「介護の初任者研修ってどんな資格?」
「資格取得にかかる費用ってどのくらい?」
という疑問をおもちではありませんか?
この記事では「介護職員初任者研修」について詳しく解説していきます。
早速結論を言います。
介護職員初任者研修は誰でもチャレンジできる介護の資格の中でも取りやすい資格です。
介護の資格について調べる際、たくさん種類があって分からない場合も多いですよね。
この記事は介護をこれから始めたい方や介護の資格を取りたいけれどなんの資格をとったらいいのか分からない、という方におすすめです。
詳しく初任者研修の内容をまとめたので、ぜひ見ていただければと思います。
その他にも
・働きながら初任者研修を取得する方法
・無資格未経験での介護の仕事
・初任者研修の勉強内容
について説明していきたいと思いますので、ぜひこの記事を読んでより介護の仕事と介護職員初任者研修についての知見を広げましょう。
また「介護の仕事内容」について知りたい方は、こちらで解説を行っていますのでぜひ確認してみてくださいね。
介護職員初任者研修とはどんな資格?
介護職員初任者研修とは
「在宅・施設を問わず、介護職として働く上で基本となる知識・技術を習得する資格」です。
※厚生労働省より
介護職員初任者研修は介護のスタート資格ともいえる介護職につく方が最初に取りやすい資格です。
介護職員初任者研修は旧ヘルパー2級ともよばれています。
旧ヘルパー2級から資格の内容や名前、修了試験の追加が行われ今は介護職員初任者研修になりました。
これから介護職を始めたい方や、現在介護施設で働いているけどどんな資格をとったらいいのか分からない方などにもおすすめの資格です。
また「家族の介護のために資格を取得しておきたい。」というかたも介護職員初任者研修を受けることが増えてきています。
介護職員初任者研修は国家資格ではありません。
しかし資格を取得していることで介護の現場で正しい知識を持っていること、スキルがあることを証明してくれます。
介護職員初任者研修はもっていて損はない資格です。
ぜひこの記事を読んで介護職員初任者研修の資格取得の参考にしてみてくださいね。
介護初任者研修取得する方法と受講料
ここでは介護職員初任者研修の資格取得方法について詳しく説明していきます。
受験資格
介護職員初任者研修の受験資格は特に何もありません。
学歴や年齢、保有資格、継続勤務年数に関係なく誰でもチャレンジできる資格です。
今すぐに介護職で働かない方でも、将来的に働くかもしれないと考えている方にもおすすめの資格です。
資格取得方法
介護職員初任者研修の資格取得方法は、通信か通学のスクールの講座を受講し修了試験に合格することで取得可能。
介護職員初任者研修では130時間の講習を受ける必要があります。
講習の内容は以下のものがあります。
・職務の理解度
・介護における尊厳の保持、自立支援
・介護の基本
・介護、福祉サービスの理解と医療の連携
・介護におけるコミュニケーション技術
・老化の理解
・認知症の理解
・障がいの理解
・こころとからだのしくみと生活支援技術 基本知識の学習
・こころとからだのしくみと生活支援技術 生活支援技術の学習
・こころとからだのしくみと生活支援技術 生活支援技術講習
最短1ヶ月から取得するが可能。
週1回ほどスクールに通うか通信教育を受けます。
介護職員初任者研修のスクールは全国に多くあります。
スクールごとに毎週火曜日や水曜日、また土日や夜間など設定が違うことも。
仕事やプライベートに合わせて自分に合うスクールを探せます。
試験内容と試験難易度
介護職員初任者研修の試験内容は講習終了後に行われる修了試験です。
難易度は高くなくほとんどの人が合格出来ますよ。
しっかりと初任者研修の講習を受けていれば簡単に回答できる内容の試験になっています。
さらに万が一にも試験に合格出来なかった場合もほとんどのスクールが補修を用意していますので、介護職員初任者研修の合格率はほぼ100%となります。
安心して試験にチャレンジしてみてくださいね。
資格取得費用
介護職員初任者研修の資格取得費用は地域によって差が大きいです。
平均的な金額は約3万円から12万円程度です。
スクールによって特徴が大きく異なります。
自分の住む地域の近くや職場の近くで条件に合ったところを探してみてください。
また介護の職場では資格取得支援を行う会社も多くあります。
全額〜半額、3分の1など職場によって金額を負担してくれるかどうかも確認しておきましょう。
介護初任者研修でできること
介護職員初任者研修の資格を取得すると、いままで無資格の状態では出来なかった訪問介護を行えるようになります。
訪問介護とは?
1人で高齢者の方の自宅に行き、生活支援や身体介護を行う。
料理を作ったり掃除をしたり、時には買い出しに行くことも。
1日で5〜6件ほどの高齢者の自宅を回ることもある仕事です。
訪問介護では1人で高齢者の自宅に行きひとりひとりに合った対応を求められます。
そのため介護職員初任者研以上の資格が必要とされています。
また施設によって身体介護は介護職員初任者研修の資格が必要なところも。
資格を取得しておくと自分に自信がつき安心してサービスを提供できるようになりますよ。
介護職員初任者研修の資格取得のメリット
介護職員初任者研修の資格を取得することで得られるメリットをここでは紹介していきます。
信頼される
介護資格保有者だと職員からも利用者からも信頼して仕事を任せてもらうことが出来ます。
また自分自身もしっかりと講習をうけた上で行う介護は自信をもって利用者に提供することが出来ますよ。
給料アップ
介護の職場では資格手当がつく職場も多くあります。
その金額は時給にして30円〜50円、月額の資格手当として3千円〜5千円ほどです。
キャリアアップしやすく
資格を取得すると正社員にもなりやすくなります。
介護職員初任者研修は介護の資格の中でも一番始めに取りやすい資格です。
この資格を元に実務経験を積みながら、「実務者研修」や「介護福祉士」の資格を目指すことも出来ますよ。
また、リーダーや管理職へのキャリアアップにも繋がることも!
転職しやすくなる
介護の資格保有者は次の仕事でも面接で受かりやすくなります。
介護の現場では経験や資格はとても重要視されます。
そのため転職活動のときも資格取得は有利に働きますよ。
活躍の場所
介護職員初任者研修の資格が活躍出来る職場をここでは紹介していきます。
訪問介護
訪問介護は介護職員初任者研修以上の資格保有者しか働けません。
専門性が求められるため、資格取得は訪問介護での仕事に大きく役立ちます。
介護施設
老人ホームやデイサービス、ショートステイなどの介護施設でも介護職員初任者研修は持っておいたほうが介護技術の信頼感があり、仕事を多く任されます。
身体介護や生活介護、入浴介護などまかされる仕事も増えていきます。
病院
病院では介護職員初任者研修の資格取得では主に看護助手として雇ってもらう事が可能です。
看護助手としてベットメイキングや排泄介助、移乗介護、食事介助等を行います。
未経験無資格でも目指せる資格?
介護職員初任者研修は介護未経のかたやこれから介護を始めたいと思っている方でも取りやすい資格です。
介護のスタート資格ともいえる介護職員初任者研修で介護の基礎を学ぶことが出来ます。
「定年退職後に介護の仕事を始めたい!」
「無資格で介護の仕事をしていたけど資格を取りたい」
という方にも取りやすい資格!
難易度も高くなく合格率もほぼ100%といわれることからどんな人でもとりやすい資格です。
資格取得のスクール選びポイント
介護初任者研修を取得するスクールは全国各地にたくさんあります。
ここではスクールの選び方をご紹介します。
資格取得までの最短日数
介護初任者研修では130時間の講習を受けなければいけません。
この130時間には自宅学習と、通学が含まれています。
スクールによって介護職員初任者研修の資格が取得できる期間は変わってきます。
約1ヶ月が多いですが、通える日数や、休みがあった場合などで2ヶ月ほどになることも。
最短で介護職員初任者研修の資格を取得するために、通いたいスクールの資格取得までにかかる日数を確認しておきましょう。
また働きながら資格取得をする人は自宅学習の時間を確保しておくことも大切なポイント。
最短で介護職員初任者研修を取得する場合は短い期間で自宅学習を行い、課題を提出しなくてはなりません。
働きながらの資格取得は忙しく自分の時間も取りづらいですよね。
最短1ヶ月で介護職員初任者研修を取ることが可能ですので、計画的に自宅学習をしながら資格取得を目指しましょう。
自宅や職場からの距離
自宅や職場からなるべく近いスクールを探しましょう。
通学の負担はなるべく少ないほうが良いでしょう。
教科書や荷物のことも考えて通いやすい場所、交通アクセスの良い場所を選ぶことが大切です。
振替講習はあるか確認
介護職員初任者研修の資格取得スクールでは振替講習を行っている所も多くあります。
働きながら資格取得を目指したり、お子さんのいる方の場合急にスクールにいけなくなってしまうことも。
そんな人のために振替講習の制度がしっかりと整っているスクールを選びましょう。
就職サポートの内容を確認
介護職員初任者研修のスクールには就職サポートがある学校もあります。
「これから介護の仕事をはじめたい」
とお考えの方は、就職サポートを行っていて資格取得後に就職場所を紹介してもらえるスクールを探すのがおすすめですよ。
無料説明会に参加しよう
介護職員初任者研修では無料説明会を行っているスクールも多くあります。
まず介護職員初任者研修の資格が取得できる通いやすいスクールの資料を請求します。
資料に無料説明会の案内が同封されているので申し込みを行いましょう。
無料説明会では以下の説明を直接スクールの人から聞くことが出来ます。
・スクールの受講費用
・振替授業の案内
・資格取得後の就職サポートの内容
・割引価格などの案内
・疑問への回答
なるべく複数の無料説明会に参加することでスクール選びの失敗を避けることが出来ます。
無料説明会にいくことでスクールの場所を確認することもできますよ。
予約不要で無料説明会を行うスクールもありますので、自分の都合ので良い時間にまずは説明を聞きに行ってみましょう。
費用の確認
介護職員初任者研修の資格取得費用はスクールによって様々です。
スクール費用の割引キャンペーンを行っている学校も多くあり、介護職員初任者研修の資格取得後に就職サポートを使って就職した場合、費用の一部をキャッシュバックしてくれるスクールも。
研修、試験を含めた総合的にかかる費用を確認した上で介護職員初任者研修の資格取得スクールを選びましょう。
また職場によって費用を負担してくれるところも多くありますので合わせて確認しておきましょう。
自分のための資格ですが、なるべく初期資金は安く済ませたいですよね。
使えるキャンペーンを調べて資格取得に望みましょう。
介護職員初任者研修と実務者研修の違い
介護職員初任者研修と実務者研修はよくセットで受講できるようになっているスクールも多く存在します。
この2つの資格はどちらも国家資格ではありませんが介護の仕事においては重要な資格です。
ここでは介護職員初任者研修と実務者研修の違いについて詳しく解説していきます。
受講科目
介護職員初任者研修に比べると実務者研修の受講科目は圧倒的に多いです。
共通する科目もありますが、実務者研修の講習時間は450時間と介護職員初任者研修の130時間を大きく上回ります。
介護職員初任者研修・・・・9科目/130時間
実務者研修・・・・・・・・20科目/450時間
科目と時間で大きな差がありますのでこれから資格を取得する方は自分のとりやすい資格を選びましょう。
費用
介護職員初任者研修に比べて実務者研修のほうが費用は約4万円〜9万円ほど高くなってきます。
これから介護の仕事を始めたい、という方は介護職員初任者研修で十分に基礎を学ぶことが可能です。
また更にキャリアアップを目指したい方は実務者研修を取得するのもおすすめですよ。
介護福祉士への受験資格
実務者研修の資格を取得し介護の実務経験3年をクリアすると介護福祉士への受験資格を得られます。
介護福祉士は介護の資格の中で唯一の国家資格です。
介護職員初任者研修の資格取得だけでは介護福祉士への受験資格を得ることはできないので、介護福祉士への資格取得を考えている方は実務者研修のほうがおすすめですよ。
修了試験
介護職員初任者研修では講習終了後に学習した内容の理解度を調べるための修了試験があります。
試験問題はスクールのよって違いますが、難易度はいずれも低く設定されていることが多いですよ。
実務者研修には修了試験の義務はないため行っていないスクールも多くあります。
まとめ
いかかでしたか?
今回は介護職員初任者研修の資格取得方法や費用について詳しく解説してきました。
本記事では介護職員初任者研修について取り上げましたが、当サイトでは主に介護について取り上げています。
ぜひ他の記事も参考にしてみてください。
介護の資格取得をお考えの方はこちらから資格取得スクールを探してみましょう。