介護福祉士ファーストステップ研修は、介護福祉士が更にステップアップするための研修!
この記事では、介護福祉士ステップアップ研修の受講内容やメリットについて解説していきます。
介護福祉士ファーストステップ研修はどんな研修?受講する方法は?受講するメリットとは?
介護福祉士ステップアップ研修でスキルアップして充実した介護ライフを歩みましょう!
介護福祉士ファーストステップ研修とは?受講するメリットは?
難関資格とされる介護福祉士ですが、「介護福祉士ファーストステップ研修」は介護福祉士の資格をさらに活用するための研修です。
資格は取得することが目的ではなく、いかに活用できるかが重要です。
介護福祉士ファーストステップ研修を上手く活用することで、社会福祉に貢献できる介護人材に成長できるでしょう。
介護職チームのリーダー!
介護福祉士は「公益社団法人日本介護福祉士会」が運営する研修です。
介護のプロである介護福祉士が更にレベルアップするための研修であり、介護福祉士がスキルアップすることによって介護がレベルアップすることを目的としています。
介護業界では様々な人材が活躍していますが、リーダーとして多くの人材を引っ張っていける人材が必要とされています。
介護福祉士ファーストステップ研修は、介護のリーダーとなる人材を育成するための研修です。
「介護福祉士ファーストステップ研修」は、従来のケアモデルを転換し「尊厳を支えるケア」を実行するための役割と能力を備えた介護福祉士のキャリアアップならびに、小規模チームのリーダー養成等を目的としている。
日本介護福祉会
「公益社団法人日本介護福祉士会」は、日本で唯一の介護分野の国家資格である介護福祉士有資格者による職能団体です。
介護福祉士による団体であり、介護福祉士自身の手によって国民の福祉増進に寄与することを目的としています。
日本介護福祉会では「介護福祉士ファーストステップ研修」の運営だけでなく、様々な社会貢献事業に取り組んでいます。
介護福祉士の仕事内容
介護福祉士は、介護サービスを必要としている方の日常サポートだけでなく、介護に向き合う人々の人生や生活と向き合う仕事です。
介護の知能や技能を取り扱う専門職として、プロフェッショナルとしての倫理観を持つことが介護福祉士の務めといえるでしょう。
介護福祉士になるには?
介護福祉士ファーストステップ研修を受けるためには、まず介護福祉士の資格を取得することが前提となります。
介護福祉士に受かるためには数年の実務経験や養成所などでの教育を受けたうえで、介護福祉士国家試験に合格しなくてはなりません。
実務経験ルートで受験する場合、「実務者研修」が必要になるなど厳しい要件が課されています。
介護福祉士になるための条件やルートについては、以下の記事で解説しています!
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介護福祉会ファーストステップ研修の内容
介護福祉士ファーストステップ研修では、介護サービスを運営するために必要な学習をします。
介護や福祉に関する知識だけでなく、現場マネジメントの観点におけるスキルを高める内容です。
単に知識として介護福祉の知識を持っているだけでなく、現場で実践できる介護スキルを身に着けられます。
受講内容
介護福祉士ファーストステップ研修の受講内容は、基礎的な介護知識は既に持っている介護福祉士が対象です。
社会福祉や介護福祉の考え方に基づいて、小規模チームのリーダーとして介護業界を引っ張っていける人材を育成することが目的です。
また、介護福祉士のキャリア形成において、実習で学んできたことを言語化して振り返っていくきっかけにもなる内容になっています。
カリキュラム
介護福祉士ファーストステップ研修は全部で200時間の講習内容です。
受講カリキュラムは以下の通りです。
「ケア」領域、「連携」領域、「運営管理基礎」領域の3領域で構成されています。
また、講習以外にも自宅学習が100時間程度設定されており、演習の後にも自発的な学習を促す内容です。
- 「ケア」領域
- 「連携」領域
- 「運営管理基礎」領域
領域 | 例示 | 時間 |
「ケア領域」 | 1.利用者の全人性、尊厳の実践的理解と展開 | 16 |
「ケア領域」 | 2.介護職の倫理の実践的理解と展開 | 16 |
「ケア領域」 | 3.コミュニケーション技術の応用的な展開 | 16 |
「ケア領域」 | 4.ケア場面での気づきと助言 | 24 |
「連携」領域 | 5.家族や地域の支援力の活用と強化 | 16 |
「連携」領域 | 6.職種間連携の実践的展開 | 16 |
「連携」領域 | 7.観察・記録の的確性とチームケアへの展開 | 16 |
「運営管理基礎」領域 | 8.チームのまとめ役としてのリーダーシップ | 16 |
「運営管理基礎」領域 | 9.セーフティマネジメント | 16 |
「運営管理基礎」領域 | 10.問題解決のための思考法 | 16 |
「運営管理基礎」領域 | 11.介護職の健康・ストレスの管理 | 16 |
「運営管理基礎」領域 | 12.自職場の分析 | 16 |
「ケア」領域
「ケア」領域では、小規模チームのリーダー的な職員として、的確な判断や対人理解に基づいた尊厳を支えるケアを実践するべく、以下の事項を学びます。
- 利用者の全人性、尊厳の実践的理解と展開
- 介護職の倫理の実践的理解と展開
- コミュニケーション技術の応用的な展開
- ケア場面での気づきと助言
「連携」領域
「連携」領域では、介護過程の適切な管理や他職種との連携、地域との連携など様々な連携によるチームケアを推進するべく、以下の項目を学びます。
- 家族や地域の支援力の活用と強化
- 職種間連携の実践的展開
- 観察・記録の的確性とチームケアへの展開
「運営管理基礎」領域
「運営管理基礎」領域では、サービスマネジメントの観点で実践的な学習をします。
サービス管理・運営管理の基礎となる知識や方法を学ぶべく、以下の事項を学びます。
- チームのまとめ役としてのリーダーシップ
- セーフティマネジメント
- 問題解決のための思考法
- 介護職の健康・ストレスの管理
- 自職場の分析
自職場等課題
研修時間のうち100時間を自職場等課題、通信学習とできます。
自職場等課題は事前学習あるいは事後学習として設定可能。
事前課題では、演習テーマに沿った実践の課題や自職場等での調査を行います。
事後課題では、演習の後に学んだことを実践し、その結果などをまとめます。
研修の実施期間
研修は月1回~2回通学し、6カ月あるいは1年の期間をかけて修了するなどの方法があります。
介護福祉会ファーストステップ研修を受講するまで
介護福祉士ファーストステップ研修を受けるためには所定の申込手続きが必要です。
受講資格 | 介護福祉士として2年以上の実務経験を持つ方 |
受講料金 | 会員:5万円~8万円 非会員:10万円~15万円 |
受講資格は?
介護福祉士ファーストステップ研修は介護福祉士の資格を既に取得済みで、ある程度の実務経験のある方向けの研修です。
そのため、原則として介護福祉士取得後2年程度の実務経験を持つ方を対象とします。
この期間はあくまでも目安であるため、実際には2年以上経過している方でも構いません。
受講料金は?
介護福祉士ファーストステップ研修の受講費用は「日本介護福祉会」の会員であるか、そうでないかによって異なります。
会員である場合は5~8万円ほど、非会員である場合は10万円~15万円という料金が相場です。
申し込み方法
介護福祉士ファーストステップ研修は、事前に介護福祉士協会会に研修実施に係る申請を行ったところが実施されます。
研修実施申請を受け付けた団体については、以下のページをご参照ください。
関連する資格
介護業界には様々な資格があり、それぞれ段階を踏んでステップアップしていけるものです。
介護に関する資格を取得することで、介護知識を身に着けるだけでなく、実際の業務に役立てる内容となっています。
介護福祉士実務者研修
介護福祉士実務者研修、通称「実務者研修」は介護実務に関して質の高いサービスを提供するための研修です。
全部で450時間のカリキュラムをこなすことで、質の高い介護人材へと成長できる、介護業界で働く人たちの登竜門ともいえる資格です。
実務者研修を取得することで、介護福祉士の受験資格を得られるなど、介護職としてステップアップしていくには必須の研修資格といえるでしょう。
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介護福祉士
介護福祉士は介護に関するプロフェッショナルのこと。
介護に関する唯一の国家資格であり、介護サービスを向上する役割を持ちます。
介護福祉士ファーストステップ研修などでスキルアップを行います。
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認定介護福祉士
認定介護福祉士は介護福祉士よりも専門的な介護知識についての民間資格です。
介護福祉士がさらにスキルアップするために必要な知識を身に着け、介護サービスのレベル向上に努めます。
原則として、介護福祉士として5年以上の実務経験が必要とされ、ハイレベルな介護人材へ成長するのに役立つでしょう。
介護支援専門員(ケアマネージャー)
介護支援専門員は通称「ケアマネージャー」ともいい、介護保険におけるケアマネジメントを行う仕事です。
ケアマネジメントとは、介護現場においてサービス利用者やホームヘルパーなどと連携して介護サービスを作り上げていくこと。
介護支援専門員になるには長期間の現場経験と介護福祉に関する知識が必要とされます。
受験資格も、介護福祉士をはじめとする国家資格に5年以上従事することが条件となっており、介護福祉士の上位資格といえるでしょう。
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資格をとって転職活動!
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介護福祉士ファーストステップ研修でステップアップ!
介護福祉士ファーストステップ研修の目的や受講内容などを見ていきました。
介護のプロである介護福祉士が専門の知識を活用してレベルアップしていくには、専門的な学習が必要です。
介護福祉士ファーストステップ研修では、介護現場でリーダーシップを発揮するために必要な知識や技能などを身に着けられるものです。
社会貢献度の高い介護福祉の知識や技能を身に着けることで、介護の仕事にも責任感が増すでしょう。
資格をとったら転職活動!
ハイレベルな介護スキルを持つ介護人材はどの企業にとっても貴重な存在です。
資格をとることで知識や技能を身に着けて、転職活動によって充実の介護ライフを過ごしてください!