介護職のスキルアップなら介護資格の取得がおすすめ!
介護の仕事に従事する人向けに用意されている介護資格は多数あります。
未経験の方にも分かりやすく取得できる資格も多数あるため、積極的にスキルアップしていける業界です。
この記事では、介護業界を目指す人向け、キャリアアップしたい人向けにおすすめの介護資格をいくつか紹介していきます。
介護資格をとればキャリアップだけでなく転職活動にも役立てられます。
介護資格をとって充実の介護ライフを実現させてください!
介護資格は難しい?
介護資格の中には「研修を受けて得られる資格」と「試験に合格して得られる資格」の2種類に分けられます。
研修を受けて得られる資格は、決められたカリキュラムに沿って学習を進めていくことで資格を得られるもの。
試験に合格して得られる資格は、年に1回~数回行われる試験に合格しなくては取得できない資格です。
資格取得難易度でいうと、後者の試験に合格しなくてはならない資格の方が取得難易度は高いといえるでしょう。
研修を受けて得られる資格
研修を受けて得られる資格として、「初任者研修」と「実務者研修」があります。
これらの資格は受験資格も定められておらず、介護業界に興味のある方なら誰でも受験できる資格です。
内容としては、決められたカリキュラムに沿って座学や実習を通じて介護の知識やノウハウを学んでいくというもの。
まずは介護職としてステップアップしたい、という方向けにおすすめの介護資格です。
資格名称 | おすすめ度 | 難易度 |
初任者研修 (ホームヘルパー2級) |
★★★★★ | ★★☆☆☆ |
実務者研修 (ホームヘルパー1級) |
★★★★★ | ★★★☆☆ |
研修資格は難しい?
先にあげた初任者研修、実務者研修はカリキュラムを修了することが資格取得の条件になっています。
忙しい合間を縫って研修を受けるのは大変ですが、資格取得はそれほど難しくないといえるでしょう。
なお、初任者研修は130時間のカリキュラムが2ヵ月を要するのが一般的。
実務者研修は450時間のカリキュラムが6ヵ月を要するのが一般的といわれています。
資格 | 時間 | 期間 |
初任者研修 | 130時間 | 2ヵ月 |
実務者研修 | 450時間 | 6か月 |
試験に合格して得られる資格
上記にあげた研修資格からステップアップする資格として、試験に合格して得られる資格があります。
これらの資格は年に一度行われる試験に合格しなくてはならず、相当の勉強や試験対策が必要です。
また、誰でも受験できるというわけでなく、実務経験や実務者研修資格が必要になるなど、受験条件が定められています。
特に、ケアマネージャーは介護資格の中でも最上位に位置づけられているものであり、ハイレベルな介護知識や経験が求められる資格です。
これらの資格を持っていれば、どんな介護現場でも重宝されるような介護人材に成長できるでしょう。
資格名称 | おすすめ度 | 難易度 | 合格率 |
介護福祉士 | ★★★★★ | ★★★★☆ | 60~70% |
ケアマネージャー (介護専門員) |
★★★★★ | ★★★★★ | 15~20% |
介護試験は難しい?
介護福祉士とケアマネージャーは年に1度の試験に合格しなくてはならず、かなり難しいといえます。
介護福祉士の合格率は60%~70%とされていますが、既に介護実務の経験をこなしている人が競争相手です。
しっかりと試験対策をして臨まなければ簡単に合格できる内容ではないでしょう。
未経験者におすすめの介護資格!
未経験者におすすめなのが初級者向けの介護資格。
初任者研修を受ければ、介護人材として必要な知識を身に着けられます。
また、実務者研修を受ければ介護福祉士の受験資格を得られるなど、キャリアアップに向けて様々な効果があります。
初任者研修
初任者研修は介護業界未経験者向けの介護資格。
介護や福祉に関する知識や技能など、基本的な事項について座学や実習を通じて学習を進めていきます。
初任者研修のカリキュラム
初任者研修のカリキュラムは全部で130時間。
内容については、介護・福祉サービスについて基本的な事項です。
修了試験に合格すれば資格取得できるので、カリキュラムを消化できれば資格取得できる運びになっています。
参考:日本ホームヘルパー協会『介護職員初任者研修カリキュラム』
科目 | 時間 |
職務の理解 | 6時間 |
介護における尊厳の保持・自立支援 | 9時間 |
介護の基本 | 6時間 |
介護・福祉サービスの理解と医療との連携 | 9時間 |
介護におけるコミュニケーション技術 | 6時間 |
老化の理解 | 6時間 |
認知症の理解 | 6時間 |
障害の理解 | 3時間 |
こころとからだのしくみと生活支援技術 | 75時間 |
振り返り | 4時間 |
合計 | 130時間 |
実務者研修
実務者研修は初任者研修よりも実践的なことを学ぶ研修資格です。
内容については、初任者よりも専門的な内容も取り扱っており、介護人材としてスキルアップしていくために必要なことを学べます。
介護福祉士の受験資格を得られる
実務者経験ルートで介護福祉士を受験する場合、実務者研修の取得は受験資格の1つになっています。
そのため、介護福祉士を受験するためには実務者研修の受講が必須です。
実務者研修や介護福祉士になるための登竜門ともいえるでしょう。
実務者研修のカリキュラム
実務者研修のカリキュラムは合計で450時間。
なお、このうち130時間については初任者研修と内容が被るため、既に初任者研修を取得している方は省略できます。
科目 | 時間 | 初任者研修 |
人間の尊厳と自立 | 5 | 〇 |
社会の理解I | 5 | 〇 |
社会の理解II | 30 | |
介護の基本I | 10 | 〇 |
介護の基本II | 20 | |
コミュニケーション技術 | 20 | |
生活支援技術I | 20 | 〇 |
生活支援技術II | 30 | 〇 |
介護過程I | 20 | 〇 |
介護過程II | 25 | |
介護過程III(スクーリング) | 45 | |
発達と老化の理解I | 10 | |
発達と老化の理解II | 20 | |
認知症の理解I | 10 | 〇 |
認知症の理解II | 20 | |
障害の理解I | 10 | 〇 |
障害の理解II | 20 | |
こころとからのしくみI | 20 | 〇 |
こころとからのしくみII | 60 | |
医療的ケア | 50 | |
合計 | 450 |
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介護のプロを目指す方におすすめの介護資格
より高いレベルの介護人材へ!
介護のプロを目指すとしたら、介護福祉士やケアマネージャー(介護支援専門員)など、難関の資格に挑戦しましょう。
年に1度行われる試験に合格しなくてはならず、難関の試験となっています。
介護福祉士
公益社団法人社会福祉振興・試験センター「介護福祉士国家試験」
介護福祉士は介護福祉に関する唯一の国家資格です。
国家資格ということもあり、多くの介護従事者が目指す資格となっています。
年に1度、1月ごろに試験が開催され、筆記試験と実技試験の2種類を実施。
条件に応じて実技試験が免除されます。
介護福祉士の難易度
介護福祉士は介護福祉に関して基本的な知識、実践的な知識を必要とします。
受験資格については介護専門の養成施設を卒業する方法、実技経験を得るなどの方法があります。
介護福祉士試験の試験内容や難易度、受験資格について詳しくは以下の記事をご参照ください。
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介護福祉士の合格率
介護福祉士試験の合格率は以下の通り、60~70%前後を推移しています。
国家資格の中ではかなり高めの水準ですが、決して簡単な試験ではありません。
しっかりと試験対策をして試験に臨みましょう。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2021年 | 84,483 | 59,975 | 71.0% |
2020年 | 84,032 | 58,745 | 69.9% |
2019年 | 94,610 | 69,736 | 73.7% |
2018年 | 92,654 | 65,574 | 70.8% |
2017年 | 76,323 | 55,031 | 72.1% |
介護支援専門員(ケアマネージャー)
公益社団法人社会福祉振興・試験センター「介護支援専門員試験」
ケアマネージャーは介護支援専門員とも呼ばれ、介護資格の中でも最も難しい試験といわれています。
介護サービスにおいてケアプランを作成する役割であり、介護に関して高度な専門知識が必要です。
ケアマネージャーは介護分野だけでなく、医師や看護師など様々な領域の専門家と連携をとらなければいけないため、コミュニケーション能力も必要です。
ケアマネージャーの難易度
ケアマネージャー試験は介護資格の最上位に位置づけられている資格です。
合格率も10~20%ほどと難関の試験で、相当な試験対策をこなさければなりません。
ケアマネージャー試験の攻略法や難易度については、以下の記事も合わせてご確認ください。
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専門的な介護知識を活かす
先にあげた介護資格以外にも、専門的な知識を活用した介護資格が多数あります。
専門的な知識や技能を深めることで、業務に役立てられるほか、人事評価を上げられるなどキャリアアップにも繋げられるでしょう。
介護事務管理士
介護事務管理士は、介護事務に関する専門的な介護資格です。
介護事務とは、介護に関する事務のこと。
レセプト(診療報酬明細書)の作成など、専門的な知識や技能が求められているため、需要の高い資格です。
介護事務管理士の難易度
介護事務管理士は実技試験(レセプトに関する技能を問うもの)、学科試験に分かれます。
合格基準は80%以上の得点が必要とされており、介護事務に関する正確な理解が必要とされる試験です。
レクリエーション介護士
レクリエーション介護士はレクリエーションに関する介護資格です。
介護において、娯楽などを提供するレクリエーションによってコミュニケーションを活発にできます。
レクリエーション介護士2級
レクリエーション介護士2級では、レクリエーションに関するノウハウを学べるものです。
高齢者とのコミュニケーションを活発にする際に役立てられます。
レクリエーション介護士1級
レクリエーション介護士1級は2級を取得した方向けのハイレベルな資格です。
ビジネスレベルで利用できる資格であり、介護現場でも役立てる場面の多い資格です。
レクリエーション介護士は通信講座や通学講座などを受講することで、資格取得できます。
レクリエーション介護士の資格については、「ユーキャン」で資料請求できるので、お手軽に資料請求してみてください。
レクリエーション介護士の難易度は?
レクリエーション介護士の難易度は、一般的に高くないとされています。
合格率は公表されていませんが、しっかりと講座を受けていれば合格できる内容です。
介護資格をとって転職活動!
介護資格をとったら転職活動!
転職活動を通じて、様々な介護現場での就労が可能です。
特に、介護業界は人手不足であり、様々な企業が介護人材を積極的に求めています。
資格を持っている優秀な人材であれば、様々な企業からオファーを受けられるでしょう。
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介護資格をとって充実の介護ライフを!
介護資格について解説していきました。
介護業界は人手不足であり、未経験でもやる気のある人材が求められています。
介護資格を取得することにより、スムーズに介護資格のキャリアップを実現できます。
資格をとったら転職活動!
転職サービスを有効活用することによって、給料アップなど様々な希望が叶えられます。
介護資格を有効活用して、充実した介護ライフを過ごしてください!