を招きます。
本来であれば病院の看護師のように介護施設でも資格を持った介護士のみがサービスを提供することが最善でしょうが、それが難しい現状では無資格でもヘルパーとして雇用し働きながら有資格者に育てるという流れが増えてきています。

資格が無くても介護現場で必要な仕事はたくさんある

介護の現場では無資格でもできる仕事がたくさんあります。

具体的には介護補助業務や利用者の送迎、事務などです。

介助補助業務とは、資格を持つ介護職員が専門職に専念できるようにサポートする仕事です。具体的には、清掃やベッドメイキング、食事の配膳、利用者の話し相手になるなどの仕事があります。(介護補助業務について詳しくは後述します。)

資格がないとできない仕事は有資格者が行い、資格がなくてもできる仕事は無資格のヘルパーが行うことで介護業務をスムーズに進めることができるため、無資格のヘルパーは介護の現場に必要だといえます。

2021年度から受講が義務付けられた 「認知症介護基礎研修」

無資格であってもヘルパーとして働くことができるという話をしてきましたが、2021年に厚生労働省が出した介護報酬改定により、無資格の介護職員の「認知症介護基礎研修」の受講が義務付けられました。

認知症介護基礎研修とは?


認知症ケアの基礎となる知識や技術を学び、認知症の方への適切なケアをするための基礎研修です。

  • 実施
    → 各都道府県
  • 費用
    → 自治体により無料のところもあれば1,000〜5,000円程度かかるところもある
  • 研修にかかる時間
    → 講義3時間、演習3時間の6時間程度
  • 研修内容
    → 認知症と認知症ケアについての知識、認知症の方とのコミュニケーションやケアについての演習
  • 試験
    → 試験はありません。

研修の講義部分は、e-ラーニングでの受講を導入している自治体もあります。

2023年度までは受講は努力義務ですが、2024年度からは完全に義務化されます。

このように、これから無資格でヘルパーとして働き始める場合、まず「認知症介護基礎研修」を受講することになります。

無資格でできる介護の仕事内容

無資格の介護ヘルパーの仕事内容
無資格でもできる仕事内容には下記があります。

  • 介護補助
  • 利用者の送迎

それぞれ解説しています。

介護補助

資格を有している介護職員のサポートをする仕事です。
資格を有している介護職員が専門的な業務に専念できるように、具体的には下記のような仕事があります。

  • 清掃・片付け
  • ベットメイキング
  • 食事の配膳
  • 利用者の話し相手
  • 認知症の方への対応
  • 見守り
  • 利用者の活動のサポート

これらの介護補助の仕事の他に、介護福祉士がいる事業所内であれば指示のもとで身体介護を行うことが可能なため、身体介護の仕事を行う場合もあります。

身体介護とは?


要介護者の身体に触れる介護のことです。
具体的には、食事介助、排泄介助、入浴介助、着替え、歩行介助、車椅子の介助などです。

利用者の送迎

デイサービスを行う事業所で働く場合は、利用者の送迎業務を任されることもあります。
送迎業務では、利用者の自宅から事業所まで決められた時間に送り迎えをします。
求人の条件に運転免許が入っている場合には、送迎業務に関わることになるでしょう。

無資格ではできない介護の仕事

無資格の介護ヘルパーの仕事内容

無資格のヘルパーができない仕事内容は訪問介護です。
訪問介護とは、利用者の自宅に伺い食事や排泄、入浴介助などの身体介護や掃除や洗濯などの日常生活の支援、通院のサポートを行う仕事があります。
老人ホームやデイサービスといった施設内であれば、無資格のヘルパーも有資格者の指示の元で身体介護を行うことができますが、訪問介護では問題が起きた場合に対応が難しいため、基本的には無資格のヘルパーが行うことはできません。

例外あり


無資格でも訪問介護が許可される特例があります。2020年4月、厚生労働省は新型コロナウィルスの影響で人材の確保が難しい場合は無資格のヘルパーも訪問介護を行ってよいという規定を設けました。訪問介護を行うことができる無資格の介護職員は、他の事業所等で高齢者へのサービス提供に従事した事があり、利用者へのサービス提供に支障がないと認められる者という条件があります。

このように無資格であっても経験があれば、本来は有資格者のみが行うことができる訪問介護の仕事に用いられる場合もあります。

無資格からのキャリアアップを目指そう

無資格の介護ヘルパーの仕事内容

ここまで説明してきたように、無資格でも介護ヘルパーとして仕事をすることは可能です。
しかし無資格で働き続けるのではなく、資格取得を目指すことをおすすめします。

資格取得を目指した方がよい理由は下記3点です。

  • 知識や技術を高められる
  • 昇給につながる
  • 資格取得支援制度などがあれば支援してもらえる

詳しく説明します。

知識や技術を高められる

無資格であってもヘルパーとして働く上で必要な知識や技術は職場の先輩介護職員から教えてもらえますが、資格取得を目指して勉強をすると、より詳しく介護の仕事に必要な知識を得ることができます。

具体的には、下記の資格の取得を目指すことになります。

  • 介護職員初任者研修
  • 介護福祉士実務者研修
  • 介護福祉士
  • ケアマネージャー

まず「介護職員初任者研修」を受講し、介護職として働く上で基本となる知識・技術を修得する場合が多いです。

スクールに通い、最短1ヶ月で取得できる資格です。資格を取得するには、130時間のカリキュラムを修了して修了試験(筆記)で合格する必要があります。スクールは平日、夜間、休日など時間を選べる場合が多いので、ヘルパーとして働きながら通いやすいといえます。
費用はスクールによって異なり、6万円〜10万円程度ですがキャンペーンや職場での補助が出るような場合は安く抑えられる場合があります。

次に受講することになる資格は介護職員初任者研修の上位資格である「介護福祉士実務者研修」です。

国家資格である介護福祉士を受験するための必須の資格でもあり、取得するとサービス提供責任者として働くことが可能になります。さまざまな利用者に質の高いサービスを提供できるようにするために介護職員初任者研修よりも多くの科目を学びます。資格を取得するには450時間20科目のカリキュラムを終了する必要があります。試験はありませんが、スクールによって試験を実施している場合もあるようです。
費用は介護職員初任者研修を取得しているかどうかで異なります。介護職員初任者研修を取得している場合、6万円〜20万円程度です。無資格で受講する場合は、9万円〜20万円程度と少し高めです。
こちらもキャンペーンや職場の補助が出る場合にはもう少し安く抑えられる場合があります。

さらに上位にはケアマネージャーや国家資格である「介護福祉士」といった資格もあります。

このように資格取得をすることで自分の知識や技術が向上し、より質の高い介護サービスを提供できるようになります。

昇給につながる

資格を取得すると、昇給が見込めます。
資格により給与が決まる事業所もありますし、収入がアップすることは仕事をする上でのモチベーションにもつながります。

介護の仕事を続けるのであれば、資格を取得して収入アップを目指す方がやりがいも感じられます。

資格取得支援制度などがあれば支援してもらえる

雇用形態により資格取得の支援の有無は異なる場合がありますが、事業所が資格取得支援をしてくれる場合は多いようです。

支援体制が整っている事業所であれば、資格取得の勉強もしやすいといえます。
スクールを運営しており介護事業も行っている会社では、スクールで資格取得をしてから就職すると受講料が無料になるなどの支援がある場合もあります。
こういった支援を活用すると、効率的に資格取得を目指すことができますのでぜひ利用を考えましょう。

まとめ|無資格でヘルパーとして働くことは可能。働きながらキャリアアップを!

無資格の介護ヘルパーの仕事内容
本記事では、

  • 無資格でもヘルパーとして働ける理由
  • 無資格でできる介護の仕事内容
  • 無資格だとできない介護の仕事内容
  • ヘルパーからのキャリアアップ

について説明しました。

介護の仕事は無資格のヘルパーでも多くの仕事内容があるので、まずは働きながら資格取得をしてキャリアを積んでいくことが可能です。

ここでは、無資格のヘルパーの仕事について仕事内容やキャリアについて説明しました。
他にも介護職の未経験者のための記事がありますので、参考にしてください。

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