50代で介護業界へ転職しようと考えていませんか?
この記事では「50代が介護業界に転職する強み」について解説していきます。結論、介護業界は常に人手不足なので、50代の方は歓迎される傾向にあります。
50代で介護業界への転職を検討する際、知っておきたい「50代ならではの強み」をまとめたので、ぜひ見ていていただければと思います。
その他にも「介護の仕事」の説明や、「転職成功のポイント」「キャリアアッププラン」について説明していきますので、この記事を読んで50代からの介護業界への転職に役立てていただければ幸いです。
また「60代での介護業界への転職」について知りたい方は、こちらで解説を行っていますのでぜひ確認してみてくださいね。
50代でも介護業界に転職できる
50代は一般的に考えて転職するには遅いとされる年齢です。50代になったら定年まで今の会社で腰を落ち着けて働こうと考える方は多くいます。
しかし介護業界の場合は少し違います。50代の方でも問題なく転職できる環境があるのです。
その理由としては、以下の3つが考えられます。
- 介護職は50代転職が珍しくない
- 常に人手不足である
- これまでの豊富な人生経験を活かせる
介護職は50代転職が珍しくない
介護業界において50代の転職は珍しくありません。なぜなら常に人手不足であるからです。そのため、50代でも転職を成功させている人が多くいます。
公益財団法人介護労働安定センタ-の「令和3年度介護労働実態調査」によると、平均年齢が47.4歳。全体の20%以上が50歳以上という結果になっています。
性別 | 一番多い年代 | 占有率 | 平均年齢 |
男性 | 40~45歳未満 | 18.6% | 42.3歳 |
女性 | 50~55歳未満 | 15.8% | 49.2歳 |
そのため50歳から転職をしても同年代が多く、馴染みやすい環境であると言えるでしょう。体力的な部分にさえ問題がなければ、長く働ける可能性が十分にある業種です。
常に人手不足である
介護業界は常に人手不足です。少子化か後期高齢化社会でもあるため、これは避けられようがありません。今後改善する見込みもないでしょう。
そのため介護利用者が増えていくことは確実であり、今後介護職への重要性はますます高まっていきます。これらのことから、年齢関係なく働き手を募集している介護業界は非常に多いのが現状です。
50代でも介護業界へ転職しやすいのは、人手不足が大きな理由といえます。
これまでの豊富な人生経験を活かせる
50代で介護業界に転職する際に活かせるのが、これまでの豊富な人生経験です。介護は人と人が接する仕事のため、人間力やコミュニケーションが問われます。特に介護サービスを利用している方やそのご家族の気持ちを察して対応できるかどうかは重要です。
そういった対応力は、若者よりも社会の荒波に揉まれてきた50代の方が得意な傾向にあります。培ってきた人生経験を活かして仕事ができます。雇う側としても即戦力として期待できるので、現場としても50代の方に来て欲しいと思っているところは多いのです。
50代が介護業界へ転職する強み
介護業界への転職は、他の業界と違って50代でも全く遅くありません。介護職は人生経験があるほど有利です。その強みは以下から来ます。
- 未経験でも挑戦しやすい環境
- 前職の経験を活かしやすい
- 介護利用者との年齢が近い
- 人生経験が豊富
- 60代以上でも働ける環境
- 管理職を経験している
それぞれ詳しく見てみましょう。
未経験でも挑戦しやすい環境
介護と聞くと資格が必要に感じられますが、実際はほとんど必要ありません。近年では多くの事業所が未経験者向けの研修をしっかり行っているためです。中には資格取得を支援してくれるところもあるので、入社してからの育成体制が整っています。これは介護業界が常に人手不足であることから来ています。
実際、介護転職者のうち7割以上は未経験者です。しかし活躍している人もまた非常に多いことから、受入体制が充実しているといえます。未経験だからといって尻込みする必要がないのは、50代から転職する方にとって嬉しいですね。
前職の経験を活かしやすい
前職の経験を活かしやすいのも介護業界の特徴といえます。なぜなら、介護の仕事は幅広いため様々な仕事のノウハウを使えるからです。代表的なものとしては、以下が挙げられます。
- 接客業:利用者やご家族とのコミュニケーション
- タクシーやバスの運転手:送迎業務
- 営業:レクリエーションの企画や実施
このように前職のノウハウを活かせる機会が多くあります。そのため自分が得意だった仕事をアピールすれば、採用してくれる可能性も高くなるでしょう。
介護利用者との年齢が近い
介護利用者との年齢が近いのも50代の強みです。この点において、若者は絶対に勝てません。20代~30代だと孫世代となってしまうため、どうしてもある程度の乖離が発生します。
しかし50代ならば利用者は親世代です。相手の立場や気持ちを考えての対応もしやすいという強みがあります。利用者からしても年齢の近い方が話しやすいというのもあります。
介護利用者との年齢が近いのは、50代の大きな強みなのです。
人生経験が豊富
50代の強みとして人生経験豊富な点が挙げられます。20代~30代と比べてもほとんどの場合は様々な経験をしているため、強みになります。何かあった際の体力も段違いでしょう。若い職員の見本として活躍できます。
施設としても若者には難しいが、50代なら安心して任せられる仕事が多くあります。そのため年齢が高いほど採用面で有利に働くことも。
若手育成へと繋げられる期待感もあり、介護業界の50代はまだまだ活躍できると言って良いでしょう。
60歳以上でも働ける環境
介護業界は60歳以上でも働ける環境となっています。その大きな理由は、ひとえに人手不足です。常に人手が足りず、定年も遅いことから60歳を過ぎても活躍している方は多くいます。
現場の仕事は力仕事が多いため難しいようにも感じられますが、送迎や事務、補助は力が無くとも可能です。近年では再雇用制度もあって、70代での介護求人も見られます。生涯現役を考えている方にはピッタリの業種です。
50代が介護業界に転職する際に求められること
50代が介護業界に転職するにあたって気になるのが、何を求められているのかという点です。年齢的な面もあり、若者とはまた違った部分を選考時に見られます。特に以下の4つは重要です。
- 健康である
- 人柄が良い
- 柔軟性のある対応ができる
- 若手と気さくに話せる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
健康である
50代が転職時に見られる点に、健康かどうかがあります。これは介護職が体力勝負であり、働く人の健康状態には常に気を配っているからです。そのため一定の体力を維持している必要があります。特に利用者の介護補助や夜勤など、体力的な面で耐えられるかどうかは非常に重要です。
またもう1つ気にしたいのが健康面。50代ともなると体に不調が出始める時期です。普段から健康に気を配り自己管理している50代ならば、歓迎してくれるでしょう。
人柄が良い
人柄が良いかどうかも、50代が介護業界に転職するにおいて見られるポイントです。人と人が接する仕事であるため、人柄の良さが求められます。横柄な態度を取っている方は介護職に相応しくありません。転職を考えている方は、一度身近な人に尋ねてみるのも良いでしょう。
介護の仕事では、利用者はもちろん職員と打ち解けられるかは必ずチェックされます。介護は2人以上で行うことも多く、意思疎通を求められるからです。相手の気持ちを推し量り、円滑なコミュニケーションをできるかは介護業界で働くにあたって必ず問われます。
そのため、人柄が良い人ほど転職時に有利となります。
柔軟性のある対応ができる
柔軟性のある対応ができるかどうかも求められます。介護の仕事は対人なので、マニュアル通りにできないことがほとんどだからです。その場その場の臨機応変な対応を求められるため、柔軟に仕事ができる50代は歓迎されます。
特に40代以降は積み重ねた経験やプライドによって意固地になる可能性が高く、職場に順応できないことも。ひいてはそれが、利用者の命に関わることがあるかもしれません。
何事にも柔軟性のある対応ができるかどうかは、介護の仕事においてとても重要なのです。
若手と気さくに話せる
若手と気さくに話せるのも求められます。50代で転職となると、上司や先輩に20~30代の職員がいる可能性が高いからです。そのため、親しみやすいキャラクターかどうかは大切になってきます。
年下との円滑なコミュニケーションはもちろん、指示や指導を受ける時にも素直に聞けるかどうかは大切です。介護業界は、専門知識を持っている職員の指示に従って動くことが多くあります。そういった場合に自分流で動いてしまわないためにも、若手と気さくに話してコミュニケーションを育んでおく必要があります。
年齢性別関係なく、良い同僚として互いに信頼できる関係を築くためにも、若手と気さくに話せるかどうかは大切なのです。
50代で介護業界へ転職を成功させるポイント
50代は介護業界へ転職しやすい年代なのは先述した通りです。しかし確実に転職できるわけではありません。転職の際は以下のポイントを抑えておきましょう。
- 介護スキルや知識を身につける
- 情報収集をする
介護スキルや知識を身につける
介護業界へ転職をするのなら、介護スキルや知識を身につけましょう。50代は体力的にも衰えてく時期なので、体力にいくら自信があっても若者には勝てないからです。そのため衰えた分はスキルと知識でカバーするのです。
人の体は想像以上に重たいもの。体力にいくら自信があるからといって過信してはいけません。利用者を怪我させるのみならず、自分の体を傷めてしまう可能性があります。
そういった事態を防ぐためにも、正しい介護スキルや知識を身につけ、介護に対して正しい姿勢で臨むことが大切です。未経験でも取得できる資格を取っておくのも良いでしょう。
50代で介護業界へ転職するなら、身につけられるスキルや知識はどんどん吸収することをオススメします。
情報収集をする
転職時には必ず情報収集をしましょう。介護の現場は、施設によって大きく変わってくるからです。例えば同じデイサービスであっても、機能訓練に力を入れているのかレクリエーションに力を入れているかで大きく変わります。利用者の要介護度によっても全く違います。施設ごとの特色は必ずあるので、自分がやりたい仕事と関連する施設を選びましょう。そのためにも情報収集は大切です。
施設の情報収集には、厚生労働省「介護事業所・生活関連情報検索」を使うのがオススメ。全国の介護事業所を検索できます。
これからのキャリアプランと体力を考え、無理なく職場を見つけるためにも情報収集をしっかりやりましょう。
50代で介護業界へ転職するなら知っておきたい仕事内容
介護業界に転職するなら、まずその仕事内容を知っておく必要があります。特に介護の仕事は多岐に渡るので、未経験の方だとなかなかイメージし辛い部分があります。ここからは以下の3つにわけて詳しく見ていきましょう。
- 身体介助
- 生活補助
- 事務
身体介助
身体介助は、身体に触れる介護全般を指します。介護の仕事と聞いて多くの人が思い浮かべる仕事とも言えます。その多くが力仕事となり、以下が代表的なものです。
- 食事介助
- 排泄介助
- 入浴介助
- 更衣介助
- 移乗介助
介助される高齢者の負担にならないようにしなければならないため、できるのは国家資格を持っている人のみと決まっています。資格を持っていない方は介助の補助という形で手伝います。
例えば食事介助の場合だと、食器を並べたり食事の準備をしたりといった仕事になるでしょう。
生活補助
生活補助は、主に日常生活のサポートをします。ホームヘルパーを思い浮かべてください。実際に介護が必要な高齢者の家に出向いて、生活の補助をすることを目的としています。主な補助としては以下が挙げられます。
- 食事
- 買い物
- 掃除
- 洗濯
足腰の弱い高齢者の方のために買い物や掃除をするのが主な仕事内容です。利用者と多くの時間を共にするため、信頼関係の構築が何よりも大切となってきます。認知症の方だと更に繊細な付き合いが必要となるため、コミュニケーション能力が特に求められます。
事務
介護業界は事務の仕事も非常に多くあります。介護職員が事務を並行してこなしている施設も多いため、遅くまで事務仕事のために残業なんてことも日常茶飯事です。事務の中には介護保険の費用計算など専門知識が必要なものもあります。しかし大体は知識がなくともできるものがほとんどです。
- 電話対応
- 受付対応
- 送迎
- 病院受診の予約
- 転院の日程調整
- レクリエーションの企画・開催
- 経理
裏方の仕事ですが、無いと困る仕事ばかりです。注意したいのが、どれか1つだけの仕事をすればいいというのではない点。経理の仕事をしながら電話対応をし、送迎が必要になれば送迎するといった業務内容になります。
そのため常に忙しいのは事務職でも変わりません。
50代が介護業界に転職した時の給与体系
50代が介護業界に転職するにあたって気になるのが給与体系です。介護業界は給与が低いと言われて何年も経過していますが、近年は改善されつつあります。その大まかな金額は以下を参照ください。
役職 | 平均年収 |
介護職員 | 約372万円 |
看護職員 | 約442万円 |
訪問介護 | 約413万円 |
ケアマネージャー | 約360万円 |
相談員(ソーシャルワーカー) | 約405万円 |
厚生労働省「令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果」では、このように発表されています。ただしこれらは勤続年数を関係なく集計したものなので、転職して数年間は月収30万円に届かないと考えた方が良いでしょう。
介護業界は勤続年数が長くなるにつれて増えていくので、転職の際は現在の給与にどれくらいの年数で追いつけるのかを計算してみることをオススメします。
50代が介護業界に転職する特に知っておきたいデメリット
50代が介護業界に転職するのは、他の業界から考えても比較的簡単です。しかし実際に転職すると感じるデメリットはもちろんあります。特に以下の4つに関しては注意が必要です。
- 給与は高くない
- 肉体的・精神的にハード
- 生活リズムが乱れる
- 対人関係がストレスになる
それぞれ詳しく解説します。
給与は高くない
介護業界の給与は高くありません。これは、介護職の給与が上限の決まっている介護報酬で賄われているためです。そのためどうしても給与が頭打ちとなり、個々がどれだけ頑張っても反映されません。
通常、介護施設を利用すると介護保険が適用された金額を利用者は支払います。不足分は後で介護報酬として国へと請求をかけるわけですが、施設の給与はここから支払われます。施設が大きくなればなるほど給与は上がる計算にはなりますが、その分利用者が増え人を雇わないといけないため、結局給与は据え置きなのがほとんどです。
国もこれを問題視し処遇改善をしていますが、なかなか大きく前に進めていない状況が続いています。転職を考えている50代の方で大きな給与をもらっているのなら、間違いなく下がると考えて良いでしょう。介護業界の給与は高くありません。
肉体的・精神的にハード
介護業界は肉体的・精神的に非常にハードです。高齢者の身体補助は転倒防止などの注意が必要かつ慎重になるため、健常者の補助と比べて何倍も疲労します。近年ではリフト設備や介護ロボットの導入によって徐々に改善されてはいますが、全ての施設がそうとは限りません。導入するだけの予算が無い施設では、人力で介護しているところも多くあります。
また夜勤は少人数で行うため、緊急時には自分1人で対応・決断を迫られる場合もあるでしょう。24時間勤務の後にそのまま日勤をすることもあるため、過酷です。肉体的・精神的に決して楽な仕事ではありません。
生活リズムが乱れる
介護の仕事は生活リズムが乱れます。多くの施設が人手が足りないため、シフト勤務が安定しないからです。更に入居者のいる施設の場合、24時間体制を必ず求められます。休日ももちろん決まっていません。
日中・夜間問わず利用者のニーズに応じて勤務態勢が変わるのが介護業界です。自分の希望通りのシフト勤務ができることはまずないため、あまりにも体に負担をかけすぎると不調を来す可能性も。
介護業界に転職すると、これまで通りの規則正しい生活を送るのは無理だと考えた方が良いでしょう。
対人関係がストレスになる
介護業界は対人関係がストレスになりやすい仕事です。職員同士はもちろん、利用者との間での対人関係でストレスを感じる人が多くいます。特に認知症の方の場合、なかなか意思疎通ができずに知らないうちにストレスを溜めてしまうことも。
また介護の仕事は情報共有がとても大切です。小さなことでも共有することで、利用者の命を救う可能性があります。そのためにも人間関係の構築は非常に重要なのです。
もし対人関係が苦手な50代の方で介護業界への転職を考えているのなら、円滑なコミュニケーションができるかどうかは大きな要素となってきます。対人関係のストレスには注意しましょう。
50代から介護業界へ転職した場合のキャリアプラン
50代から転職する時に気になるのがキャリアプランです。勤続年数的にキャリアアップが難しいかもしれないと考える方もいるでしょう。しかし介護業界はキャリアップのしやすい環境です。施設によって多少違いますが、以下の流れでキャリアップができます。
- 1~3年目
- 4年目以降
1~3年目
1~3年目はキャリアアップの下積み段階となります。なぜなら介護の資格には実務経験を問われるものが多いため、その期間として割り当てるからです。3年目までしっかりと経験を積むことで、次のキャリアアップが見えてきます。
この時、ただ実務経験を積むだけではなく未経験でも取得できる資格を取ると良いでしょう。中でも代表的な資格は以下の2つ。
資格名 | オススメ度 |
介護職員初任者研修 | ★★★★☆ |
介護福祉士実務者研修 | ★★★★★ |
中でも介護福祉士実務者研修は、国家資格である介護福祉士の受験資格となっています。今後のキャリアアップを目指すのなら、そちらの資格を取ることを目標としましょう。
4年目以降
4年目以降は、介護職員としてキャリアの幅を広げて自分だけの価値を作り上げていく期間です。実務経験を3年以上積んでいるため、自分のキャリアに合わせた資格を取得できます。代表的なものは以下の3つ。
- ケアマネージャー
- 認定介護福祉士
- 社会福祉士
これらの資格は他の介護施設へ転職しても役立ちます。資格を取る以外にも、経験を積み重ねて信頼を得ることで施設内でのキャリアアップも可能です。4年目以降はキャリアアップの選択肢が大きく広がるので、1~3年目に種をまいておきましょう。
50代が介護業界へ転職する際にチェックしたい求人のポイント
50代で介護業界へ転職する際に気になるのが、求人のどの部分を見たらいいのかです。特に未経験から転職するとなると、重視するポイントがどこなのかわからないということも多いでしょう。
転職を考えている方は、まず以下の3つのポイントをチェックしてください。
- 自分に合っている施設かどうか
- 正社員にこだわらない
- 自分の強みをアピールできる
自分に合っている施設かどうか
転職を希望する求人が、自分に合っている施設かどうかをチェックしましょう。介護の仕事はどうしても心身に負担がかかるため、無理なく仕事を続けられるかどうかは重要だからです。
その際に目安としたいのが、実際に50代以上が働いている職場。離職者が多かったり若い人が多かったりする職場だと、合わずに退職していまう可能性があります。近年ではインターネットでも職場の口コミ情報があるため、そういった場所から探るのも良いでしょう。知り合いの家族で施設を利用している人がいるのなら、聞いてみるのもオススメです。
様々な情報を収集して、自分に合っている施設かどうかは必ずチェックしてください。転職後の働きやすさに直結します。
正社員にこだわらない
正社員にこだわらないのも介護業界へ転職する際に意識したいポイントとなってきます。特に50代ともなると、定年前の期間が若い人と比べてどうしても短いです。そのため正社員にこだわると転職できない可能性があります。
収入面で折り合いがつくのなら、契約社員や派遣社員なども視野に入れることをオススメします。介護施設によっては非正規雇用でも時給が高く設定されている場合があり、そうなると正社員と給与面でさほど変わらないなんてことも。
実務経験を積んで資格緒取れば、給与アップはもちろん正規雇用の可能性も高くなります。キャリアッププランをしっかり立てて、どの待遇までならOKかを決めておきましょう。
自分の強みをアピールする
自分の強みをアピールすることも忘れてはいけません。特に50代となると若手のように体力面でのアピールができないため、これまで培ってきた強みが何よりも活きます。豊富な人生経験を介護の仕事でどう活かしていくのかをアピールすることで、転職時にプラスに働きます。
特に社会人経験やコミュニケーション能力は、50代にしかないものが多くあります。年齢は決して覆せない大きな要素なので、若手にはない強みをどんどんアピールしていきましょう。
50代からでも介護業界に転職は可能
50代からでも介護業界に転職は可能です。むしろ業界でいえば50代での転職は珍しくなく、平均年齢も50歳近いため無理なく転職できるでしょう。介護業界は常に人手不足なのもあって、50代ならではの強みをアピールすることで転職しやすい環境となっています。
特に50代はこれまでの社会経験からコミュニケーション能力や培った知識・ノウハウが大きいため、即戦力として活躍できます。60代・70代でも現役で働いている方が多いこともあって、転職しやすい業界なのです。一方で50代だからこそ転職時に求められる要素があり、健康面や人柄など気をつける部分は多くあります。
また、給与面ではまだ改善しなければならない点が多いこともあって、不満を感じる可能性は否定できません。しかしながら実務経験を積んで資格を取得することで、誰でもキャリアップできる環境が整っているのも介護業界です。
転職活動にリスクはありません。50代で介護業界へ転職を考えている方は、ぜひ一度介護求人をチェックするところから始めてみてくださいね。