理学療法士の志望動機の伝え方について悩んでいませんか?
この記事では「理学療法士の志望動機例」について解説します。
結論、志望動機はどのように相手にメリットを感じさせるかが重要です。
自分の話ばかりではなく、細かいポイントからあなたの魅力・採用するメリットを感じさせるような志望動機を伝えましょう。
その他にも「採用担当がチェックするポイント」「志望動機の注意点」についても解説します。
ぜひこの記事を参考に、理学療法士の転職を成功させてください。
また「理学療法士の転職先」について知りたい方は、こちらで解説を行っていますのでぜひ確認してみてくださいね。
PTOTSTワーカーは、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士に特化した転職サービスです。
専任アドバイザーがつくので、履歴書の書き方から志望動機まで、しっかりサポートしてくれます。
理学療法士の志望動機で採用担当がチェックするポイント
理学療法士の転職志望動機で、採用担当者がどこを見ているのか解説します。
採用担当者がどこを見ているかわかれば、どんなポイントを重視するべきかわかるでしょう。
主なポイントは以下の4つです。
- 人柄
- 転職先のことを把握できているか
- 理学療法士としての経験
- 理学療法士としての想い
採用担当者の多くは、これらのポイントを重視しています。
なぜそれぞれのポイントが大事なのか、以下で解説していくので、志望動機を考える際の参考にしてください。
人柄
志望動機では、人柄を重視されます。
理学療法士の仕事は、一般的な介護スタッフとは異なりますが、コミュニケーション能力は必要です。
実際の現場では、スタッフ同士や利用者とのコミュニケーションが重要なので、人柄が悪印象だと採用されない可能性が高まるでしょう。
また、人柄というのは、志望動機だけではなく、履歴書の書き方にも反映されます。
どうしたら相手に伝わるかを重視して、志望動機の内容、履歴書の書き方を考えてみましょう。
転職先のことを把握できているか
転職先をどの位把握しているかというのは、とても重要なポイントになります。
転職先の理念や仕事内容を理解できていないと「他の施設でも良いのでは?」と思われてしまうためです。
たとえば、施設の理念について触れると良いでしょう。
「施設の理念に共感した」「このような働き方が良いと感じた」「このような取り組みを一緒にしてみたいと思った」など、転職先を把握しつつ、良いと思ったポイントを伝えると、好印象になります。
理学療法士としての経験
理学療法士としての経験も重要視される部分です。
理学療法士としての経験が豊富であれば、どのような経験があるかを伝えておきましょう。
未経験・1年未満の経験・3年以上の経験では、採用担当の印象は大きく変わります。
また、経験を通して培ってきた内容や、今後転職先で経験をどのように活かしていきたいかを伝えるのも重要な部分です。
ただ「経験豊富」と伝えるだけでは魅力的な志望動機にはならないので、できるだけ具体的に伝えるよう意識してみましょう。
理学療法士としての想い
採用担当は、仕事への熱意も見ています。
自身の仕事に対して誇りを感じているかどうか、今度理学療法士としてどのようになりたいかというのは、今後一緒に仕事をする上で重要な部分です。
熱意の部分に関しては、言葉の通り「熱」を大事にしてください。
綺麗にまとめた内容も大事ですが、用意してきたような内容だけでは、感情が伝わりません。
気持ちを伝える部分なので、比較的自由に伝えて良いでしょう。
理学療法士の志望動機で重要なポイント
理学療法士の志望動機で、必ず伝えておきたいポイントを解説します。
志望動機は、考えているうちに、さまざまな内容を盛り込んでしまいがちです。
しかし、重要なポイントを伝えられなければ意味がありません。
とくに大事なポイントは、以下の3つです。
- 理念への共感
- なぜこの施設なのかを明確にする
- 採用するメリットをアピールする
志望動機でどんな内容を記載するべきか迷った際は、これら3つを伝えるようにしてください。
以下で、なぜそれぞれが重要なのか解説します。
理念への共感
施設には、それぞれ理念があります。
理念というのは、施設の一番大事にしている部分と言っても過言ではありません。
そのため、理念への共感は、好印象につながります。
各施設の理念は、ほとんどの場合施設の公式サイトに記載されているので、事前にチェックしておきましょう。
ただし「理念に共感しました」の一言だけでは伝わらないので、具体的にどんな部分に共感し、どんな印象を持ったのか具体的に伝えるようにしてください。
なぜこの施設なのかを明確にする
志望動機で大事なのは「なぜその施設を選んだのか?」「なぜその施設でなければいけないのか」です。
たとえば「理学療法士として働きたい」という理由だけでは「他にも理学療法士を募集している施設はあります」と思われてしまいます。
施設を選ぶ理由として、以下のような内容が良いでしょう。
- 理念
- 働き方
- 施設の取り組み
- 利用者との接し方
- スタッフ教育
これらを伝える際は「ここが良いと感じた」だけではなく「このような点が他社にはなく、魅力的に感じた」というように、具体的な伝え方を意識しましょう。
採用するメリットをアピールする
採用担当は、あなたを採用するメリットを感じなければ採用しません。
どれだけ理念や気持ちを伝えても、相手に伝わるのは「人柄」だけです。
重要なのは、あなたを雇ってどのようなメリットが発生するかなので、強みをしっかりアピールしましょう。
たとえば、理学療法士としてなにができるのか、プラスαでどんな業務ができるのかも、施設側にとってのメリットになります。
自身の強みを理解して、メリットとしてアピールしましょう。
転職パターン別理学療法士の志望動機例
実際にどのような志望動機を伝えるべきか、いくつかの例を紹介します。
転職の理由によって志望動機は異なるので、今回は以下のパターン別で分けました。
- 転職でスキルアップしたい際の志望動機
- 結婚を理由に転職する際の志望動機
- 医療分野から介護分野へ転職する際の志望動機
- 転職回数が多い場合の志望動機
他にもさまざまなパターンは予想されますが、4つの例を理解しておけば、別の状況でも応用できるでしょう。
もちろん、参考例なので、そのまま使わないように気を付けてください。
あくまで参考にして、自分自身のオリジナルな志望動機を考えましょう。
転職でスキルアップしたい際の志望動機
スキルアップが理由の転職の際、志望動機では「どうなりたいか」を明確に伝えましょう。
ただ「スキルアップしたい」だけでは、どのような職種でどう成長していきたいか伝わりません。
例文は以下の通りです。
前職は、理学療法士として〇〇に勤めていました。しかし、〇〇では対応できる症例に限りがあるため、〇〇の分野を経験することができず、転職を決意しました。御院は、幅広い症例に対応しているとのことでしたので、今回志望させて頂きました。また、前職ではスタッフとして従事してきましたが、御院ではマネージメントや管理業務にも携わっていきたいと考えております。 |
スキルアップの場合は、なぜ前職でやりたいことができなかったのか、転職先でどのようなスキルアップを考えているかを伝えましょう。
結婚を理由に転職する際の志望動機
結婚を理由に転職する際は、素直に理由を伝えましょう。
結婚して職が変わったり、住まいが変わることは、決してデメリットにはなりません。
例文は以下の通りです。
私はこれまで都内の病院で理学療法士として勤務していましたが、この度結婚を機にこちらへ転居して参りました。前職での経験を基に、新天地でも地域に密着しながら即戦力となれるよう努めていきたいと考えております。 |
また、結婚による転居ではなく、子どもができた場合や生活が変わった場合は「前職は家庭との両立が難しい職場だった」と伝えておきましょう。
多少マイナスに働いてしまう場合もありますが、後々条件のすれ違いがおきないためにも、伝えておくべき部分です。
医療分野から介護分野へ転職する際の志望動機
医療分野から介護分野へ転職する際は、なぜ介護施設が良いのかをアピールしましょう。
あくまで医療分野の文句にならないように注意してください。
例文は以下の通りです。
私は今まで医療施設で理学療法士として勤務してきました。しかし、医療施設では患者さんとのコミュニケーションを図るのが難しかったため、自分の働きたいのは介護施設ではないのか?と疑問を感じるようになりました。それから介護施設の求人を検索し、御院は利用者様とのコミュニケーションを重視しているとのことで志望致しました。 |
「医療分野と介護施設との違い」「介護施設のなかでもなぜこの施設なのか」を明確にしましょう。
転職回数が多い場合の志望動機
転職回数が多い場合は、マイナスのように伝えるのはNGです。
たとえば「医療分野も自分とは合わなかった」「訪問リハビリも自分とは合わなかった」と伝えると「当院も合わないと思ったらすぐに転職してしまうのでは?」と思われてしまいます。
あくまでマイナスではなく、ポジティブな言い方に変えましょう。
例文は以下の通りです。
私は今まで〇や〇・〇にて、〇年経験を積んできました。さまざまな分野を経験しながら、知識やスキルを付け、どんな状況でも臨機応変に対応ができる力を身に付けました。御院の働き方や理念を拝見させて頂き、私のこれまで培った経験を活かせるのではないかと考え、志望させていただきました。 |
「転職を繰り返している」ではなく、さまざまな経験をしてきていると伝えたり、転職をした結果どのようなスキルが身についたかを伝えると、マイナスな内容も活かせる内容になります。
理学療法士の志望動機注意点
志望動機を伝える上で、注意しておきたい部分を2つ解説します。
大前提として、自分の言葉で丁寧に伝える内容が大事です。
とくに注意しておきたいのは、以下の2つ。
- ありきたりな内容は避ける
- 文章の組み立てを考えておく
どれだけ考えた志望動機でも、これらを注意しないと、転職先にまったく内容が伝わりません。
伝わらないどころか、マイナスな印象に働いてしまう場合もあるので、注意しましょう。
それぞれどのように気を付けるべきか、以下で解説します。
ありきたりな内容は避ける
志望動機は、必ず自分の言葉で自分らしく伝えましょう。
理学療法士の志望動機に関する例文は、インターネットで検索すればいくつも出てきます。
そのため、同じような志望動機になってしまう可能性もあるでしょう。
同じような内容では「ありきたりな内容」「同じような志望動機」「どこかで見たんだろうな」と、マイナスな印象になります。
ある程度の文章構成が似てしまう分には仕方ありませんが、基本的には自分の経験や気持ちを伝えられるような、オリジナルな内容を意識しましょう。
文章の組み立てを考えておく
人になにかを伝える際には、文章の組み立ても考えておきましょう。
どれだけ良い志望動機でも、回りくどい言い方や、文章の組み立てが上手くできていないと、相手に伝わりません。
一般的によく言われているのは「5W1H」を意識した伝え方です。
- When……いつ(時間)
- Where……どこで(場所)
- Who……誰が(主体)
- What……なにを(行動)
- Why……なぜ(理由)
- How……どのように(手段)
他にも、PREP法やSDS法のような伝え方があります。
- Point……結論
- Reason……理由
- Example……例
- Point……結論
SDS法は以下の通りです。
- Summary……要点
- Details……詳細
- Summary……要点
これらの伝え方を使えば、より相手に伝わりやすい志望動機になるでしょう。
理学療法士の転職ならPTOTSTワーカーがおすすめ!
理学療法士の転職なら、PTOSTワーカーがおすすめです。
PTOSTワーカーは理学療法士・作業療法士・言語聴覚士に特化した転職サービス。
全国どこでも理学療法士の求人の検索が可能で、他にも以下の方法で絞り込みできます。
- 職種
- 雇用形態
- 給与
- 施設形態
- こだわり条件(休日・駅チカ・託児所など)
さらにフリーワード検索も可能なので、必ず自身に合った求人が見つかるでしょう。
専任のアドバイザーがつくので、志望動機が不安な方でも、徹底的にサポートしてくれます。
理学療法士の転職で志望動機は重要
理学療法士の転職では、志望動機をしっかり考えましょう。
新卒就職ではなく、あくまで転職なので「なぜ前職を辞めてこの仕事に就くか」は重要なポイントになります。
他業種からの転職でも、気持ちや人柄、強みが伝われば、採用の可能性は高くなるでしょう。
ぜひ今回の記事を参考に、アピールできる志望動機を考えてみてください。
PTOTSTワーカーは、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士に特化した転職サービスです。
専任アドバイザーがつくので、履歴書の書き方から志望動機まで、しっかりサポートしてくれます。