「介護職の面接を受けたけど、不採用になってしまった」という人は、介護職の面接合格率が気になっていることと思います。
「介護職の面接を受けるけど、どうしたら採用されるだろうか」と疑問に感じている人もいるでしょう。
そこでこの記事では、介護職の面接合格率や、採用される人・不採用の人の特徴、面接でのポイントを解説していきます。
この記事を読むと、介護職の面接での合格率をアップできます。
これから介護職の面接を受ける予定の人は、ぜひチェックしてください。
介護職は面接の合格率が高い!
過去15年間、介護職の有効求人倍率は増加傾向にあります。
介護を必要とする人が増加しているため、今後さらなる介護職員確保が行われると想定されています。
そのため、介護職は面接合格率が高いといえるでしょう。
しかし、合格率が高いからといって、必ず面接に受かるとは限りません。
介護職はコミュニケーションや人当たりが重視される傾向にあります。
そのため、基本的なビジネスマナーができていない人は、不採用になってしまう可能性が高いです。
常識がない人はNG!介護職の面接で不採用になった人の特徴
先ほど述べたように、介護職は面接合格率が高い傾向にあります。
しかし、求人のミスマッチや面接での印象次第では、不採用になってしまうことがあります。
実際に不採用になった人は「どうして面接に落ちてしまったんだろう」と悩んでいる人もいるでしょう。
面接で不採用担った理由をはっきりさせないと、同じように不採用の結果を繰り返してしまうかもしれません。
そこで、介護職の面接で不採用になってしまう人の特徴を紹介します。
自分に当てはまるところはないか、チェックしてみましょう。
面接に遅刻する
面接に遅刻してしまうのは、社会人としてNGな行為です。
基本的なビジネスマナーができていないと判断され、不採用になってしまいます。
土地勘のない場所に面接を受けに行く場合は、迷っても大丈夫なように、時間に余裕を持って家を出ましょう。
万が一面接に遅刻してしまう場合は、面接時間よりも前に電話で連絡をいれましょう。
期日までに書類を提出しない
面接前に履歴書や職務経歴書を送らなければ行けない場合、指定された期日までに書類が到着するように提出しなくてはいけません。
期日までに書類を提出しなければ、「ビジネスマナーがない人」と判断されてしまいます。
また、提出書類をすべて揃えずに提出するのも同様です。
事前に書類を提出しなければいけない場合、しっかり書類を全て揃えて、期日までに提出しましょう。
面接の直前で日程をキャンセルする
面接の日程が決まっていたのに、直前でキャンセルしてしまうと、当然面接は不採用になってしまいます。
直前でのキャンセルは、「時間や約束を守れない人」と判断されます。
どうしても日程の都合が付かなくなってしまった場合は、なるべく早く面接先に相談しましょう。
また同時に、日程の変更をお願いするのも忘れず伝えてくださいね。
清潔感がない
清潔感がない人は、面接での印象が悪く、不採用になってしまいます。
髪型やヒゲ、化粧、服装には気を遣いましょう。
面接をするときは、個性を表現するのではなく、ビジネスを意識した格好をすることが大切です。
面接時はTPOを意識して、清潔感のある格好で臨みましょう。
話し方が傲慢・話がかみ合わない
介護職は、人とのコミュニケーションが大切です。
話し方が高圧的だったり、傲慢だったりすると、利用者や同僚とのトラブルに発展してしまうため敬遠されます。
また、話がかみ合わない人は、仕事を全うできない可能性が危惧されて、不採用になってしまう可能性が高いです。
転職の理由がネガティブ
転職の理由がネガティブだと、早期退職を心配され、不採用になってしまうかもしれません。
たとえば、「前職は残業が多かった」、「現在働いている施設は人間関係が悪い」などが挙げられます。
実際に転職する理由が職場に対する不満であっても、面接時に伝えるのは控えましょう。
施設や業界に対する理解がない
施設や介護業界に対する理解がないと、転職のミスマッチがおきます。
転職のミスマッチは早期退職の原因となるため、施設は新たに求人を出さなくては行けません。
そのため、施設や介護業界に理解がないと判断されると、面接で不採用になっていまいます。
職務経歴が多い・短い
職務経歴が多い人や、1つの会社に勤めている期間が短い人は、不採用になってしまう可能性が高いです。
職務経歴が多い、務めている期間が短い人は、「入社しても長く務めてくれないのではないか」と敬遠されます。
職務経歴が多い人は、職務期間の短い経歴を書かないようにするなど、工夫して履歴書を作成しましょう。
募集条件と合っていない
募集条件とあなたの希望する勤務形態が合わない場合、不採用になってしまいます。
たとえば、「施設側は早朝や土日勤務ができる人材を募集しているが、希望する勤務形態が土日祝日完全休み」などが挙げられます。
不採用にならないためには、求人を探すときに希望条件に優先順位をつけ、もっとも条件に近い施設に応募しましょう。
また、条件のミスマッチを防ぐには、転職エージェントを利用するのもおすすめです。
転職エージェントについては、下記の記事でくわしく解説しています。
介護転職エージェント10社を徹底比較|求人数から口コミ評判などから選びましょう
介護職の面接に合格する人の特徴
「介護職の面接に合格するのは、どんな人なんだろう」
介護職の面接で不採用になってしまった人は、面接に受かった人の特徴もきになるのではないかと思います。
そこで、介護職の面接で合格した人の特徴を紹介します。
次の面接のときに、取り入れてみてくださいね。
基本的なビジネスマナーができている
介護職に限らず、面接に採用される人の共通特徴として、「基本的なビジネスマナーができている」ことが挙げられます。
書類提出の期日や面接の時間を守る、敬語を正しく使えるなど、社会人としての常識ができていれば、採用される可能性がアップします。
逆に、ビジネスマナーができていない人は、利用者やその家族へ失礼な態度を取り、クレームに繋がるかもしれません。
そのため、面接で基本的なビジネスマナーができていないと不採用になってしまう可能性が高いです。
明るく好印象・清潔感がある
介護職は、利用者と接する機会が多いため、明るく好印象な人が好まれます。
ハキハキとした受け答えや、明るく元気な印象を受ける人は採用される可能性が高いです。
また、介護では利用者との距離が近いため、清潔感があることも重視されます。
転職に対して前向きな姿勢を持っている
不採用になった人の特徴で、転職の理由がネガティブだと、不採用になる可能性が高いことはお伝えしている通りです。
逆に、転職に対して前向きな姿勢を持っている人は、採用される確率が上がります。
たとえば、「今と違った施設形態での勤務を経験して、さらに知識を身につけたい」など、転職に明確な理由があるといいでしょう。
コミュニケーション能力が高い
介護施設の利用者は、耳が遠い人や、認知症が進んでいる人、身体が不自由な人など、さまざまな問題を抱えています。
多くの問題を抱えた利用者のケアすには、コミュニケーションが欠かせません。
そのため、利用者の希望や悩みをくみ取り、ほかの職員との連携を取れる、コミュニケーション能力が高い人材が求められています。
観察力があり、人のために働ける
介護の仕事は、利用者やその家族が困っていることを考え、より良い生活が送れるようにサポートをします。
そのため介護施設では、観察力があり、人のために働ける人が求められます。
「人のために働くことにやりがいを見いだせるか」、「ホスピタルティがあるか」を面接で問われることもあるでしょう。
これらの条件に当てはまる人は、高確率で介護職の面接に採用されます。
判断力があり、臨機応変に対応できる
介護職は、判断力があり、臨機応変な対応が必要です。
利用者が急に体調を崩したり、転倒して怪我をしたりすることがあります。
上記のようなときに、判断力がないと、問題を解決するための対応が取れません。
状況判断能力と、問題を解決するための臨機応変な対応が取れる人は、介護施設でも重宝されます。
介護職面接を受ける際の心得
面接が不採用になる人、採用になる人の特徴から、介護職の面接を受ける際の心得がわかりました。
そこで、介護職の面接を受ける際のポイントを解説していきます。
「必ずに面接に合格したい!」と意気込んでいる人は、ぜひ面接を受ける前に目を通して置きましょう。
応募書類は丁寧に書く
履歴書や職務経歴書は、丁寧に書くことが大切です。
履歴書が雑に書かれていると、仕事に打ち込む姿勢や人柄に不安を持たれる可能性があります。
誤字や脱字がある場合は、訂正をするのではなく、新しい履歴書や職務経歴書に書きなおしましょう。
清潔感のある身だしなみに整える
基本的に面接は、ビジネススーツを着用して臨むのがおすすめです。
私服を指定されている場合は、ジャケットを着用するなど、オフィスで着ていても違和感のない格好でいくのがベストです。
自分の好きな格好で面接に行くと、マナーやセンスが問われ、不採用になってしまう可能性があるので注意しましょう。
端的で分かりやすい話し方を心がける
面接官と会話をするときは、端的で分かりやすい話し方を心がけましょう。
感覚のまま話をしていると、質問内容から話しがずれてしまう可能性もあります。
まずは、質問の答えを伝え、その次に理由や経緯を説明すると、質問内容から話しがずれてしまうのを防げますよ。
事前に面接時の質問や受け答えを考えておく
面接では、話の受け答えや表情に左右されることが多いです。
面接官からの質問にしどろもどろになってしまったり、話に詰まって下を向いてしまうと、マイナスの印象を与えてしまう可能性があります。
スムーズに受け答えをするためには、事前に面接の質問や回答を考えておくことが大切です。
次の章で、面接時に多い質問内容について紹介しているので、参考にしてみてください。
これを抑えれば誰でも合格!介護職の面接に多い質問
面接では、面接官にいろいろな質問がされます。
事前に質問の受け答えを考えておかないと、回答に詰まってしまうことも…。
しかし、「介護職の面接ってどんな質問がされるの?」と疑問に思っている人もいるでしょう。
そこで、介護職の面接で聞かれることの多い質問をまとめて紹介します。
面接の受け答えの練習や、回答を考えるときの参考にしてください。
志望動機について
面接では、「多くある介護施設の中で、どうしてこの会社を選んだのか」を聞かれることが多いです。
この質問では、自社への理解度と長く務められるのかが問われています。
面接を受ける施設のメリットや魅力を見つけ、志望動機を考えておきましょう。
前職の退職理由について
中途採用の面接では、前職の退職理由について尋ねられることが多いです。
退職理由によっては、不採用になることがあるので注意が必要です。
この質問では、「スキルアップをしたい」といった転職理由にするのがいいでしょう。
逆に、人間関係や給料面、勤務形態などのマイナス面を退職理由にするのはおすすめできません。
上記を退職理由にすると、「退職や転職を繰り返すのではないか」と不安視されてしまいます。
自己PR・短所や長所について
自己PRや短所・長所も面接で聞かれることの多い質問です。
この質問では、自分を客観視できているのかどうかが判断されます。
長所ばかりをアピールしてしまうと、自分を客観的に見られていないと判断されます。
長所が短所になる可能性もしっかりと理解をして、どのように働いていくのかを考えておきましょう。
高齢者の介護について
介護施設では、高齢者の介護を主に行います。
そのため、「実際の介護現場ではどのようなことをおこなっているのか理解しているのか」確認のために質問されることがあります。
介護をしたことがない人は、老人ホームでボランティアをしたり、職場見学をしたりして、介護への理解を深めましょう。
将来の目標
面接時は「将来どのように働きたいか」、「将来的なことは何か考えているか」聞かれることも多いです。
介護業界には、明確なキャリアプランがあります。
自分で将来の目標を設定している人は、長く勤務し続ける傾向があるため、採用率がアップします。
自分がどんな資格を取りたいのか、どんな目標があるのか考えてみましょう。
介護職のキャリアアップについては、下記の記事でくわしく解説しています。
介護のおすすめ資格9選|キャリアアップスキルアップともに役立つ資格を紹介
事前準備をして面接に臨もう
介護職は有効求人倍率が高く、面接合格率も高い傾向にあります。
しかし、事前に面接準備をしておかなくては、面接で不採用になってしまう可能性があるため注意しましょう。
この記事では、介護職面接が不採用になってしまう人、採用されてしまう人の特徴や、面接のポイントを解説しています。
これから介護職の面接を受ける予定の人は、ぜひ参考にしてください。