介護職員初任者研修を無料で受講する方法とは？介護業界への転職を考えている方は必見

介護職員初任者研修の受講料は、3〜10万円ほどが一般的で決して安くありません。

本記事では、そんな介護職員初任者研修を無料で受講する方法をご紹介します。

「本当に無料なの？」「携帯電話みたいに実質0円とかじゃないの？」と思うかもしれませんが、ご紹介する方法は本当に無料です。

前半では「介護職員初任者研修について」、そして後半でメインとなる「無料で取得する方法」を3つご紹介します。

お金の問題でなかなか踏み切れずにいる方は必見です！

また、「実務者研修の費用免除」について知りたい方は、こちらで解説を行っていますのでぜひ確認してみてくださいね。

介護職員初任者研修とは？

介護職員初任者研修は、その名の通り介護の入門資格といった位置づけです。

介護の基礎知識やスキルを身につけるためのもので、10項目130時間のカリキュラムを修了して試験に合格すると取得となります。

2013年4月の制度変更にともなって「ホームヘルパー2級」から名称が変わったため、介護職員初任者研修のことを未だに「ヘルパー2級」と呼ぶ方が多いです。

旧ヘルパー2級との違い

ホームヘルパー2級と介護職員初任者研修は、名称だけでなく内容にも若干の違いがあります。

まず、ヘルパー2級はカリキュラムの修了で取得できましたが、初任者研修は修了試験に合格しなければなりません。

それから約5日間（30時間）の実習を廃止にした代わりにスクーリング時間が増え、「認知症の理解」という項目も追加されています。

未経験・無資格でも受講できる？

介護職員初任者研修は、年齢や学歴、資格や経験がなくとも受講可能です。

カリキュラムを修了して試験に合格さえすれば誰でも取得できるため、これから介護業界で働こうとしているのなら挑戦して損はありません。

介護業界で長く働こうと考えている方や、最終的に介護福祉士の取得を目指しているなら、最初から介護職員実務者研修を取得してしまうのもいいでしょう。

介護職員初任者研修を取得するメリット

介護職員初任者研修を修了していると、採用選考時の優位性や給与アップにつながります。

それからステップアップにあたる実務者研修や介護福祉士の資格取得が、たとえ未経験からであったとしてもスムーズに目指せるでしょう。

実務者研修の取得には450時間のカリキュラムを修了する必要があるところ、初任者研修を取得していると130時間が免除されます。

介護職員初任者研修と介護職員実務者研修の違い

結論から言って初任者研修は介護業界の入門資格であるのに対し、実務者研修はより専門的な内容となった応用編の資格となります。

どちらも未資格・無経験で取得できるところは同じですが、内容や受講時間、そして待遇には大きな差があるので覚えておきましょう。

また、国家資格である介護福祉士の取得には実務者研修修了が必須条件となっているので、介護業界で働いていと考えているなら最初から実務者研修の取得を目指すのもありです。

完全無料で介護職員初任者研修を受講する方法

ここからは本題となる介護職員初任者研修を無料で取得する方法を解説します。

本来なら数万円という費用がかかる資格ですが、働きながら無料で取得することも可能なので、初任者講習取得を目指しているなら参考にしてみてくださいね。

企業の介護職員として働きながら受講する

介護業界の求人では、「無資格・未経験でも歓迎」といったフレーズを見かける機会が多いです。

これは人材確保のためですが、中にはその一環として“資格取得支援制度”を設けている企業があります。

たとえ未経験であってもそういった企業に就職すれば、働いてお給料をもらいながら無料で初任者研修を受講することが可能です。

受講料を0円にしてくれるスクールで受講する

大手スクールというのは、親会社が自社で介護施設を運営していたり、数多くの提携企業があるものです。

それらの介護施設で働く等の条件がつきますが、受講料が全額返金または無料となります。

入り口がスクールか介護施設か異なるだけで、これも同様に資格取得支援制度を利用する形です。

企業と受講生には、それぞれ以下のようなメリットがあります。

• 企業側…積極的でやる気がある人材を採用できる。
• 受講生側…資格を無料で資格できて、かつ安心して働ける介護施設を探せる。

職業訓練校の無料講座に通う

介護職員初任者研修を無料で取得する最も一般的な方法は、職業訓練校の無料講座に通うことです。

しかし、無料講座を受講するためにはいくつかの条件があり、その中の一つに「離職中であること（週20時間未満のアルバイトは可）」という項目があります。

したがってまとまった収入を得ながら無料で取得することができない上に、倍率が高くて必ずしも受講できるわけではないのがデメリットです。

介護職員初任者研修を無料で受講できる企業

介護職員初任者研修を無料で取得できるカラクリがわかったところで、ここからは資格取得支援制度の利用ができる企業をご紹介します。

数は決して多くないですが、働きながら資格取得までをサポートしてくれるため、なかなか踏み出せずにいる方はまずは話だけでも聞いてみましょう。

介護業界は人材不足が深刻化しているので、やる気のある人材確保のためにもそれぞれの企業の担当者が最適な方法を提案してくれるはずです。

リアルジョブ介護

まずは無料で資料請求

リアルジョブ介護では、働きながら無料で資格を取得できるだけでなく、希望に見合った介護施設等の紹介も行ってくれます。

資格取得支援制度が充実しているのはもちろん、交通費全額支給、社会保険完備、日払い・週払いOKと人気のある企業です。

eラーニングによる提携講座（300講座）が全て無料なだけでなく、資格取得後に費用を全額キャッシュバックしてくれます。

きらケア

まずは無料で資料請求

きらケアは大手介護スクールの未来ケアカレッジをはじめとする多くの企業と提携しており、初任者研修や実務者研修の取得相談が可能です。

一人一人に専任の担当者がつき、派遣後まで長くサポートしてくれるのも魅力。

お仕事を紹介する際に内部情報まで隠さず教えてくれますから、自分に合った働きやすい職場を見つけやすいのが特徴です。

かいご畑

まずは無料で資料請求

厚生労働大臣認可の介護就職支援センターで、利用は無料ながら専任のコーディネーターがつきます。

キャリアアップ応援制度があるため、無資格・未経験からの介護職を全力でサポートしてくれるのが特徴です。

派遣・パート・アルバイトまで幅広い雇用形態から選べるため、人間関係のストレスが不安方でも安心して利用できます。

介護職員初任者研修を無料で受講できるスクール

続いては受講料0円制度の利用により、初任者研修を無料で受講できる大手スクールのご紹介です。

初任者研修だけでなく実務者研修が無料で受講できるスクールもあるので、介護業界で長く働こうと思っているなら要チェック！

ただし、制度の条件は各スクールによって異なるため、資料請求をするなどして制度の詳細をきちんと確認するようにしましょう。

カイゴジョブアカデミー

まずは無料で資料請求

資格の取得から就業支援まで長くサポートしてくれるカイゴジョブアカデミーは、介護業界未経験の方にとって心強い存在。

資格を取得してから就職または転職すると、受講料やテキスト費用を実費負担してくれる特待生キャンペーンの対象となります。

初任者研修だけでなく実務者研修も受講料無料の対象となっており、すでに4,000人以上が利用するなど実績も十分です。

ベネッセスタイルケア

まずは無料で資料請求

資格取得のための勉強だけでなく、介護職をより具体的に理解できるように介護現場の見学まで可能です。

これは全国に300ヶ所を超える有料老人ホームを運営しているベネッセならではであり、就業サポートも充実しています。

資格を取得してから3ヶ月以内ベネッセスタイルケアに入社し、3ヶ月以上在籍するとすると受講料全額キャッシュバックキャンペーンの対象となるようです。

未来ケアカレッジ

まずは無料で資料請求

通常の受講料はテキスト代を含む32,450円（税込）〜ですが、特待生制度を利用することで初任者研修または実務者研修が無料で受講できます。

介護施設や事業所を見学できるのはもちろん、実技動画が無料かつ見放題というのも本気で資格取得を目指す方にとっては大きな魅力。

予約不要の無料説明会が定期的に開催されているので、HPを見て気になることがあったり、受講前に聞いておきたい事があるなら参加してみると良いでしょう。

ニチイ学館

まずは無料で資料請求

不定期で割引キャンペーンが実施されていますが、ニチイの介護スタッフとして就職すると受講料が実質無料（受講料キャッシュバック制度）になります。

また、居住系サービスに従事する場合は、就職後に以下のような条件をクリアする必要があるようです。

• 介護職員として月間65時間（訪問介護50時間以上）の就業が継続して可能
• 早朝夜間の勤務が月1回以上可能
• 土日祝日の勤務が月1回以上可能
• 夜勤が月1回以上可能

とはいえ内容としては決して特殊なものではなく、介護職員としては避けて通れない条件ばかりなのであまり気にする必要はなさそうです。

介護職員としての第一歩！ステップアップにも

介護職の入門資格である初任者研修を取得すれば、できることが増えるのはもちろん待遇面もアップします！

とりあえず介護業界で働いてみたいなら初任者研修を、長く働きたいと考えているなら実務者研修の取得を目指しましょう。