介護士の資格難易度について

【国家資格】社会福祉士の資格難易度はどの位?合格割合や基準点から難易度を解説

【国家資格】社会福祉士の資格難易度はどの位?合格割合や基準点から難易度を解説

社会福祉士の難易度が高く、試験を受けるか迷っていませんか?

この記事では「社会福祉士の資格難易度」を解説します。

結論、社会福祉士の難易度は高いですが、学習さえしていれば試験合格は難しくありません。

試験内容や合格基準から、試験に向けての対策を考えていきましょう。

その他にも「社会福祉士の試験難易度が高い理由」「資格取得のための学習方法」についても解説します。

ぜひこの記事を読んで、社会福祉士の資格取得を目指してください。

また「介護福祉士の資格難易度」について知りたい方は、こちらで解説を行っていますのでぜひ確認してみてくださいね。

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社会福祉士の資格難易度は高い

社会福祉士の資格難易度は高い

社会福祉士は国家資格であるため、社会福祉士国家試験に合格しなければなりません。

数ある国家資格の中で、難易度は普通クラスと言われています。

しかし、決して合格率は高くありません。

そのため、福祉系の資格の中では難しい試験と認識されています。

合格率や合格者の項目別割合を参考に、傾向を把握し、受験の心構えを作ることが大切です。

「難易度が低い」という評判をみても油断をすれば合格するのは難しいでしょう。

社会福祉士国家試験を受験する際は、入念に準備をしてください。

社会福祉士試験の合格率からみる難易度

社会福祉士試験の合格率からみる難易度

社会福祉試験の合格率から、難易度をみていきましょう。

近年の社会福祉士国家試験の合格率は3割弱。

上位一定数ではなく、基準に達して合格となるので、知識をしっかり身につけてさえいれば合格することができます。

とは言え、3割弱は高い合格率とは言えず、受験に挑むにあたって不安な方も多いでしょう。

そこで、直近の第33回の試験における、項目別の合格割合を紹介します。

  • 男女別合格割合
  • 受験資格別合格割合
  • 年齢別合格割合

それぞれは、厚生労働省が発表している「社会介護福祉士の試験結果」を参考にしています。

データを参考に、現状の傾向を確認してみてください。

男女別合格割合

まずは、2021年2月に実施された第33回の合格者の男女別の割合を見てみましょう。

人数 3,997人 6,946人 10,333人
割合 32.8% 67.2% 100%

女性の合格率は前年の第32回の65.6%から少し数字を伸ばしており、女性の合格率が高いです。

男女の違いがでる身体面が業務に影響しないことから、女性の人気が高い傾向にあります。

福祉業界は全体的に女性の割合が多く、社会福祉士は主婦やお子さんのいる女性が働きやすい環境です。

受験資格別合格割合

受験資格別合格割合

第33回の受験資格別の合格割合です。

福祉系大学等卒業者 養成施設卒業者
人数 5,826人 4,507人 10,333人
割合 56.4% 43.6% 100%

前年の第32回は福祉系大学等卒業者が56.7%、養成施設卒業者が43.3%なので、割合はあまり変わっていません。

福祉系大学等卒業者がやや多い傾向ですが、養成施設卒業者からも十分な合格者数が出ています。

受験資格で大きく左右されるということはないでしょう。

年齢別合格割合

第33回の年齢別合格割合を見てみましょう。

人数 割合
〜30歳 4,913人 47.6%
31〜40歳 1,813人 17.5%
41〜50歳 2,149人 20.8%
51〜60歳 1,172人 11.3%
61〜歳 286人 2.8%
10,333人 100%

前年と比較しても、各年齢別に1%未満の変化があるくらいで、ほぼ割合分布は変わりませんでした

30歳までの合格者がおよそ半数を占めていますが、31歳以上の受験者も多く、働きながら受験されている方が多いことが推測できます。

年齢が高くなるにつれ合格割合は落ちていきますが、合格者数は程よく出ているので、年齢が高いからと不安になることはありません。

社会福祉士の合格ラインから見る難易度

社会福祉士の合格ラインから見る難易度

社会福祉士国家試験の合格基準は以下の条件を満たす必要があります。

  1. 問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点の者
  2. 1を満たした者のうち、18科目群すべてにおいて得点があった者

ただし、社会福祉士及び介護福祉法施行規則第5条の2の規定による試験科目の一部免除を受けた受験者にあっては、配点は1問1点の67点満点で、7科目群となります。

150点満点の試験なので合格基準点は90点になるのですが、難易度によって基準点に補正が入ります。

過去の合格基準点

過去5年間の合格基準点は以下の通りです。

実施時期 合格基準点/総得点
第33回 2021年2月7日 93点 / 150点
第32回 2020年2月2日 88点 / 150点
第31回 2019年2月3日 89点 / 150点
第30回 2018年2月4日 99点 / 150点
第29回 2017年1月29日 86点 / 150点

第30回は9点上がっていますが、ここ5年間で唯一合格率が30%を越えた回でした。

あくまで目安としての6割ととらえ、余裕を持って試験対策をすると良いでしょう。

社会福祉士の試験から見る難易度

社会福祉士の試験から見る難易度

社会福祉士の試験は年に1回、2月上旬または1月下旬に実施されます。

午前中に共通項目の11科目、午後に専門科目の7科目群を受験し、試験時間は1日を通して計240分です。

科目は、同じ福祉国家資格の精神保健福祉士と共通の試験内容になるので、精神保健福祉士をすでに取得している方は、共通科目は免除されます。

さらに具体的に、以下3つも見て行きましょう。

  • 受験資格
  • 試験内容
  • 合格基準

それぞれの内容から、試験難易度の参考にしてください。

受験資格

社会福祉士を受験するには12のルートがあり、いずれかの条件を満たしていることが必須です。

主な受験資格を紹介するので参考にしてください。

  • 福祉系大学で指定科目を修めて卒業した者(卒業見込み受験可)
  • 2年制(または3年制)短期大学で指定科目を履修し卒業し、指定施設で2年以上(3年制短期大学なら1年以上)相談援助の業務に従事した者
  • 社会福祉士短期養成施設(半年以上)を卒業した者(卒業見込み受験可)
  • 社会福祉士一般養成施設(1年以上)を卒業した者(卒業見込み受験可)

指定施設で実務を4年以上積んでいる方や、一般の大学を卒業した方、一般の短期大学卒業後に定められた期間以上実務を従事した方も、一般養成施設に通うことで受験資格を得られます。

試験内容

試験内容

試験内容は18科目群から出される150問を時間内に解きます。

出題形式は五肢択一が基本ですが、近年では二つ選ぶ問題も増えているので、設問はしっかり確認しましょう。

出題科目は以下の通りです。

共通科目
  • 人体の構造と機能及び疾病
  • 心理学理論と心理的支援
  • 社会理論と社会システム
  • 現代社会と福祉
  • 地域福祉の理論と方法
  • 福祉行財政と福祉計画
  • 社会保障
  • 障害者に対する支援と障害者自立支援制度
  • 低所得者に対する支援と生活保護制度
  • 保健医療サービス
  • 権利擁護と成年後見制度
専門科目
  • 社会調査の基礎
  • 相談援助の基盤と専門職
  • 相談援助の理論と方法
  • 福祉サービスの組織と経営
  • 高齢者に対する支援と介護保険制度
  • 児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度
  • 就労支援サービス/更生保護制度

どちらも幅広いので、しっかり対策を考えて学習を行いましょう。

合格基準

合格基準

社会福祉士の試験は総得点の6割が合格基準点になります。

さらに18科目群のすべてにおいて、得点していないと合格できません。

合格基準点は試験の難易度によって若干の補正が入ります。

6割はあくまで目安として、少し余裕を持って目標点数を設定すると良いでしょう。

基本的には、すべての分野において得意不得意ではなく、まんべんなく点数をとれるようにしておくと良いです。

また、実施時期によって合格割合は異なります。

以下で実施時期別合格割合を紹介するので、目安として参考にしてください。

実施時期別合格割合

直近の令和3年の2月を含めた過去5年の合格率は以下の通りです。

第29回 第30回 第31回 第32回 第33回
受験者数 45,849人 43,937人 41,693人 39,629人 35,287人
合格者数 11,828人 13,288人 12,456人 11,612人 10,333人
合格率 25.8% 30.2% 29.9% 29.3% 29.3%

難易度の高く合格率の下がった年や、合格率が30%を超えた年もありますが、第1回からの累積を見ても合格率は27.9%なので、おおむね3割弱の合格率です。

直近5年間では、受験者数と合格者数は減少傾向が見られます。

社会福祉士の資格の難易度が高い3つの理由

社会福祉士の資格の難易度が高い理由

合格率の低さから難易度が高いと思われている社会福祉士ですが、試験内容が飛び抜けて難しいというわけでもありません。

合格率に影響しているのは、間違った学習方法や、学習時間の確保ができず準備不足での受験といった理由が挙げられます。

  • 出題範囲が広い
  • 身近で資格を取得している人が少ない
  • 勉強時間が長い

なぜそれぞれが影響しているのか、以下で解説します。

どういった準備や対策をしたらいいか、学習方法の参考にしてください。

出題範囲が広い

社会福祉士国家試験で難易度を上げているのが、出題範囲の広さです。

18科目群と科目が多い上に、試験では全科目から得点しなければなりません。

苦手な科目を得意科目でカバーすることができないため、苦手科目を作らない学習方法が求められます。

社会福祉士国家試験は、福祉系の資格の中でもっとも科目の多く、勉強が追いつかないというケースも起こり得るので、綿密な学習計画を立てるのがポイントです。

身近に資格を取得している(学んでいる)人が少ない

身近で資格を取得している人が少ない

勉強を継続するモチベーションにも関わってくるのが、相談できる人や競争できる人が身近にいるかどうかです。

同じ大学や養成施設を卒業された先輩に資格をとっている方がいれば相談にのってもらえますが、社会人受験者の方の場合、なかなか身近に社会福祉士の資格保有者のいません。

1987年から認定が開始された社会福祉士ですが、令和3年2月末までの累積登録者は25万人で、日本の人口から割合を出すと500人に1人しかいない計算になります。

社会福祉士1人孤独で勉強を進めていくのはモチベーションが低下する原因となるので、スクールを受講するなどの対策を行うと良いでしょう。

勉強時間が長い

受験資格を得るための期間とは別に、最低でも300時間の勉強時間が必要とされています。

専門的な知識を要する上に、科目の多さを考慮すると、短期に詰め込む学習方法は向いていません。

おすすめは、試験の1年前から計画的に勉強していくこと。

しかし、卒業見込みの大学生などは比較的勉強時間を作りやすいですが、社会福祉士は働きながら受験をするケースが大半です。

勉強時間の確保がうまくできない人も多く、確保できないことが合格率に影響していると言われています。

試験難易度の高い社会福祉士を目指すポイント

試験難易度の高い社会福祉士を目指すポイント

傾向や難点を踏まえたところで、しっかり対策を練っていきましょう。

難易度の高い理由からわかるように、社会福祉士国家試験は地道な日々の学習が大切になってきます。

社会福祉士まずは「自分がなぜ社会福祉士になりたいか」、理想像や目標を明確にしてモチベーションをあげることが大事です。

後はどのように勉強していくかを計画しましょう。

主な学習方法として、以下がおすすめです。

  • 計画的な勉強
  • アプリで日常的に学ぶ
  • 講座で学ぶ

なぜそれぞれの勉強方法がおすすめなのか、以下で具体的に解説します。

計画的な勉強

最低でも300時間の勉強が必要とされていますが、試験は年に一度です。

仮に1日最低1時間確保するとして、一年あれば充分におさまります。

問題は計画的に勉強できるかどうかです。

社会福祉士自分一人で計画を立てる場合は、自分の勉強ペースを見極める必要があるので、少し余裕を持ってスタートを切るといいでしょう。

受験日までに余った時間は復習や過去問学習、苦手科目の強化に充てられるので、計画はゆとりを持って立てることをおすすめします。

アプリで日常的に学ぶ

グッピー

隙間時間で効率的に勉強をしたい方におすすめなのが、社会福祉士国家試験対策アプリの「グッピー」です。

社会福祉士過去5年分の過去問を、正解するまで何度もチャレンジできるサーキット・ラーニング方式で、全問に解答・解説の他、過去の正解率が付いています。

気になった問題を再確認できる便利な付箋機能に、全問終了後にはキーワード検索で苦手な問題を探すことも可能です。

また友人を誘って競争することもできるので、モチベーションアップにもつながります。

講座で学ぶ

社会福祉士学習ペースの見通しが付きにくかったり、学習計画を立てる自身がないという方は、受験対策講座を受講するのがおすすめです。

カリキュラムがあるので、自分で計画を立てなくても全科目を効率的に学習できます。

また、社会福祉士は法改正が頻繁に起こる分野です。

講座ならその点もしっかりカバーしてくれるというメリットがあります。

短期での通学講座や、自分のペースで学習できる通信講座など、自分の環境に合わせられそうな講座を探してみましょう。

資格難易度の高い社会福祉士でも合格できないことはない

資格難易度の高い社会福祉士でも合格できないことはない

社会福祉士の資格は、決して難易度が低くはありません。

しかし、しっかり学習方法を考えておけば、合格することは難しくないでしょう。

社会福祉士の資格取得に対して不安に考えているなら、まずは行動するところから始めてください。

社会福祉士動くタイミングが早ければ早いだけ、合格する可能性は上がります。

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