自立支援教育訓練給付金について詳しく知りたいと悩んでいませんか?
この記事では「自立支援教育訓練給付金」について解説していきます。
結論、自立支援教育訓練給付金とは、父子家庭や母子家庭などのひとり親を対象にしている支援制度のことを指します。
他にも「自立支援教育訓練給付金の申請方法」や「自立支援教育訓練給付金の注意点」についても解説します。
ぜひこの記事を参考に、自立支援教育訓練給付金の理解を深めてみてください。
また「介護職員初任者研修の費用・価格の比較」について知りたい方は、こちらで解説を行なっていますので、ぜひ確認してみてください。
自立支援教育訓練給付金とは
自立支援教育訓練給付金とは、就業を目的とした能力開発を実現するために、母子家庭や父子家庭のひとり親を対象にしている制度のことを指します。
具体的に自立支援教育訓練給付金について、下記項目について解説していきます。
- 対象者
- 支給額
- 指定口座
- 高等職業訓練促進給付金と併用可能
また、自分自身が自立支援教育訓練給付金を利用できるかどうかあらかじめ確認をしておきましょう。
対象者
自立支援教育訓練給付金の対象者については、以下のとおりです。
- 母子家庭の母
- 父子家庭の父
- 20歳以下の者を扶養している方
- 過去に自立支援教育訓練給付金を受給していない方
- 資格・経験・スキルなどの状況をから判断して、必要と認められた方
基本的に、上記の項目をすべて満たすことが必要になります。
また、地域によって、自立支援教育訓練給付金の対象者が異なる場合があるため、事前に自分自身が住んでいる自治体に確認しておくことをおすすめします。
支給額
自立支援教育訓練給付金の支給額は、受講費用の60%とされています。
具体的には、12,000円以上でなければ支給されることはなく、上限は年間200,000円としており、合計金額は800,000円までと定められています。
支給額についても、地域によって多少異なる場合があるため、自分自身が住んでいる自治体に確認しておきましょう。
指定講座
自立支援教育訓練給付金の社会福祉・保険衛生分野の主な指定講座については、以下のとおりです。
- 介護職員初任者研修
- 介護福祉士
- 実務者養成研修
- 社会福祉士
- 介護支援専門員(ケアマネジャー)
- 保育士
- 精神保健福祉士
- 喀痰吸引等研修修了
- 福祉用具専門相談員
- 柔道整復師
- はり師
- 言語聴覚士
- 理学療法士
- 作業療法士
- 登録販売者
- 看護師
- 准看護士
- 看護教員
- 管理栄養士
- 栄養士
- 同行援護従事者
- 救急救命士
- 歯科衛生士
- 歯科技工士
- 衛生管理者免許試験
- 視能訓練士
- 特定行為研修
- 移動支援従事者
- 臨床工学技士
上記以外にも、指定講座は多くあるため、自分自身が受講したいと思っている講座があれば、あらかじめ確認しておきましょう。
また、厚生労働省のホームページでは、「厚生労働大臣指定教育訓練講座検索システム」があるため、効率よく探すことができるため、利用することをおすすめします。
最新に追加される指定口座もあるため、厚生労働省のプレスリリースも事前に確認しておきましょう。
高等職業訓練促進給付金と併用可能
高等職業訓練促進給付金は、自立支援教育訓練給付金と併用することが可能です。
そもそも、高等職業訓練促進給付金とは、母子家庭や父子家庭の親が、就職するために有利な資格を取得するために、1年以上育成機関に通うことが必要な場合に、毎月訓練促進費を支給する制度のことを指します。
対象者については、令和3年4月1日〜令和5年3月31日までに養成機関で受講する方が支給対象者とされています。
最大で月額100,000円を支給されることができ、上限で4年間可能です。
長期間の講習や実習が必要になる看護師や理学療法士、看護福祉士などが該当とされています。
自立支援教育訓練給付金の申請方法
自立支援教育訓練給付金の申請方法についてあらかじめ把握しておくことで、申請のやり直しなどを予防することが可能です。
具体的な自立支援教育訓練給付金の申請方法については、以下の項目を紹介します。
- 提出書類
- 申請手順
これから自立支援教育訓練給付金の申請を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
提出書類
自立支援教育訓練給付金の申請に必要な提出書類については、以下のとおりです。
- 個人番号カード(マイナンバー)
- 受講講座の案内書(金額・受講期間のわかるもの)
- 児童扶養手当証書の写し(受給されている方)
- 申請者および児童の戸籍謄本または抄本
- 申請者の属する世帯全員の住民票の写し
- 申請者の前年(1月から7月までに申請する場合には、前々年)の所得の額などについて市町村長(特別区の区長を含む。)の発行する証明書
- ハローワークが発行する「教育訓練給付金支給要件回答書」
指定講座を受講する前日までに申請が必要になり、教育訓練終了後についても、支給を受けるための申請が必要になります。
また、通知カードについては、パスポートや運転免許証などの公的証書が必要です。
地域の自治体によっては、提出書類を省略できる場合があるため、あらかじめ確認をしておきましょう。
申請手順
自立支援教育訓練給付金の申請手順については、以下の手順で行われます。
- ハローワークや専用窓口にて手続き
- 資格取得スクールへ申請
- 指定講座の受講
- 支給申請
- 給付金支給
ハローワークや専門窓口で自立心教育訓練給付金の対象者であるかどうかの確認する期間は、2周間から1ヶ月かかるため、なるべく早く講座を受講したい場合には、早めに手続をするようにしましょう。
資格取得スクールへ申請を行なう際には、申請方法が異なるため、事前に確認しておくことで、トラブルを未然に防ぐことにも繋がります。
また、支給申請については、講座受講終了後30日以内に申請をすることが必要になるため、あらかじめ注意が必要です。
自立支援教育訓練給付金の注意点
自立支援教育訓練給付金の注意点については、指定講座を受講する前に事前相談が必要になるため、あらかじめ注意が必要です。
基本的に、自立支援教育訓練給付金を支給してもらうためには、事前相談を行い、職業経歴や希望職種などを聞いて、総合的に自立支援教育訓練給付金の必要性の判断を行います。
その際に、自立支援教育訓練給付金の必要性が無ければ、申請を受付けることができません。
また、事前相談で指定講座の内容などを確認する場合があるため、参考書類などを持参しておくことで、スムーズに事前相談を行なうことが可能です。
おすすめの資格取得スクール3選
おすすめの資格取得スクールについてあらかじめ理解しておくことで、自立支援教育訓練給付金の指定口座を探す手間を減らすことにも繋がります。
具体的なおすすめの資格取得スクールについては、以下3つが挙げられます。
それぞれの資格取得スクールについて、特徴や口コミなどを踏まえて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 未来ケアカレッジ
未来ケアカレッジは、全国で80教室以上を展開している大手介護資格取得スクールです。
具体的に、未来ケアカレッジで利用することができる資格講座については、以下のとおりです。
- 介護福祉士筆記試験対策講座(通学コース)
- 介護福祉士筆記試験対策講座(WEBコース)
- 介護福祉士筆記試験 公開模試
- ケアマネジャー試験対策通学講座
- ケアマネジャー試験対策通学+WEB講座
- ケアマネジャー試験対策WEB講座
- 登録販売者試験対策講座
上記以外にも、数多くのスキルアップ講座も取り扱っているため、一人ひとりの要望に合った講座を見つけることができます。
また、専属コーディネーターから充実した就職サポートも受け取ることができるメリットも挙げられます。
未来ケアカレッジの口コミ
未来ケアカレッジは費用が他社の講座と比べてとにかく安く、周りの方も値段で決めたという方が大勢いらっしゃいました。
安くても講師の方々は丁寧に熱心に教えてくださり、授業内容についての不満はありませんでした。
講師から説明を受けるだけではなく、自分達で考えて学ぶことができるように、グループディスカッションが多く行われたのが印象強いです。
修了試験は、毎回出席して課題も出していれば難なく合格できるような難易度でしたし、一緒に受講した方は全員一発合格でした。
講師の方は、1日の中でも午前、午後と変わり1日で2人の先生から学びます。
私の受けた先生は教科書を元に進めてくれ、とてもわかりやすかったです。
また車椅子の体験や杖の体験、目の不自由な方の体験等があったり、ベット上でのシャンプー体験等座学だけでなく、実際に実務を行う授業もあったので、実際に介護現場に出たときにとても役立ちました。
実習が本当に多くて、楽しかったです!
介護保険の制度などの授業を聞いてる時が眠くて眠くて仕方なかったですが、、、笑
講師の方は実際に現場で経験のある方で、授業内容以外にも、現場であった話など新鮮な話ばかりでわかりやすかったし、すごく楽しい講師の方ばかりで、なんの遠慮もなく質問などもできました(^^)
実務経験豊富な講師が多く在籍しており、効率よく学習をすることができたという口コミが多く見られました。
実際に、現場で活用できる知識やスキルを学ぶことが可能です。
また、試験に出てくる問題をピンポイントで教えてくれるため、介護未経験の方でも安心して講座を受けることができます。
ニチイ
ニチイは、教育講座修了生が200万人以上で、全国に300ヵ所以上の教室がある大手資格取得スクールです。
取り扱っている資格講座については、以下のとおりです。
【介護の講座】
- 介護職員初任者研修
- 介護福祉士実務者研修
- 介護福祉士国家試験対策講座
- ケアマネージャー受験対策パーフェクトゼミ
- 介護事務講座
- 福祉用具専門相談員養成講座
【医療の講座】
- 医療事務講座(医科)
- 医療事務講座(速修・病院受付)
- 医療事務講座(歯科)
- 調剤薬局事務講座
- メディカルドクターズクラーク講座
- メディカルフロントコンシェルジュ講座
教室は最寄り駅の好立地にあるため、自宅や職場から通いやすいメリットが挙げられます。
振替受講制度や延長制度などのサポート機能が充実しているため、安心して利用することが可能です。
ニチイの口コミ
働きながら資格取得を目指すということで、時間に融通の利く、通信コースを選びました。基本的にはテキストを見て自分で学習というスタイルでした。しかし3回まで無料でスクーリングが受けられるということで、わからないところの復習として利用しました。運よく受講生が一人しかいなかったので、あれこれ質問したのですが、とても分かりやすく教えてくださいました。添削などもいつも丁寧で理解できていないところをしっかり指摘してもらえて、役立ちました。自分のペースで無理なく進められて、とても学習しやすかったです。
引用元:みん評
8年前に介護事務の通信講座を受講しました。子どもたちが学校へ行っている間を利用して勉強しようと始めました。テキストはポイントを色分けしてあるわけではなく淡々としている印象ですが、だからこそ自分でじっくり読みこんで理解し、自分なりに大事な箇所をマークしていけたのが良かったかもしれません。
引用元:みん評
資格試験にも無事合格し、就職の際には学校からの紹介などもあったので、全く不安もなく大きな病院に就職することができました。また就職先にも同じ学校出身の方がいらっしゃたのも頼もしかったですね。
引用元:みん評
働きながら資格講座を受けることができ、充実した転職サポートも受けることができたという口コミが多数ありました。
サポートも充実しており、自分のペースに合わせて学習を行なうことができるメリットも挙げられます。
アットホームな雰囲気で受講することができるため、楽しみながら学習をすることが可能です。
3. 三幸福祉カレッジ
三幸福祉カレッジは、株式会社日本教育クリエイトが運営をしており、資格取得の他にも人材派遣事業も運営を行なっている大手資格取得スクールです。
取り扱っている講座については、以下のとおりです。
- 介護職員実務者研修
- 介護福祉士受験対策講座
- ケアマネージャー受験対策講座
- 福祉用具専門相談員養成講座
- 全身性障がい者ガイドヘルパー養成研修
- 同行援護従業者養成研修
- 行動援護従業者養成研修
- 介護事務講座
- 喀痰吸引等研修
就職支援サポートや実習体験、振替授業が無料で利用可能など充実したサポートを受けることが可能です。
三幸福祉カレッジの口コミ
個人的には三幸福祉カレッジを選んでよかったと思っています。
ただ、朝の遅刻や、休憩時間の後の時間に遅れたりする行為に対してはとても厳しく、1分でも許さないという厳しい指導でした。お昼休憩の後に5分遅れた人はそのまま帰されていたのでかなり厳しかったです。三幸福祉カレッジの講師の方はとても明るく楽しく教えて下さいました。雑談なども多く、時間がすぎるのが早く感じました。
私は介護職員初任者研修を受講した際に知り合った方と講習をきっかけに連絡先を交換し、資格取得半年後にその方の経営している施設へ就職が決まり現在も働いています。
三幸福祉での講習をきっかけに就職が決まりましたので高い講習料を払っても資格取得をしたことにとても良かったと感じております。今後介護業界に働き手が増えるよう講習料の支援、わかりやすい政策などがあればと思います。
とても分かりやすく説明をしてくれ、分からない事があればその場で講師の方に質問ができていたので「ついていけない」と思う事は全くありませんでした。
講師の方は30代位の女性でしたが、年齢関係なく私達生徒に平等に接してくれ良い意味で気を使わない講師の方でした。
クラスの雰囲気が良くて、学びやすいという口コミが多く見られました。
全国に教室があるため、地方に住んでいる方でも、通いやすいメリットが挙げられます。
割引キャンペーンも定期的に行なっているため、これから三幸福祉カレッジを利用したいと思っている方は、事前に確認しておくことをおすすめします。
自立支援教育訓練給付金を受け取ろう!
今回は、自立支援教育訓練給付金について知りたいという方に向けて、自立支援教育訓練給付金の申請方法や注意点について紹介しました。
自立支援教育訓練給付金の申請手順については、以下のとおりです。
- ハローワークや専用窓口にて手続き
- 資格取得スクールへ申請
- 指定講座の受講
- 支給申請
- 給付金支給
また、おすすめの介護資格取得スクールを利用することによって、効率よく資格取得をすることにも繋がります。
今回の記事を参考に、自立支援教育訓練給付金を活用して資格取得を目指してみてください。