介護職員初任者研修 資格

ヘルパー2級の資格取得はハローワークがおすすめ?メリットやデメリットから受講の流れまで徹底解説

ヘルパー 2 級 資格 取得 ハローワーク

ヘルパー2級の資格取得はハローワークがおすすめって本当?
ハローワークで受講するメリットやデメリットは?

未経験でも介護職には就けますが、ヘルパー2級の資格取得をハローワークで行っておくのがおすすめ。

そこで今回はヘルパー2級の資格取得をハローワークで行うメリットやデメリット、受講の流れまで徹底解説していきます。

◆本記事の要約

  • 旧ヘルパー2級の資格取得ができるハローワークの制度とは?
  • 介護職員初任者研修の資格取得をハローワークで行うメリット3選
  • 介護職員初任者研修の資格取得をハローワークで行うデメリット3選
  • ハローワークで介護職員初任者研修を受講する流れ
  • 厚生労働省からダウンロードできる履歴書様式

ここではヘルパー2級の資格取得をハローワークで行うメリットやデメリット、受講の流れまで徹底解説していますが、実際の仕事内容などはこちらで解説しています。

あわせてチェックしてみてください!

ヘルパー2級とは?

ヘルパー2級 資格取得 ハローワーク

ヘルパー2級とは、介護資格の1つ

2013年までは、介護初任者研修の基礎部分が詰まった資格でした。

介護の入門といったような資格であり、まずはヘルパー2級の資格取得を目指すというのが通例です。

現在はヘルパー2級は廃止されており、介護職員初任者研修という制度が入門資格へと変化しています。

旧ヘルパー2級の資格取得ができるハローワークの制度とは?

ヘルパー2級 資格取得 ハローワーク

旧ヘルパー2級の資格取得は、ハローワークでも行っています。

これを職業訓練(求職者支援訓練とも)といい、仕事を探していたり資格取得を目指していたりする人の手助けとなる制度です。

現在は介護職員初任者研修を受講できるので、気になる人はお近くのハローワークへ足を運んでみましょう。

職業訓練(求職者支援訓練)の対象者は?

求職者支援訓練の対象者は、以下となります。

◆給付金を受けて訓練を受講する方

在職者の方 一定額以下の収入のパートタイムで働きながら、正社員への転職を目指す方など
離職者の方
  • 雇用保険の適用がなかった離職者の方
  • フリーランス・自営業を廃業した方
  • 雇用保険の受給が終了した方など

◆給付金を受けずに訓練を受講する方(無料の訓練のみ受講する方)

在職者の方 働いていて一定の収入のある方など
(フリーランスで働きながら、正社員への転職を目指す方など)
離職者の方  親や配偶者と同居していて一定の世帯収入がある方など
(親と同居している学卒未就職の方など)

給付金の支給額は?

職業訓練を受講している期間について、1ヵ月ごとに職業訓練受講給付金(訓練受講手当、通所手当、寄宿手当)が支給されます。

金額は以下のとおり。

通所手当 訓練施設へ通所する場合の定期乗車券などの額
(月上限42,500円)
寄宿手当
  • 月10,700円同居の配偶者、子および父母と別居して寄宿(訓練施設に付属する宿泊施設やアパートなど入居)する場合
  • 通所のための往復所要時間が4時間以上
  • 住居の変更が必要とハローワークが認める場合

介護職員初任者研修の資格取得をハローワークで行うメリット3選

ヘルパー2級 資格取得 ハローワーク

ここからは介護職員初任者(ヘルパー2級)の資格取得をハローワークで行うメリットについて、解説します。

それが以下の3つ。

  • ハローワークで取得すると費用負担が軽くなる
  • ハローワークで取得すると職業訓練受講給付金がもらえる
  • ハローワークで取得すると就職斡旋をしてもらえる

詳しく見ていきましょう!

ハローワークで取得すると費用負担が軽くなる

ヘルパー2級 資格取得 ハローワーク

介護職員初任者研修の資格取得をハローワークで行うメリット、1つ目は「ハローワークで取得すると費用負担が軽くなる」こと。

ハローワークで資格取得をする際、求職者支援制度というものを申請することができます。

通常であれば5~8万円程度の費用が必要になるものの、ヘルパー2級の資格取得をハローワークで行うことで無料になります。

求職者支援制度とは?

求職者支援制度とは、雇用保険を受給できない人に対して行う救済措置のこと。

本来の資格取得にかかる費用が無料となり、求職者への負担を軽減します。

  1. 無料の職業訓練(求職者支援訓練)を実施し、
    2.本人収入、世帯収入及び資産要件等、一定の支給要件を満たす場合は、職業訓練の受講を容易にするための給付金(職業訓練受講給付金)を支給するとともに、
    3.ハローワークが中心となってきめ細やかな就職支援を実施することにより、安定した「就職」を実現するための制度です。

(※1 雇用保険の適用がなかった方、加入期間が足りず雇用保険の給付を受けられなかった方、雇用保険の受給が終了した方、学卒未就職者や自営廃業者の方など)

引用元:厚生労働省ホームページ 求職者支援制度のご案内

ハローワークで取得すると職業訓練受講給付金がもらえる

ヘルパー2級 資格取得 ハローワーク

介護職員初任者研修の資格取得をハローワークで行うメリット、2つ目は「ハローワークで取得すると職業訓練受講給付金がもらえる」こと。

職業訓練受講給付金を申請すると、求職者は月10万円ほど生活支援の給付金を受給しながら就職活動を行えます。

そのため無職の状態でも生活ができ、焦ることなく就職活動に集中できるでしょう。

職業訓練受講給付金とは?

離職して雇用保険を受給できない」「収入が一定額以下の在職者」などが、給付金を受給しながら訓練を受講できる制度。

申請が必要となりますが、ハローワークで資格取得をすることで受けられます。(審査あり)

もし給付金の支給要件を満たさない場合でも、無料の職業訓練は受講できるので安心しましょう。

ハローワークで取得すると就職斡旋をしてもらえる

ヘルパー2級 資格取得 ハローワーク

介護職員初任者研修の資格取得をハローワークで行うデメリット、3つ目は「ハローワークで取得すると就職斡旋をしてもらえる」こと。

ヘルパー2級の資格取得をハローワークで行いだした時点で、就職先を紹介してくれます。

就職先となる介護施設も、ハローワークでの職業訓練に信頼感があるので採用しやすいというメリットがあるでしょう。

介護職員初任者研修の資格取得をハローワークで行うデメリット3選

ヘルパー2級 資格取得 ハローワーク

一方で、メリットだけではありません。

ここからは介護職員初任者(ヘルパー2級)の資格取得をハローワークで行うデメリットについて、解説します。

それが以下の3つ。

  • ハローワークで取得するとテキスト費用は実費負担
  • ハローワークで取得すると最短でも3ヵ月かかる
  • ハローワークでは介護職員初任者研修が人気のため選考落ちの可能性も

詳しく見ていきましょう!

ハローワークで取得するとテキスト費用は実費負担

ヘルパー2級 資格取得 ハローワーク

介護職員初任者研修の資格取得をハローワークで行うデメリット、1つ目は「ハローワークで取得するとテキスト費用は実費負担」こと。

ハローワークでは求職者支援制度を使って、無料で受講することができます。

しかしテキスト費用は実費となるため、多少の出費は覚悟しておきましょう。

ハローワークで取得すると最短でも3ヵ月かかる

ヘルパー2級 資格取得 ハローワーク

介護職員初任者研修の資格取得をハローワークで行うデメリット、2つ目は「ハローワークで取得すると最短でも3ヵ月かかる」こと。

すぐにでも介護初任者研修の資格を取りたい場合は、1~2ヵ月程度で取得できる民間制度が良いかもしれません。

また基本的には平日の受講となるため、休日や夜間しか時間が取れない人にとっては厳しい可能性もあります。

ハローワークでは介護職員初任者研修が人気のため選考落ちの可能性も

ヘルパー2級 資格取得 ハローワーク

介護職員初任者研修の資格取得をハローワークで行うデメリット、3つ目は「ハローワークでは介護職員初任者研修が人気のため選考落ちの可能性も」こと。

これだけ魅力的なハローワークでの資格取得なので、希望する人数も多いです。

特に介護初任者研修の資格は人気なので、選考落ちしてしまう可能性もあるでしょう。

ハローワークで介護職員初任者研修を受講する流れ

ヘルパー2級 資格取得 ハローワーク

メリットやデメリットを正しく理解できたところで、ハローワークで介護職員初任者研修を受講する流れを紹介します。

流れは、以下の7ステップ。

  • まずは求職者支援制度の対象者かチェックする
  • ハローワークにて求職者申し込みをする
  • 受講コースを選択する
  • 受講申込書の提出
  • 選考を受ける
  • 就職支援計画の作成
  • 介護職員初任者研修の受講開始

詳しく解説していきます。

まずは求職者支援制度の対象者かチェックする

ヘルパー2級 資格取得 ハローワーク

ハローワークで介護職員初任者研修を受講する、1ステップ目は「まずは求職者支援制度の対象者かチェックする」。

求職者支援制度の対象者は、以下のとおりです。

  • ハローワークに求職の申込みをしていること
  • 雇用保険被保険者や雇用保険受給資格者でないこと
  • 労働の意思と能力があること
  • 職業訓練などの支援を行う必要があるとハローワークが認めたこと

あくまでもハローワークで資格取得をする意思のある人で、さらに支援必要があると認められた人が対象者となります。

職業訓練受講給付金を利用できる人

さらに職業訓練受講給付金の対象かは、以下の要件をチェックしてみてください。

  • 本人収入が月8万円以下 ※シフト制で働く方などは月12万円以下 (令和3年9月末までの特例)
  • 世帯全体の収入が月25万円以下
  • 世帯全体の金融資産が300万円以下
  • 現在住んでいるところ以外に土地・建物を所有していない
  • 全ての訓練実施日に出席する(やむを得ない理由がある場合も、8割以上出席する)
  • 世帯の中で同時にこの給付金を受給して訓練を受けている者がいない
  • 過去3年以内に、偽りその他不正の行為により、特定の給付金の支給を受けていない

当てはまる人は、求職者支援制度を利用する際に申し込みましょう。

ハローワークにて求職者申し込みをする

ヘルパー2級 資格取得 ハローワーク

ハローワークで介護職員初任者研修を受講する、2ステップ目は「ハローワークにて求職者申し込みをする」。

これはハローワークに足を運び、受付に支援制度を利用したい旨を伝えます。

受講コースを選択する

ヘルパー2級 資格取得 ハローワーク

ハローワークで介護職員初任者研修を受講する、3ステップ目は「受講コースを選択する」。

求職者申し込みをする際、どのような職業がいいのかなどを相談しながら自分にあったコースを選択します。

始めから介護関係の仕事を希望している場合、その旨を伝えましょう。

受講申込書の提出

ヘルパー2級 資格取得 ハローワーク

ハローワークで介護職員初任者研修を受講する、4ステップ目は「受講申込書の提出」。

受講申込書はハローワークで受け取れるので、そこに必要事項を記入して提出します。

選考を受ける

ヘルパー2級 資格取得 ハローワーク

ハローワークで介護職員初任者研修を受講する、5ステップ目は「選考を受ける」。

求職者支援制度を利用する対象者として相応しいか、面接を受けて判断されます。

それ以外にも、筆記試験があります。

就職支援計画の作成

ヘルパー2級 資格取得 ハローワーク

ハローワークで介護職員初任者研修を受講する、6ステップ目は「就職支援計画の作成」。

選考に合格したら、求職者支援制度の利用が開始されます。

ハローワークの職員が指示をするので、それに沿って就職支援計画の作成をします。

介護職員初任者研修の受講開始

ヘルパー2級 資格取得 ハローワーク

ハローワークで介護職員初任者研修を受講する、7ステップ目は「介護職員初任者研修の受講開始」。

ここからは訓練中から終了後まで約3ヵ月間、月1回のペースでハローワークへ足を運びましょう。

就職相談を欠かさず受けることで、活動をサポートしてくれます。

職業訓練受講給付金対象者は支給申請を行う

職業訓練受講給付金対象者で希望する場合は、このタイミングで支給申請をします。

支給したのち、約1週間程度で指定した口座に振り込まれるのでご安心ください。

申請が遅れると、その分受け取り期間もズレるので要注意です。

厚生労働省からダウンロードできる履歴書様式

ヘルパー2級 資格取得 ハローワーク

以下は、厚生労働省のHPからダウンロードできる履歴書です。

自分の使用しやすいタイプをダウンロードして、履歴書作成をしてみてくださいね!

まとめ|ヘルパー2級の資格取得はハローワークがおすすめ

ヘルパー2級 資格取得 ハローワーク

今回はヘルパー2級の資格取得をハローワークで行うメリットやデメリット、受講の流れまで徹底解説しました。

結論、ヘルパー2級(介護職員初任者研修)の資格取得はハローワークで行って就職するのがおすすめ

採用されやすくなったり実務を早く覚えたりするには、資格取得が欠かせません!

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