人気の介護資格ランキングTOP10｜いくつかのサイトから総合人気資格を選定

介護資格のなかで、どの資格を取得するべきか悩んでいませんか？

この記事では「人気の介護資格」について解説します。

結論、総合的に人気の高いのは、介護職員初任者研修でした。

さまざまなサイトの人気介護資格をもとにまとめたので、参考にしてください。

他にも「人気の資格を取得できるスクール」についても解説します。

ぜひ今回の記事を参考に、取得したい資格を見つけてください。

また「介護の主要資格の取り方」に関しては、こちらで解説していますのでぜひ確認してみてくださいね。

サイト別の人気介護資格講座

いくつかのサイトでは、人気資格がランキング化されています。

今回紹介するのは、以下の3つのサイト。

• ユーキャン
• BrushUP学び
• 介護求人ナビ

サイトやスクールによってランキングに違いがあるので、比較してみてください。

ユーキャンの介護資格人気ランキング

ユーキャンのランキングでは、ほかであまり見られない介護資格があります。

1. ケアマネージャー
2. 介護事務
3. 認知症介助士
4. 社会福祉士
5. 介護福祉士
6. 福祉住環境コーディネーター
7. レクリエーション介護士
8. 終活アドバイザー
9. 准サービス介助士
10. 手話入門

ケアマネジャーや介護事務など、定番の資格講座だけでなく、介護業界の枠を越えて役立つ介助士やアドバイザーなど、介護資格のバリエーションが豊富です。

1位～3位は介護資格のなかでも、比較的知名度の高い資格となりました。

BrushUP学びの介護資格人気ランキング

資格情報サイトの「BrushUP学び」では、ランキングが毎月更新されます。

1. 社会福祉士
2. 介護職員初任者研修
3. 認知症ケア
4. 福祉用具専門相談員
5. 精神保健福祉士
6. 実務者研修
7. 福祉住環境コーディネーター
8. 介護事務
9. 介護福祉士
10. 介護支援専門員

介護現場の即戦力となる社会福祉士や初任者研修は、安定して人気が高いです。

また、毎月更新しているので、人気上昇中の資格がわかります。

介護求人ナビの介護資格人気ランキング

介護求人ナビで紹介されていた、男性に人気の介護資格ランキングです。

1. 介護職員初任者研修
2. 介護支援専門員
3. 福祉住環境コーディネーター
4. 介護福祉士
5. 福祉用具専門相談員

1位は、介護の入門資格と言われる介護職員初任者研修でした。

このほかに、生活相談員の求人の要件資格である「社会福祉主事」や、言語や聴覚、嚥下に障害を持つ患者にリハビリ指示を行える、「言語聴覚士」が注目されています。

サイトやスクールによって人気資格が異なる理由

人気の資格は、サイトやスクールによって異なります。

人気の資格が異なる理由は、主に2つです。

• 取り扱っている資格が異なる
• 資格取得講座の費用が異なる

どのように違いが生じているのか、以下で解説しまｓ。

取り扱っている資格が異なる

介護関連の資格講座の種類や数は、全ての通信講座やスクールで共通して受講できるわけではありません。

例として、ユーキャンとカイゴジョブアカデミーを比較してみましょう。

大手を比較しても、数も種類も全く異なります。

ユーキャンでは人気の介護資格のケアマネジャーを扱っていますが、カイゴジョブアカデミーでは扱っていません。

反対に実務者研修や福祉用具専門相談員といった需要の高い資格講座を、ユーキャンでは扱っていないのが現状です。

資格取得講座の費用が異なる

受講費用にも違いが生じます。

介護職員初任者研修と実務者研修の受講費用を、両方扱っているスクールで比較してみましょう。

介護の資格取得にかかる費用に関しては、スクールや地域でばらつきが見られます。

値段が高いスクールは振替授業の融通や、就職サポートなど、支援面に力を入れているケースが多いです。

費用を単純に比較するのではなく、サービス内容と合わせて比較すると良いでしょう。

総合介護資格人気ランキング

介護関連で人気の高い資格を、ランキングにして紹介していきます。

「需要のある資格を取得したい」と考えている方の、参考になるでしょう。

今回のランキングは、業界での人気はもちろん、採用側から需要の高い資格、昨今注目されている資格を厳選しました。

難易度の高い資格はありますが、これから介護職に挑戦する方でも取りやすい資格もあるので、ぜひ以下のなかから取得資格を検討してください。

1.介護職員初任者研修

介護職員初任者研修は、介護に関する基本的な知識と技能を身につけられる、介護関連の入門資格です。

総学習時間130時間のカリキュラムを修了し、修了試験に合格すると取得できます。

介護の仕事で、全般的に業務に携われるほか、訪問ヘルパーや介護保険タクシーのドライバーとしての従事も可能です。

受験要件はなく、誰でも受けられる資格なので、これから介護職に挑戦する方は、ぜひ取得を検討してください。

2.ケアマネジャー

ケアマネジャー(介護支援専門員)は、利用者が適切な介護サービスを受けられるためのマネジメントを行います。

ケアプランの作成を主な業務とし、介護業界の中では給与が高く、規則的に働けるため、人気の資格です。

ケアマネジャーになるには、介護支援専門員実務研修受講試験に合格し、実務研修を修了しなければなりません。

介護福祉士や社会福祉士など資格要件を満たしている方は、キャリアアップの選択肢として検討してみてください。

3.福祉住環境コーディネーター

福祉住環境コーディネーターは、医療や福祉、建築の知識をベースに、高齢者や障害者の方に向けて快適で安全な住環境を提案するための公的資格です。

福祉施設に従事できるほか、福祉器具メーカーやハウスメーカーなど、さまざまな職場で活躍できます。

1級が年に1回、2級と3級が年に2回試験があり、それぞれ7割以上の正答率で合格できる検定試験です。

建築やリフォームを分野にしている受験者割合も多く、建築の仕事で幅を拡げたい方におすすめします。

4.介護事務

介護事務とは、介護サービスの事業所で、受付や備品の発注、介護報酬請求業務など行う事務業務です。

介護事務講座では、介護保険制度の概要や介護報酬請求業務など、即戦力になれる知識や技能を総合的に習得できます。

講座修了後「介護報酬請求事務技能検定試験」が実施されますが、テキストや教材が持込可能な試験です。

合格率は8割越えと高く難易度も低いため、介護業界未経験の方や、介護事務職の転職を検討している方におすすめします。

5.社会福祉士

社会福祉士は、福祉や医療の相談援助に関する、専門知識や技能の保有を証明する国家資格です。

活躍できる場は多岐に渡り、介護の現場だけでなく、医療機関や福祉施設全般に従事できます。

福祉系か一般の大学または養成施設を経るなど、12通りのルートのいずれかから受験資格を得て国家試験に合格すれば、資格の取得が可能です。

利用者に最適な提案をしなければならない分、責任ある仕事ですが、やり甲斐もあるので、介護を通して社会貢献に努めたいと考えている方は向いているでしょう。

6.介護福祉士

介護福祉士は、高齢者や障害者の方の日常生活を支援するための国家資格です。

福祉系高校ルートか養成施設ルート、実務経験ルートのいずれかで受験資格を得られ、国家試験を突破すれば取得できます。

専門性が高いため、得られるメリットはキャリアアップやスキルアップなどと多いです。

介護業界でキャリアプランを積んでいくのであれば、取得しておくべき資格と言えます。

7.福祉用具専門相談員

福祉用具専門相談員とは、介護保険の指定を受けている福祉用具の貸与事業所や販売店で、2名以上の配置が義務付けられている専門のアドバイザーです。

全50時間のカリキュラムで構成されている指定講習を受講し、修了試験に合格すると資格を取得できます。

貸与事業所や販売店のほか、特別養護老人ホームや介護老人保健施設での従事が可能です。

最適な福祉用具を提案するために、利用者やその家族、ケアマネジャーや介護職員などからしっかり情報を集めなければなりません。

信頼関係の構築も重要なため、コミュニケーション意欲が高く、人と接する仕事が好きな方に向いています。

8.認知症介助士

認知症介助士は、認知症に対する正しい知識や正しい接し方を習得できる資格です。

学習時間の目安は90時間程度で、検定試験で30点満点中21点以上の得点で合格できます。

介護や福祉の現場だけでなく、認知症の方が安心できる環境づくりのために、幅広い人たちをターゲットに作られました。

日常生活で認知症の方への接し方が学べるので、介護職に活かしたい方はもちろん、接客業などで認知症の方への対応力をつけたい方にもおすすめします。

9.実務者研修

介護職員初任者研修の上級資格で、かつてのホームヘルパー1級に相当する資格です。

喀痰吸引や経管栄養の医療的ケアを含む、より専門的な介護の知識と技能を身につけられます。

450時間に及ぶカリキュラムの受講を修了すれば取得が可能ですが、初任者研修を修了している場合は130時間免除。

サービス提供責任者の認定要件のひとつであり、実務経験ルートで介護福祉士を目指した場合の資格要件でもあるので、無資格からのキャリアアップを目指したい方におすすめです。

10.レクリエーション介護士

レクリエーション介護士は、高齢者の生活の質を向上させるため、楽しめるレクリエーションを企画し、提供できる能力の保有を示す民間資格です。

1級と2級があり、2級ではレクリエーションの基本的な技術や考え方、1級ではより高度な知識やアレンジ力、対応力について学べます。

2級はマークシート式の試験で正答率60%以上で合格です。

上級職になる1級では、4日間の講座受講に現場実習と提出物、実技と筆記の試験で60％以上得点できれば合格できます。

趣味や特技をレクリエーションに直結できるので、介護の仕事に個性を活かしたい方におすすめです。

人気の介護資格を取得するのにおすすめのスクール

人気の介護資格を取得する際の、おすすめスクールを紹介します。

資格の幅が広いスクールや実績のあるスクールや、サポート体制が充実しているスクールを選びました。

それぞれのスクールの特徴を紹介や、受講できる講座について解説します。

ユーキャン｜幅広い講座数が魅力

通信講座大手のユーキャンの強みは、幅広い開講講座の数と種類です。

定番の講座だけでなく、介護未経験の方でも取りやすい資格や介護職員として仕事の幅を拡げられる資格など、豊富に揃っています。

• ケアマネジャー
• 社会福祉士
• 介護福祉士
• 介護事務
• 福祉住環境コーディネーター
• レクリエーション介護士
• 認知症介助士
• 准サービス介助士
• 介護口腔ケア推進士
• 介護予防健康アドバイザー
• 介護食アドバイザー
• 子ども発達障がい支援アドバイザー
• 高齢者傾聴スペシャリスト
• 手話入門
• 音楽健康指導士
• 終活アドバイザー
• 看取りケアパートナー

資格が豊富にあるため、働きながら取得できるものや、自身のレベルに無理なく挑戦できる介護資格に出会えるかもしれません。

自身の個性を介護に活かせるか悩まれている方は、ユーキャンで資格を探してみましょう。

ベネッセスタイルケア

開講講座は介護資格の定番のみですが、20年以上の実績と充実したサポート体制で、受講者から95％の満足度を獲得しています。

• 介護職員初任者研修
• 介護福祉士実務者研修
• 介護福祉士国家試験対策講座

ベネッセは、全国に介護施設や事業所を運営しているので、就職やキャリアアップに強いのが特徴です。

初任者研修修了後にベネッセに入社すれば、受講料のキャッシュバックを受けられたりスクーリングを無料振替が利用できたりと、受講の支援制度が整っています。

教育のベネッセならではのノウハウが詰まったカリキュラムなので、介護の仕事に一から挑戦したい方におすすめです。

人気の介護資格の取得を目指しましょう

介護資格の取得に悩んでいるなら、まずは人気資格を取得してみましょう。

人気が高い資格は、それだけ需要があるとも言えるので、転職にも役立つでしょう。

また、1から介護の仕事を目指す方も、人気資格を取得しておけば、就職先の幅が広がります。

比較的難易度の低い資格もあるので、ぜひ今回の記事を参考に、資格取得を目指してください。