介護職を務めていくうえでは様々な資格が有効です。
介護は専門職であり、資格を持っていると業務の幅が広がります。
また、転職活動においても介護資格があれば評価が高くなるため、キャリアアップにも役立つでしょう。
この記事では、介護職に役立つ資格について一覧表で比較しながら紹介していきます。
キャリアアップにおすすめの資格は何か?
資格勉強をするのにおすすめのサービスは何か?
一覧表を見ながら確認していきましょう。
介護職でキャリアアップしていくには介護資格が求められます。
しかし、介護資格には国家資格をはじめ民間資格など、様々なものがあって何を勉強すれば迷ってしまうかもしれません。
介護資格について、一覧表でまとめました。
また、介護の職種に応じてどのような資格が求められるか、一覧にまとめました。
こちらの表を確認しながら介護資格を比較してみましょう。
介護資格をとるには資格スクールが必要不可欠です。
実務や研修などを必要とする資格では、充実した環境で学ぶことが必要になります。
また、資格をとった後の使い道も重要で、今回はおすすめの転職サービスについて紹介していきます。
資格の難易度や、どんな仕事に役立てられるのか、様々な観点から比較していきましょう。
おすすめの資格サービスなども合わせて紹介していきます。
介護資格の活用法
介護資格はどんなものがある?
介護資格を持っていると、様々な介護業務をこなせるようになります。
介護資格の多くは民間資格であり、様々な資格があります。
そのため、どの資格をとればいいか迷ってしまうかもしれません。
介護資格を持っているとどんなことに有利になるか?確認してみましょう。
介護資格を持っていれば何が便利?
介護資格を持っていれば、キャリアアップに役立ちます。
介護資格は介護の仕事をこなすために役立つ専門知識を身に着けられるため、介護資格の勉強や実習をこなしていけば業務スキルが向上していきます。
また、資格を持っているということで他人からの評価も高まるため、転職などキャリアアップに有利にはたらくのです。
転職に有利
資格を持っていれば転職活動で有利になります。
介護資格を持っている人材は、それだけで相当なスキルを持った人材であると評価されます。
介護資格は、いわば自分の評価を高めるための財産ともいえるでしょう。
「キャリアップして給料を上げたい」「残業や夜勤の無い職場に行きたい」など、転職に求めるものは様々です。
介護資格を持っていれば、転職市場で更なる仕事にチャレンジする機会が増えるため、積極的に介護資格にチャレンジしていきましょう。
キャリアアップに有利
資格を持っていればキャリアアップに有利になります。
介護資格を持っていると、介護資格を持っていない人よりも給料が高いという統計も出ています。
また、介護資格を持っていれば挑戦できる業務の幅も広がるので様々な仕事に挑戦できるようになるでしょう。
介護資格はキャリアアップのために役立つものといえるのです。
介護資格一覧を紹介!
介護資格にはどんなものがあるでしょうか?
介護資格は「介護福祉士」という国家資格がある他は、ほとんどが民間資格となっています。
民間資格は民間の団体が運営する資格ですが、その評価と難易度はまちまちです。
この記事では、介護資格についておすすめ度や難易度という評価で一覧にして紹介します。
是非、自分の仕事に役立つべき資格を探してみてください。
主要な介護資格一覧
主要な介護資格は以下の通りです。
これらの資格は介護資格の中でもメジャーな資格であり、介護業界を志す方はまずこちらの資格を目指すといいでしょう。
介護職員初任者研修などは取り扱っている資格スクールも多く、充実したカリキュラムで受講できます。
また、「介護福祉士」は介護資格の中で唯一の国家資格であり、介護福祉士の資格を持っていれば介護従事者の中でも相当な実力を持った人材と評価されます。
介護福祉士になるには介護職員実務者研修が必要など、簡単な資格からステップアップしやすいことも特徴です。
主要な介護資格について、詳細はこちらのリンクを参照ください。
資格名称 | おすすめ度 | 難易度 |
介護職員初任者研修 (ホームヘルパー2級) |
★★★★★ | ★★☆☆☆ |
介護職員実務者研修 (ホームヘルパー1級) |
★★★★★ | ★★★☆☆ |
介護福祉士 | ★★★★★ | ★★★★☆ |
ケアマネジャー (介護専門員) |
★★★★★ | ★★★★★ |
その他の介護資格
介護資格については、様々な民間資格があります。
民間資格とは、民間団体がそれぞれの合格基準を設けた資格のこと。
これらの資格を持っていれば、特定の介護職について専門的な知識を身に着けることができます。
その他の介護資格について、詳細はこちらのリンクを参照ください。
資格名称 | おすすめ度 | 難易度 |
介護事務管理士 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
ケアクラーク | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
介護報酬請求事務技能検定 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
介護事務実務士 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
レクリエーション介護士 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
介護予防運動指導員 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
福祉用具専門相談員 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
喀痰吸引等研修 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
終活アドバイザー | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
サービス介助士 (ケアフィッター) |
★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
認定介護福祉士 | ★★★★☆ | ★★★★★ |
介護に役立つ国家資格
介護の現場で役立つのは介護に関する資格だけではありません。
社会福祉士や精神保健福祉士、看護師など介護の現場でも通用する国家資格にも注目。
介護の仕事を進めるうえでは、こういった資格を持つ人とも仕事を進めていく必要があるので、それぞれの資格や仕事内容について理解しておくことも重要になるでしょう。
介護に役立つ国家資格について、詳細はこちらのリンクを参照ください。
資格名称 | おすすめ度 | 難易度 |
社会福祉士 | ★★★★☆ | ★★★★★ |
精神保健福祉士 | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
看護師 | ★★★★☆ | ★★★★★ |
主な介護資格
数ある介護資格の中でも、ここに紹介する介護資格は特に人気で、介護業界に勤める人の多くがこれらの資格取得を目指し、あるいは活用しています。
特に、「介護福祉士」は介護資格の中で唯一の国家資格であり、介護職の中で評価の高い資格です。
「介護職員初任者研修」「介護職員実務者研修」は受験資格が必要なく、誰でも受験できる資格としても人気が高い資格。
これらの資格からステップアップしていくというのが、介護資格を取得するうえで一般的な選択といえるでしょう。
▽詳細はこちら
介護職員初任者研修(ホームヘルパー2級)
https://www.n-helper.com/syoninnsya
資格名称 | おすすめ度 | 難易度 |
介護職員初任者研修 (ホームヘルパー2級) |
★★★★★ | ★★☆☆☆ |
旧名をホームヘルパー2級といい、介護業界に勤める方はまずこの資格の取得を目指すという方が多いです。
介護職員初任者研修の資格をとるには
介護職員初任者研修の資格をとるには130時間の研修を受ける必要があります。
日常業務で忙しい人は時間を確保するのも大変かもしれませんが、学んだことは実務にも生かせるものです。
何事も基本が重要であり、この研修で学ぶことは介護実務において様々な場面で活用できます。
今後のキャリア形成の礎となる研修なので、しっかりと準備をして臨みましょう。
介護職員初任者研修の難易度は?
介護職員初任者研修の難易度はそれほど難しくありません。
真面目に研修を最後まで受けることができれば、誰でもが資格をとれるという仕組みになっています。
しっかりと研修を受けることで、介護に関するキャリアの基礎を固めましょう。
介護職員初任者研修のカリキュラム
厚生労働省によると、介護職員初任者研修のカリキュラムは以下の通りです。
内容としては介護や福祉の基本的な考え方についての座学と実習がメインとなります
講義と演習によって介護に関する基本的な知識を身に着けることを目的とします。
職務の理解 | 6時間 |
介護における尊厳の保持・自立支援 | 9時間 |
介護の基本 | 6時間 |
介護・福祉サービスの理解と医療との連携 | 9時間 |
介護におけるコミュニケーション技術 | 6時間 |
老化の理解 | 6時間 |
認知症の理解 | 6時間 |
障害の理解 | 3時間 |
こころとからだのしくみと生活支援技術 | 75時間 |
振り返り | 4時間 |
介護職員実務者研修(ホームヘルパー1級)
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/care/dl/care_16.pdf
資格名称 | おすすめ度 | 難易度 |
介護職員初任者研修 (ホームヘルパー2級) |
★★★★★ | ★★★☆☆ |
介護職員実務者研修は初任者研修よりも更に高度な介護知識を学ぶための資格です。
旧名をホームヘルパー1級といい、この資格を持っていると介護実務者として相当のスキルを持っていると証明できるでしょう。
介護職員実務者研修の資格をとるには
介護職員実務者研修の資格をとるには、450時間の研修を受ける必要があります。
特に、介護の実務をこなしながら450時間もの研修時間を確保するのは大変かもしれません。
しかし、実務者研修で得られる知識やスキルは介護実務にも役立つため、今後のキャリア形成に大きく役立つものとなるでしょう。
介護職員実務者研修は介護福祉士の受験資格
介護職員実務者研修の資格を持っていることは介護福祉士の受験資格の1つとなっています。
介護福祉士は介護資格の中でも最も高度な資格の1つであり、実務者研修は登竜門ともいえるでしょう。
また、介護実務に携わるうえで様々な現場で役立つ資格です。
介護現場によっては、介護職員実務者研修の資格を持っていることが条件となることもあるので、介護現場でも重宝される資格です。
サービス提供責任者
サービス提供責任者になるには介護職員実務者研修の資格が必要です。
サービス提供責任者は介護現場でのマネジメントを行う仕事です。
責任感のある仕事であり、相応の介護知識や経験が求められるため、介護職員実務者研修の資格が求められます。
介護職員実務者研修のカリキュラム
厚生労働によると、介護職員実務者研修のカリキュラムは以下の通りとなります。
初任者研修よりも応用的な知識・実習が必要な内容となっており、高いレベルの介護知識を身に着けることができます。
人間の尊厳と自立 | 5 |
社会の理解I | 5 |
社会の理解II | 30 |
介護の基本I | 10 |
介護の基本II | 20 |
コミュニケーション技術 | 20 |
生活支援技術I | 20 |
生活支援技術II | 30 |
介護過程I | 20 |
介護過程II | 25 |
介護過程III(スクリーニング) | 45 |
発達と老化の理解I | 10 |
発達と老化の理解II | 20 |
認知症の理解I | 10 |
認知症の理解II | 20 |
障害の理解I | 10 |
障害の理解II | 20 |
こころとからだのしくみI | 20 |
こころとからだのしくみII | 60 |
医療ケア | 50 |
合計 | 450 |
介護福祉士
資格名称 | おすすめ度 | 難易度 |
介護福祉士 | ★★★★★ | ★★★★☆ |
介護福祉士は介護に関する唯一の国家資格です。
介護福祉に関して専門的な資格であるとされ、社会的な信用力も高い資格です。
介護実務に携わる人は、介護福祉士の資格を目指すという人も多いでしょう。
介護福祉士を持っていれば相当な介護スキルを持っていると評価され、様々な現場で重宝される存在になれるでしょう。
介護福祉士になるには
介護福祉士になるには、年に1度行われる介護福祉士の試験に合格しなくてはなりません。
また、受験資格も細かく規定されており、介護に関する一定の経験した方のみが受験できます。
受験資格
http://www.sssc.or.jp/kaigo/shikaku/route.html
介護福祉士は誰でも受験資格があるわけではなく、細かく受験者の規定があります。
- 養成施設ルート:介護養成施設の卒業者を対象とするルート
- 実務経験ルート:介護実務の経験者を対象とするルート
- 福祉系高校ルート:福祉系高校の卒業者を対象とするルート
- 経済連携協定(EPA)ルート:アジア系の介護従事者を対象とするルート
実務経験ルートで受験する場合は、3年以上の介護実務経験と実務者研修が必要です。
出題内容
http://www.sssc.or.jp/kaigo/past_exam/index.html
介護福祉士の試験の出題内容(筆記試験)は以下の通りです。
介護職員実務者研修などの延長となる科目も多く、実務者研修などで勉強した成果を発揮できる出題内容といえるでしょう。
また、受験者によっては筆記試験のほかに実技試験が必要となることもあります。
人間の尊厳と自立 |
人間関係とコミュニケーション |
社会の理解 |
介護の基本 |
コミュニケーション技術 |
生活支援技術 |
介護過程 |
発達と老化の理解 |
認知症の理解 |
障害の理解 |
こころとからだのしくみ |
医療的ケア |
総合問題 |
介護福祉士の合格率は?
介護福祉士の合格率は例年60~70%程度といわれています。
一般的な国家資格と比べると、かなり合格率の高い試験といえます。
しかし、誰しもが合格できる試験ではなく、合格するためには相当の勉強が必要です。
資格スクールに通うなど、しっかりとした準備を整えて試験に臨みましょう。
ケアマネジャー(介護支援専門員)
資格名称 | おすすめ度 | 難易度 |
ケアマネジャー | ★★★★★ | ★★★★★ |
ケアマネジャー(介護支援専門員)はケアプランを作成する仕事です。
ケアプランとは、介護サービスをプランニングすること。
介護サービスを必要とする方に適切な介護サービスをプランニングすることがケアマネジャーの役割です。
ケアマネジャーには、在宅介護サービスを行う「居宅ケアマネジャー」と、介護施設で介護サービスを行う「施設ケアマネジャー」に分類されます。
居宅ケアマネジャー
在宅介護などのサービスを実施することをケアマネジャーと呼びます。
居宅ケアマネジャーは居宅介護支援事業所での仕事が主です。
施設に通わず、自宅で生活しながら介護を受けるためにサービスを届けます。
仕事内容としては、実際にお宅を訪問して実地調査。
サービス利用者の健康状況に合わせて適切な介護サービスを届けることが居宅ケアマネジャーの役割です。
施設ケアマネジャー
介護老人保健施設などの施設に常駐して介護サービスを行うことを施設ケアマネジャーと呼びます。
入所する利用者の状況を確認し、適切なサービスを提供するのが役割です。
設備の整った施設での仕事となり、丁寧な仕事が求められます。
ケアマネジャーになるには?
https://www.fukushizaidan.jp/101caremanager/
ケアマネジャーになるには年1度行われる試験に合格しなくてはなりません。
また、ケアマネジャーは誰でも受けられる資格ではなく、所定の要件を満たさなければなりません。
ケアマネジャーを受験する条件
A:所定の国家資格(※1)に基づく業務に従事した期間
B:相談援助業務(※2)に従事した期間
AおよびBの期間が5年以上かつ900日以上の人のみがケアマネジャーの受験資格を得られます。
(※1)所定の国家資格:介護福祉士、看護師、医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、准看護師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、視能訓練士、技師装具士、歯科衛生士、言語聴覚士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、栄養士、精神保健福祉士
(※2)相談援助業務:生活相談員、支援相談員、相談支援専門員、主任相談専門員
その他の介護資格
▽詳細はこちら
資格名称 | おすすめ度 | 難易度 |
介護事務管理士 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
ケアクラーク | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
介護報酬請求事務技能検定 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
介護事務実務士 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
レクリエーション介護士 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
介護予防運動指導員 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
福祉用具専門相談員 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
喀痰吸引等研修 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
終活アドバイザー | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
サービス介助士 (ケアフィッター) |
★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
認定介護福祉士 | ★★★★☆ | ★★★★★ |
介護資格に関してはこれまでに紹介した資格以外にも様々な資格があります。
これらの資格は民間資格といって、民間の団体が運営する資格です。
特定の分野に関して専門性を高めることができるものです。
業務の専門性を高めたい方にとっては、より専門的な学習をできるものでしょう。
認定介護福祉士
資格名称 | おすすめ度 | 難易度 |
認定介護福祉士 | ★★★★☆ | ★★★★★ |
http://www.nintei-kaishi.or.jp/certification/
認定介護福祉士は一般社団法人認定介護福祉士認証・認定機構という組織が運営する民間資格。
高い社会的な信頼のある介護福祉士やケアマネジャーですが、さらに高度な専門知識を有する機会を設けるとして設定された資格です。
特に、社会福祉は社会的にも重要な役割であり、
認定介護福祉士の効果
認定介護福祉士は、サービスを受ける人が社会生活を営む”人”であることを認識し、サービスの品質向上を目指します。
また、介護サービスの効率をあげることで、最終的に介護利用者に最適な介護サービスを届けることにも繋げます。
認定介護福祉士には以下の効果あり。
- サービスの質の向上
- 効果的・効率的な運用
- 介護サービスにおける連携
サービスの質の向上
サービスの品質を向上することで、利用者のQOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質、生命の質)を高める効果が見込まれます。
介護に関する専門知識を身に着けることで、介護サービスの品質を向上。
また、他の介護職と連携することによって介護業界全体の介護サービス発展にも寄与するものです。
効果的・効率的な運用
介護サービスを運用するには運営する人の力が必要です。
教育体制が充実することで、介護サービスの運営者の質を高めることができます。
また、サービス管理ツールなどを管理することで、運営効率を高めることに繋げられるでしょう。
介護サービスにおける連携
介護を運営していくうえでは様々な連携が必要です。
例えば、介護と医療は密接に結びつくものであり、相互に連携することでサービス品質を向上。
地域一体となって介護・医療のレベルを高めることで、社会に提供する介護の質を高められるでしょう。
介護事務管理士
資格名称 | おすすめ度 | 難易度 |
介護事務管理士 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
https://www.ginou.co.jp/qualifications/kaigo-jimu.html
介護事務管理士は介護事務に関する仕事に関する資格。
「技能認定振興協会」という団体が運営している民間資格です。
介護に関する費用の請求や、ケアマネジャーの業務サポートなど、介護事務に関する知識を学ぶことができます。
介護事務管理士については、以下記事で詳細を解説しています。
-
-
ケアマネージャーの資格難易度は高い!試験内容や合格基準を解説
ケアマネージャーの資格取得を検討していませんか? この記事では、ケアマネージャーの資格難易度を解説します。 結論、ケアマネージャーの資格難易度は高いです。 また、ケアマネージャーは受験資格が厳格に定ま ...
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介護事務管理士の仕事内容
介護事務管理士は介護サービスに関するあらゆる場面で活躍しています。
- クリニック:訪問診療や訪問介護の保険請求
- 居宅介護支援事業所:ケアプランの入力業務
- 国保連合会:サービス事業所のレセプト審査
- 保険請求審査機関:請求されたレセプト内容の審査
- 介護コンピュータのシステム会社:介護コンピュータのシステム構築
- 損害保険会社:保険請求内容の審査
レセプトとは
レセプトとは、診療報酬明細書といい、介護に関する費用請求に関連する書類です。
介護事務においては、毎月末にレセプトに関する資料をとりまとめ、健康保険の保険者に保険報酬の請求などを行います。
介護に関する専門的な知識や、事務スキルが求められるため、介護事務においてもレベルの高い仕事といえるでしょう。
ケアクラーク技能認定試験
資格名称 | おすすめ度 | 難易度 |
ケアクラーク | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
http://www.jme.or.jp/exam/cc/index.html
ケアクラークは一般社団法人日本医療教育財団が運営する民間資格です。
ケアクラークは介護事務に関する資格であり、介護従事者として介護事務に関するレベルを評価することで、受験者の介護スキル向上に役立っています。
介護事務職の養成を目的として、平成10年に設立された資格となっています。
ケアクラークの称号
ケアクラーク技能認定試験の合格者には「ケアクラーク」の称号が与えられます。
ケアクラークの称号は介護事務に関して相当な知識やスキルを持っていると証明するものです。
転職活動などキャリアアップの際にケアクラークの称号を持っていると、他社からの評価を高められるでしょう。
試験日程
ケアクラークの試験は年に3度、5月と9月と1月に行われています。
試験は在宅で行われ、学科試験と実技試験の2項目に分かれて実施するものです。
合格率は例年60~70%程度となっているようです。
試験内容
ケアクラークの試験内容について、学科試験は以下の通りとなっています。
学科試験の他、実技試験も同時に行われます。
実技試験の内容は、介護報酬請求事務について確認する試験内容です。
審査領域 |
1.人間関係(コミュニケーション) |
2.高齢者・障害者の心理 |
3.社会福祉 |
4.老人福祉 |
5.地域福祉 |
6.社会福祉援助技術 |
7.介護概論 |
8.介護技術・障害形態別介護技術 |
9.リハビリテーション |
10.医学一般 |
11.介護保険制度 |
12.介護事務業務 |
介護報酬請求事務技能検定
資格名称 | おすすめ度 | 難易度 |
介護報酬請求事務技能検定 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
http://www.japanmc.jp/kaigohoshu.html
「介護報酬請求事務技能検定」は日本医療事務協会が実施する民間資格。
介護現場での請求事務作業に必要な知能と技能レベルを審査する試験です。
合格基準
出題された問題のうち、おおよそ70%以上を正解した受験者が合格となります。
合格率は60~70%ほどとなっているようです。
介護事務実務士
資格名称 | おすすめ度 | 難易度 |
介護事務実務士 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
https://www.medin.gr.jp/exam_sche/exam_nurs_info.html
「介護事務実務士」は介護事務に関する資格。
特定非営利法人医療福祉情報実務能力協会という組織が運営している民間資格です。
訪問介護(ホームヘルパー)の方や、介護実務でスキルアップしたい人向けの試験です。
介護事務実務士の合格率は?
介護事務実務士の合格率は60~70%程度といわれています。
出題内容
介護事務実務士は学科試験と実技試験(明細書作成)に分かれます。
学科(20問) |
1介護保険法および関連法規 |
2介護保険制度 |
居宅サービス・施設サービス |
3介護報酬の請求 |
明細書作成(3問) |
介護給付明細書の作成 |
介護報酬明細書作成:1.居宅サービス 2.施設サービスより3問 |
レクリエーション介護士
資格名称 | おすすめ度 | 難易度 |
レクリエーション介護士 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
「レクリエーション介護士」は日本アクティブコミュニティ協会が運営する民間資格。
試験には2級と1級があり、2級から1級へステップアップしていけます。
レクリエーションとは
レクリエーションとは、趣味や娯楽などを通じて休養や回復を行うことです。
介護施設ではレクリエーションを通じて、高齢者の方向けに娯楽を提供します。
レクリエーションによって毎日の介護が楽しくなり、介護サービスが充実するものです。
レクリエーション介護士2級
レクリエーション介護士2級は高齢者に喜ばれるレクリエーションを提供するための資格です。
趣味を通じて娯楽を提供することで、介護サービスのやりがいにも繋がるでしょう。
レクリエーション介護士を取得するには、通信口座や通学口座、団体研修など様々な学習方法があります。
レクリエーションを通じて高齢者とのコミュニケーションが活発になるため、活発な介護サービスを提供できるようになります。
レクリエーション介護士1級
レクリエーション介護士2級を合格すれば、レクリエーション介護士1級を受験できます。
レクリエーションを企画・実行するにとどまらず、レクリエーションリーダーとして、メンバーに指示を行うのがレクリエーション介護士1級の特徴です。
単にレクリエーションを行うのではなく、介護の目的に応じたレクリエーションを行うことで、更に介護サービスを活発にできます。
介護予防運動指導員
資格名称 | おすすめ度 | 難易度 |
介護予防運動指導員 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
https://www.tmghig.jp/research/shidoin/about/yobo1-3/
介護予防運動指導員は介護予防の現場で働く指導員を養成する資格。
東京都健康長寿医療センター研究所が資格の運営を行っています。
介護予防運動指導員の講座内容
介護予防運動指導員の講座内容は以下の通りとなっています。
(東京都健康長寿医療センター研究所より引用)
章番号 | 科目(講座)名 | 形式 |
1 | 老年学 | 講義 |
2 | 介護予防概論 | 講義 |
3 | 地域づくりによる介護予防論 | 講義 |
4 | 高齢者の社会参加と介護予防 | 講義 |
5 | 介護予防・日常生活支援総合事業と 介護予防コーディネーション | 講義 |
6 | 行動科学特論 | 講義 |
7 | 介護予防評価学特論 | 講義 |
- | 介護予防評価学実習 | 実習 |
8 | 介護予防統計学 | 講義 |
9 | リスクマネジメント | 講義 |
10 | 高齢者筋力向上トレーニング特論 | 講義 |
- | 高齢者筋力向上トレーニング実習 | 実習 |
11 | 転倒予防特論 | 講義 |
- | 転倒予防実習 | 実習 |
12 | 尿失禁予防特論 | 講義 |
- | 尿失禁予防実習 | 実習 |
13 | 高齢者栄養改善活動特論 | 講義 |
14 | 口腔機能向上特論 | 講義 |
- | 口腔機能向上実習 | 実習 |
15 | フレイル・サルコペニア予防特論 | 講義 |
16 | 認知症予防特論 | 講義 |
- | 認知症予防実習 | 実習 |
17 | うつ・孤立・閉じこもり予防特論 | 講義 |
福祉用具専門相談員
資格名称 | おすすめ度 | 難易度 |
福祉用具専門相談員 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
「福祉用具専門相談員」は福祉用具を取り扱うための資格です。
一般社団法人全国福祉用具専門相談員協会が運営しています。
福祉用具専門相談員の仕事内容
福祉用具専門相談員は福祉用具を取り扱います。
福祉用具貸与を行う事業所では、福祉用具専門相談員を2名以上設置することが義務付けられています。
福祉用具とは、車いすや手すり・スロープなど介護福祉に必要な用具のこと。
福祉用具を正しく取り扱うことで、介護サービスの向上に寄与します。
喀痰吸引等研修
資格名称 | おすすめ度 | 難易度 |
喀痰吸引等研修 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
喀痰(かくたん)吸引等研修は自力で痰を出すことの出来ない方を補助する研修です。
喀痰吸引は医療行為であり、喀痰吸引を行うには喀痰吸引等研修の資格が必要になります。
介護の仕事をするうえで、喀痰吸引等研修を取得することで業務に対応します。
終活アドバイザー
資格名称 | おすすめ度 | 難易度 |
終活アドバイザー | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
終活アドバイザーは終活に関する資格。
終活アドバイザー協会が運営する民間資格です。
終活アドバイザーになるには所定の認定試験に合格する必要があります。
終活アドバイザーとは
終活とは、人生の後半期をその人らしく生きるため、納得のいくかたちで人生を締めくくる活動のこと。
終活アドバイザーの仕事内容は以下の通りです。
- エンディングノート(※)の作成
- 終活のアドバイザー
- 専門家への紹介
- 自治体窓口への手続き
- 子供や孫への引継ぎ
※エンディングノートとは、終活を行うときのツールのこと。
エンディングノートには終活を進めるうえで必要なことを書き記していきます。
エンディングツールを有効活用することでスムーズに終活を進められます。
サービス介助士(ケアフィッター)
資格名称 | おすすめ度 | 難易度 |
サービス介助士 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ |
(ケアフィッター) |
https://www.carefit.org/carefit/
「サービス介助士」は公益財団法人日本ケアフィット共育機構が運営する民間資格。
高齢の方や介助が必要な方に対して「おもてなしの心」を学ぶ資格であり、サービス利用者に安心して利用してもらうための仕事です。
サービス介助士とは
サービス介助士とは、介助を行う際にその場に合ったやり方を選択できる人のこと。
ケアフィッターと呼ばれることもあります。
例えば、高齢者や障害者と聴くと、身構えてしまうようなことがあるかもしれません。
サービス介助士やケアフィッターは、そんな場合に思いやりの心を持って接することで、相手の気持ちに寄り添ったサービスを提供できます。
おもてなしの心
サービス介助士が考えるおもてなしの心には、「ゲストもホストも共に喜ぶ共生関係」が根底にあります。
サービスを提供するお客様に喜んでもらうだけでなく、サービスを提供する者も喜び合えるような関係が望まれるものです。
お客様と共に、サービス提供者も喜び合える関係がサービス介助士が考えるおもてなしの心といえるでしょう。
サービス介助士になるには?
サービス介助士になるには、所定の講座を受ける必要があります。
申し込み後、テキストで自宅学習して課題を提出。
課題をクリアした後は実習を通じてサービス介助士の心得を学びます。
最終的に、検定試験に合格した者がサービス介助士の認定を受けられます。
介護に役立つ国家資格
▽詳細はこちら
資格名称 | おすすめ度 | 難易度 |
社会福祉士 | ★★★★☆ | ★★★★★ |
精神保健福祉士 | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
看護師 | ★★★★☆ | ★★★★★ |
これまでに、介護に関連する資格を紹介していきました。
しかし、介護サービスでは介護だけではなく社会福祉や看護・医療など様々な仕事を組み合わせて行うものです。
介護サービスを行ううえでは、様々な人と連携しながらサービスの向上を目指していく必要があります。
介護以外に、介護サービスに役立つ国家資格を見ていきましょう。
社会福祉士
資格名称 | おすすめ度 | 難易度 |
社会福祉士 | ★★★★☆ | ★★★★★ |
社会福祉は社会福祉および介護福祉のサービスを向上するための国家資格。
いわゆる「ソーシャルワーカー」と呼ばれる仕事で、介護福祉にとどまらず社会福祉全般に関わる仕事です。
ソーシャルワーカーについては、以下の記事も合わせてご確認ください。
社会福祉士とは
社会福祉士は、社会福祉および介護福祉に関する専門的な知識を有し、介護が必要な方向けに適切なサービスを提供するための仕事です。
何らかの理由で日常生活が困難になった利用者に対して、社会福祉や医療福祉のサービスを提供し、日常生活を補助します。
介護福祉のみならず、社会福祉という広範な領域の知識が必要になるため、幅広い専門知識が必要な仕事です。
また、介護福祉と関連の深い資格でもあるので、介護福祉士がキャリアアップするために社会福祉士という選択もあるでしょう。
社会福祉士になるには
http://www.sssc.or.jp/shakai/shikaku/route.html
社会福祉士の受験資格を得るためには、福祉系大学などの教育機関を卒業後、実務経験を経ることで受験資格を得られます。
受験資格を得られるだけでも、相当な実務経験の年数が必要になるため、社会福祉士の難しさが伺えるでしょう。
社会福祉士の合格率
社会福祉士の合格率は30%といわれており、難関の国家資格です。
主題範囲は広範になっており、社会福祉士になるためには介護に限らず社会福祉に関する様々なことを学ばなければなりません。
それだけ、合格に必要な勉強も多くなり、社会福祉士は難易度に見合うだけの資格といえるでしょう。
精神保健福祉士
資格名称 | おすすめ度 | 難易度 |
精神保健福祉士 | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
精神保健福祉士とは精神保健のサービス向上に寄与する国家資格。
いわゆる「精神ソーシャルワーカー」と呼ばれる仕事で、精神的な障害のある方に日常生活のサポートを行います。
医療福祉をはじめ、社会福祉全体のサービスを行う仕事です。
精神保健福祉士になるには
精神保健福祉になるには養成機関などで所定の訓練を受ける必要があります。
年に1度の試験で合格すれば精神保健福祉士として登録可能です。
精神保健福祉士の合格率
精神保健福祉士の合格率は60%~70%といわれています。
精神保健に特化した試験内容であるため、社会福祉よりも高めの合格率です。
看護師
資格名称 | おすすめ度 | 難易度 |
看護師 | ★★★★☆ | ★★★★★ |
介護の仕事と近い仕事として挙げられるのが、看護の仕事です。
看護師は医療や保健、福祉などの分野で患者を診療する際の補助を行います。
療養上の世話などを通じて、患者の健康的な生活をサポートします。
介護福祉士と看護師の違い
介護福祉士は社会福祉法および介護福祉法に基づく国家資格であり、日常生活のサポートを行う「介護」が主な仕事。
看護師は保健助産師看護師法に基づく国家資格あり、医療行為を行える仕事です。
看護師には介護福祉士の管轄外の医療行為を行えるという特徴があり、看護師の主な役割は病気や怪我の治療となっています。
一方で、介護福祉士には介護や福祉に特化しており、医療行為にとどまらずサービス利用者の健康な生活を補助するという役割があります。
介護の仕事に資格はどう役立つ?資格早見表を紹介!
介護に関する資格を紹介していきました。
では、介護の仕事をするうえでどのような介護資格が役に立つでしょうか?
介護の仕事を行ううえで必要な介護資格の一覧表をまとめましたので、参考にしてください。
資格早見表
介護の仕事内容と、仕事をこなしていくに当たって役立つ資格を一覧表にまとめました。
介護の仕事を進めるうえで、これらの表を参考にしながら資格取得を目指してみてください。
仕事の種類 | 役立つ資格 |
デイサービス(通所介護) | 介護福祉士、介護職員初任者研修、介護職員実務者研修 |
デイケア(通所リハビリテーション) | 介護福祉士、介護職員初任者研修、介護職員実務者研修、看護師、医師 |
訪問介護 | 介護福祉士、介護職員初任者研修、介護職員実務者研修、ケアマネジャー |
サービス提供責任者 | 介護職員実務者研修(必須)、介護福祉士 |
ケアマネジャー | ケアマネジャー、ケアクラーク、介護報酬請求事務技能検定、介護事務実務士 |
訪問看護 | 看護師 |
介護事務 | 介護事務管理士 |
生活相談員 | 社会福祉士、精神保健福祉士 |
支援相談員 | 社会福祉士、精神保健福祉士 |
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デイサービス(通所介護)
デイサービスとは通所介護ともいい、要介護状態にある高齢者などが通いで介護施設に通うサービスのこと。
デイサービスの仕事には介護福祉士をはじめ、介護職員初任者研修や介護職員実務者研修の資格が役立ちます。
デイサービスの仕事内容については、以下記事で詳しく解説しています。
デイケア(通所リハビリテーション)
デイケアは通所リハビリテーションともいい、怪我などをして日常生活が困難な方に対してリハビリ等の補助を行うサービスです。
デイケアでは医療行為が必要になることもあり、介護職だけではなく医師や看護師などとも協力して行います。
デイサービスが利用者の心のケアをするのに対し、デイケアは利用者の身体のケアをするといえるでしょう。
訪問介護
訪問介護とは、自分や家族だけでは日常生活を営むことが困難な方向けに、自宅を訪問して介護を行うサービスです。
訪問介護ではホームヘルパーが自宅を訪問して介護サービスを行います。
介護計画を立てる際は介護支援専門員(ケアマネジャー)がケアプランを作成し、実行します。
訪問介護には人員配置などのマネジメントも必要になるため、ケアマネジャーの資格や経験が役立つでしょう。
サービス提供責任者
サービス提供責任者は介護現場のマネジメントを行う仕事。
単に「サ責」と呼ばれることもあります。
ケアマネジャーが作成したケアプランに基づいてサービスを実行していきます。
ケアマネジャーよりも現場よりの仕事であり、介護サービスの現場が上手く回るように努める仕事です。
サービス提供責任者は相当な介護知識と責任が求められるため、介護職員実務者研修の取得者であることが求められます。
サービス提供責任者については、以下の記事も合わせてご確認ください。
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ユーキャンで介護職員初任者研修を取得できない理由|取得できるスクールも紹介
続きを見る
ケアマネジャー
ケアマネジャーはケアプランを作成する仕事。
訪問介護などにおいて、サービス利用者に適切な介護サービスを届けるために介護サービスの計画を立てる仕事です。
前述したように、ケアマネジャーの資格を得るためには相当の実務経験と介護知識が必要です。
また、ケアマネジャーは前述したサービス提供責任者をはじめ、現場のホームヘルパーや介護事務員、お客様など様々な人とコミュニケーションをとらなければなりません。
責任感のある仕事であるとともに、協調性が必要な仕事といえるでしょう。
介護事務
介護事務は介護サービスの事務作業に関する仕事。
レセプト(診療報酬請求書)の作成をはじめ、接客応対や電話応対など介護サービスに必要な事務作業をこなします。
介護サービスの根幹ともいえる仕事で、介護事務の仕事があることで介護サービスが成り立ちます。
レセプトの作成や高度な介護知識や高度な事務処理能力が必要な仕事です。
また、お客様応対の窓口となるため、お客様の困ったことに寄り添える仕事でもあります。
介護事務に関連する資格はたくさんあるので、スキルアップするために様々な資格を活用しましょう。
生活相談員
生活相談員とは、介護サービスを利用するお客様にサポートをする仕事です。
ソーシャルワーカーとも呼ばれる仕事で、社会福祉士や精神保健福祉士などの資格が役立ちます。
生活相談員はケアマネジャーや他の介護福祉士など、様々な人たちと連携しながら進めていく仕事です。
介護に関する知識だけでなく、お客様のことを第一に考えた幅広い対応が求められます。
生活相談員については、以下の記事で詳しく解説しています。
支援相談員
支援相談員は介護老人保健施設で相談窓口となる役割。
生活相談員と似ている役割ですが、支援相談員は老人保健施設に特化したサービスです。
実務経験がなければ受験できない?
介護資格の中には実務経験を要件とするものがあります。
例えば、「介護福祉士」の試験は実務経験を2年以上必要とするなどです。
これらの資格は実務経験が十分であることを前提としているので、まずは実務経験をこなしていきましょう。
「介護職員初任者研修」など、実務経験がなくても受験ができる資格から挑戦していき、徐々に難関の資格にステップアップしていくといいでしょう。
資格をとるのに役立つサービスは?
ここまで、介護の仕事に便利な介護資格を見ていきました。
では、介護資格をとるにはどのような手順を踏めばいいでしょうか?
▽詳細はこちら
資格をとるには、まず情報収集が必要です。
今回紹介する資格サービスでは、介護に関連する資格を比較しながらスクール選びができます。
また、評判や口コミなども合わせて紹介するので、スクール選びの参考してください。
資格スクールの情報などを比較して、自分の学習スタイルに合わせたスクール探しをしましょう。
シカトル
「シカトル」は介護資格専門の資格サービス。
数ある資格スクールの中から自分に合ったスクールを選ぶことができます。
特徴はスクールの紹介数で、介護資格に関することなら何でも揃えられるといっても過言ではないでしょう。
シカトルの評判・口コミ
シカトルの評判・口コミ
- スクール数が豊富!
- 一括資料請求が便利!
- 無料で利用できる!
シカトルの魅力はスクール数。
豊富なスクール数から自分に合った資格スクールを選べるサービスです。
実際に利用された方も、スクール数の豊富を高評価しています。
また、資料の取り寄せも便利で、無料で利用できる点も人気のポイントのようです。
三幸福祉カレッジ
三幸福祉カレッジは介護資格に特化した資格サービス。
「利用者様の幸せ」「介護者の幸せ」「介護現場の幸せ」と3つの幸せから名前が来ています。
介護を通じて人として成長いけるような教育を目指している介護スクールです。
介護資格だけでなく、就職の支援もしてくれるため、介護の資格を学びながら仕事探しもできます。
三幸福祉カレッジの評判・口コミ
三幸福祉カレッジの評判・口コミ
- 講師や講座の質が良い!
- サポートやアフターフォローが手厚い!
三幸福祉カレッジは講師や講座の評判が良く、アフターフォローなどのサービスも好評を得ているようです。
充実した教育体制から効率よく介護資格について学ぶことができます。
ベネッセスタイルケア
「ベネッセスタイルケア」は教育業界大手のベネッセグループの資格サービス。
教育業界で様々なノウハウを持ったベネッセならではの充実したサービスが魅力です。
充実したカリキュラムやノウハウで効率的に介護資格について学ぶことができます。
介護職に必要な知識をステップアップしながら学べるので、就職やキャリアアップにも強みを持っています。
ベネッセスタイルケアの評判・口コミ
ベネッセスタイルケアの評判・口コミ
- キャリアアップに役立つ
- 現場の声が聴ける
ベネッセスタイルケアでは介護現場に近いところで学習ができるので、実際に介護現場で働く人の声を聴けるのが特徴です。
事例を用いた演習が多く、実際に介護現場で働く際のイメージを想像しながら働いていけます。
介護資格の勉強をするにとどまらず、介護現場でキャリアアップしていくイメージを持ちながら仕事を進められるでしょう。
ユーキャン
「ユーキャン」は通信業界大手のサービス。
介護業界にとどまらず、様々な資格について学ぶことができます。
介護資格においても大きく強みを持っており、分かりやすい教材で学習を進められます。
ユーキャンの評判・口コミ
ユーキャンの評判・口コミ
- 教材がわかりやすい
- CDで学習できる
- 効率良く学習できる
ユーキャンは教材が分かりやすいという評判が多いです。
効率的な通信学習に強みを持っており、通信教育のノウハウを生かした分かりやすい教材が魅力です。
図解などで初学者にとってもスムーズに学習していけるため、理解がスムーズに進みます。
CDなど音声教材も充実しており、時間を効率的に活用して学習を進めていけるでしょう。
ニチイまなびネット
「ニチイまなびネット」は介護・医療の資格と就職を支援するサービス。
現場から生まれたカリキュラムが特徴で、全国に点在する現場の声を参考にしたカリキュラムから介護資格の学習を進められます。
通学口座、通信講座など様々な受講スタイルを選択できるので、仕事をしながら資格をとるという方もスムーズに学習可能です。
ニチイの評判・口コミ
ニチイまなびネットの評判・口コミ
- 学習しやすい
- 無料サポートが便利
- 就業支援が便利
ニチイまなびネットは、充実したカリキュラムから学びやすい環境であると評判です。
無料サポートも充実しており、例えば仕事の都合で受講が間に合わなかった講座でも無料で振り返るなどのサービスが充実しています。
就業支援もしっかりとしているため、総合的な満足度が高いようです。
資格をとって転職活動する
介護資格を有効活用するには、転職活動がおすすめ。
転職活動をすると、今よりも好条件の仕事に出会える可能性が高くなります。
▽詳細はこちら
また、介護資格を持っていればそれだけ自分の価値が高くなり、多くの企業から採用されるチャンスが増えるものです。
キャリアップを目指すために、是非転職活動をしてキャリアアップすることを検討してみてください。
転職エージェントとは
転職サービスのかたちで有効なのが、転職エージェント。
転職エージェントとは、企業と応募者の間に立って転職活動の仲介をしてくれる紹介業者のことです。
転職エージェントを有効活用することで、効率的に転職活動を進めることができるでしょう
転職エージェントのサービス
転職エージェントのサービス内容としては、求人情報を紹介すること、面接対策など転職活動に関するアドバイスが含まれます。
また、実際に入社するという段階に至った時に、残業時間や給料面など入社条件の交渉を行ってくれるサービスもあります。
入社条件の交渉というのは面接の段階では交渉しづらいものですが、転職エージェントに任せることで条件の良い転職を引き出すことができるでしょう。
- 求人情報の紹介
- キャリア全体に関するアドバイス
- 面接対策など転職に関するアドバイス
- 入社条件の交渉
ちなみに、転職エージェントは転職を紹介した段階で企業から報酬が支払われるという仕組みになっています。
転職エージェントにとっては、いかに転職希望者を転職に導けるか、といったことが重要になってきますので、転職エージェントと協力し合いながら進めていきましょう。
転職活動の進め方
転職活動の進め方としては、まず転職サイトに登録すること。
登録自体は簡単なステップで済むことが多いので、少しでも転職するかどうか考えるようであれば、積極的に登録してみてください。
転職サイトに登録したら、勧められた求人情報を元に選考を進めていきます。
選考フローとしては、書類選考→一次選考→二次選考→最終選考のようなケースが多いです。
特に、人気の求人の場合は応募者数も多く、合格することが難しいかもしれません。
転職エージェントのアドバイスを有効活用しながら、転職活動を成功に導いていってください。
介護専門の転職サービスを使う
介護の転職では介護専門の転職サービスを利用することがおすすめ。
転職活動においては、いかに求人と出会えるかが勝負になります。
介護専門の転職サービスでは、介護に関する魅力的な求人が揃っています。
また、他の転職サイトにはない非公開求人も多数あるので、介護の転職なら迷わずに介護業界に特化した転職サービスを利用しましょう。
きらケア
「きらケア」は介護業界に特化した転職サービス。
豊富な求人数から希望の条件に適した企業を比較できます。
また、介護の転職活動において、転職に関するアドバイスを受けられます。
今よりもいい条件の転職をお探しの方におすすめのサービスです。
豊富な求人数
きらケアは豊富な求人数が魅力で、「未経験OK」や「月給33万円以上」など様々な条件から求人を選べます。
求人数が多いほど、自分の希望する条件に合った求人を見つけられるでしょう。
数多くの求人から自分に合った求人を探してみましょう。
また、履歴書などの書類添削や働く前の給料交渉などもしてくれるので、転職活動の頼れる味方といえる存在です。
e介護転職
「e介護転職」は介護業界に特化した転職サービス。
会員登録をすると、介護転職に有利な情報が手に入ります。
介護転職に関する様々なコラムを見られるほか、年収診断などのサービスも特徴的です。
スカウト機能
e介護転職では積極的に採用活動をしている企業からスカウトが届くことがあります。
自分に合った企業を探すことは大変ですが、スカウトをしてくれる企業は積極的に採用を行っているため、転職成功の可能性が高いです。
まずは無料の会員登録からはじめて、積極的に転職の機会をうかがっていきましょう。
マイナビ介護
「マイナビ介護」は人材業界大手のマイナビグループが運営する介護専門の転職サービス。
業界大手のマイナビならではの求人数と充実したサポートが魅力。
希望の条件から求人をピックアップし、おすすめの転職先などを比較できます。
専任アドバイザー
マイナビ介護では専任のアドバイザーが担当につき、転職に関するアドバイスを行ってくれます。
転職に関する些細な悩み事から、面接対策などのアドバイスも積極的に受けられます。
また、入社前の条件交渉から入社後のアフターフォローなど転職をサポート。
転職活動は不安なことが多いですが、アドバイザーと二人三脚で不安を解消していき、転職活動を進めていきましょう。
資格をとって介護の仕事に役立てよう!
介護に役立つ介護資格について見ていきました。
資格は実務に役立つだけでなく、自身のスキルを証明するものです。
介護資格を持っていれば様々なことに挑戦できるようになり、転職などのキャリアアップにも役立ちます。
介護資格には様々な種類がありますが、ご自身のキャリアに応じて必要な資格を選択するといいでしょう。
キャリアアップに役立つのみならず、業務の専門性を高めるためにも介護資格の勉強は何かと役に立つのです。
介護資格をとるには介護資格に特化した資格サービスの利用がおすすめ。
介護資格の取得に必要なスクールなどを比較できるため、積極的に資格サービスを利用しましょう。
資格サービスを活用することで、独学よりも効率的に学習できるうえに、介護現場の声を聴きながら勉強できます。
介護の仕事に励みながら資格の勉強をする場合は、特に時間管理が重要になるので、介護資格のサービスを利用することをおすすめします。
介護資格をとった後は、転職活動などによってキャリアアップ。
転職サービスを活用すれば、魅力的な求人を多数見つけられます。
思わぬキャリアアップのチャンスがあるかもしれないので、積極的に転職サイトに登録してみましょう。
介護資格を取得し、介護の仕事に役立てていってください!