デイサービスとして転職する際に、しっかり事前に調べておかないと条件が悪くなってしまうことを知っていますか?
この記事では「失敗しないデイサービス転職」について解説していきます。
結論、デイサービスとして転職する際には信頼できるエージェントを選ぶことが重要です。
デイサービスとしての転職を検討する際、わかりづらい「デイサービスの転職事情」を調査した結果をまとめたので、ぜひ見ていただければと思います。
その他にも「未経験からデイサービスへの転職」の説明や、「失敗してしまう原因」について説明していきたいと思いますので、ぜひこの記事を読んでデイサービスとしての転職を成功をさせていただければ幸いです。
また、この記事ではデイサービスの資格について紹介しています。
デイサービスとは?
デイサービスは、「デイ」や「通所デイ」などと呼ばれますが、正式名称は「通所介護」といいます。
サービスの目的は、外にあまり出られない対象者の孤立感の解消や心身機能の維持、家族の介護の負担軽減などです。
具体的なサービスは、施設で食事や入浴などの日常生活上の支援、生活機能向上のための機能訓練や口腔機能向上サービスになります。
施設までの送迎も行っているので、対象者の家族による送り迎えも不要です。
また、同じデイサービスでも「介護予防通所介護」もあります。
こちらは要介護認定でなくても健康不安のある65歳以上の方や要支援者に向けた、要介護にならないための介護予防を目的としているのが特徴です。
デイサービスへの転職の3つのメリット
デイサービスへの転職には3つのメリットがあります。
- 勤務時間が規則的になっている
- より利用者に寄り添える
- チームで働ける
介護職にはさまざまな職種がありますが、デイサービスのメリットを理解したうえで転職を検討するといいでしょう。
ここでは、デイサービスへの転職のメリットについて詳しく解説します。
勤務時間が規則的になっている
デイサービスの勤務時間は規則的なので、夜勤や残業が少ないメリットがあります。
他の施設系介護サービスは、24時間態勢でサービス提供することが多いです。
しかし、デイサービスは平日の朝から夕方までと決まった時間の勤務なので身体への負担も少ないでしょう。
たとえば仕事とプライベートを両立したい場合、その他の施設系介護サービスだと難しいケースもありますが、デイサービスならばその心配はありません。
規則正しい生活を送りたい介護職志望者にとって、デイサービスならば理想的な働き方をできるでしょう。
より利用者に寄り添える
デイサービスで行うレクリエーションを通し、より利用者に寄り添えるサービスを提供できます。
利用者の介護度合いに合わせてレクリエーションも工夫し、バリエーションに富んだものとできるのでやり甲斐も感じられるでしょう。
また、デイサービスの利用者は日々顔ぶれが変わるため、さまざまな人とコミュニケーションを取る必要があります。
1人1人に合わせて対応を変えていくと、信頼関係を構築できるでしょう。
さらに利用者だけでなく、その家族の負担を軽減するのもデイサービスの大切な仕事です。
利用者とその家族に寄り添ったサポートをできる特徴を持っています。
チームで働ける
デイサービスは1人で行うものでなく、チームで利用者へのサポートをしていくため、1人での対応が不安な人も安心して働けます。
介護をしていると1人では対応ができないときも、チームならば誰かに任せられるため、仕事を分散でき負担も減らせるでしょう。
レクリエーションなどもチーム内で話し合えば、さまざまな案が出てくるはずです。
自分1人で仕事を抱える必要がないため、チームで介護に取り組みたい人にとってデイサービスはうってつけのサービスといえます。
【未経験】初めてデイサービスに転職する際のポイント
これから初めてデイサービスに転職するとき、どんなことに注意すればいいでしょうか。
未経験者がデイサービスに転職するときのポイントは、以下2点です。
- 人材育成制度が整っているところを選ぶ
- デイサービスになりたい理由を明確にする
未経験から介護職に転職を考える人もいるでしょう。
そんな方は、ぜひ参考にしてください。
人材育成制度が整っているところを選ぶ
デイサービスを未経験の場合、人材育成制度が整っている施設を選ぶといいでしょう。
自分自身で学んでいくことも大切ですが、育成制度があった方がスキルを身に着けやすいです。
入職後の育成環境やカリキュラム、教えてもらえる内容などを面接時などに聞くといいでしょう。
初めてだとわからないことがあるのは当たり前なので、どんな教育を受けられるかを知っていた方が安心です。
しかし、すべての教育を施設に任せてはなりません。
自分でも覚えていく、または資格を取ってスキルアップしていくなどの前向きな姿勢は重要なので、面接時にアピールするといいでしょう。
デイサービスになりたい理由を明確にする
どうしてデイサービスになりたいか、理由を明確にしてください。
他業種からの転職となると面接官は、デイサービスになりたいと思った理由を聞いてきます。
過去の経験からデイサービスと自分との関りを理論的に説明できるようにしてください。
これが志望動機にもつながるので、誰もが納得できる理由にしてください。
もし過去の経験をデイサービスに結び付けられない場合は、たとえばニュースや文献などの情報からデイサービスになりたい理由を見つけるといいでしょう。
安易に作らず、時間を作ってデイサービスになりたい理由を明確にしてください。
これが転職を成功させる鍵になります。
デイサービスに向いている人の3つの特徴
それでは、デイサービスに向いている人の特徴はどんなものがあるでしょうか。
下記の3つが考えられます。
- コミュニケーションを取るのが好きな人
- 効率的にタスクをこなせる人
- 規則的に働きたい人
自分がデイサービスに向いているかの判断基準にもなるので、理解しておきましょう。
コミュニケーションを取るのが好きな人
デイサービスは、利用者が日々変わるため多くの人とコミュニケーションを取らなくてはなりません。
そのため、コミュニケーションを取ることを好きな人に向いているでしょう。
利用者の中でもさまざまな人がいるため、話し方や対応を変えていくと信頼関係を作れます。
また、利用者だけでなくその家族とのコミュニケーションを取る機会もあるため、「コミュニケーションを取ることが得意」「会話が好き」などであれば、デイサービスに向いているでしょう。
特に、デイサービス未経験でもコミュニケーションスキルがある人は、転職を考えてみてもいいかもしれません。
効率的にタスクをこなせる人
デイサービスはやることが多いため、タスクが多くなりがちです。
そのため、同時に複数のタスクを効率的にこなせる人はデイサービスに向いています。
もし、介護職を目指す人で「与えられた仕事を効率よく終わらせたい」「複数の仕事を同時に行いたい」場合は、デイサービスを検討するといいでしょう。
一方で、1つのことに集中したい人は、あまりデイサービスに向いていません。
この場合は、1人の人とじっくり向き合う介護職もあるため、デイサービス以外を考えるといいでしょう。
規則的に働きたい人
デイサービスは、平日の朝から夕方までと規則的な勤務をできる特徴があります。
そのため、デイサービスは規則正しく働きたい人にもおすすめの介護職です。
夜勤や残業が少ないため、子育てとの両立やプライベートを考えて勤務できます。
デイサービスへの転職は資格なしでも大丈夫?
「デイサービスは、資格をもっていないくても転職できるのだろうか」
こんな疑問を持つ人もいるでしょう。
結論から申しますと、デイサービスは資格がなくても転職可能です。
むしろ資格以上にコミュニケーション能力を重視する事業所も多いと聞きます。
これは、さまざまな利用者やその家族とコミュニケーションを取る機会が多いからです。
ただし、中には資格を持っていることを条件とする施設もあります。
そのため、「無資格OK」「未経験可」などの記載がある求人を探すといいでしょう。
介護技術は経験を重ねることで身につけられますし、さらに自分自身がスキルアップしたいならば転職後に資格取得にチャレンジするといいです。
デイサービスがきついと言われる理由
デイサービスの転職を検討していると「きつい」という話を聞くこともあるでしょう。
たしかに楽な仕事ではないため、そのような評判を聞くかもしれません。
きついと言われる理由として、以下が挙げられます。
- やることが多い
- 人手不足の施設が多い
- 給料が高くない
デイサービスへの転職を検討するとき、悪い面も考慮しておくべきです。
ここではデイサービスがきついと言われる理由について解説します。
やることが多い
デイサービスは、やることが多いのできついと感じる人もいるようです。
自宅への送迎や食事や入浴、排泄介助、レクリエーションなど1日の中でもやることが多くなっています。
また、多くの利用者がいるのでずっと同じ人を見ているわけではありません。
それほかにもレクリエーションの内容を考え、施設内でのミーティング、利用者の家族対応もあります。
時間も限られているため、複数の仕事を同時に進めなくてはならず、マルチタスクをこなせない人には大変な仕事といえるでしょう。
人手不足の施設が多い
デイサービスは、人手不足の施設が多いです。
チームで対応できるのがデイサービスのいいところですが、人が少なければ仕事量も増えます。
1人でやらなくてはならない仕事の量が増えて、大変だと感じる人もいるでしょう。
人材確保に向けた取り組みもされていますが、現場レベルではまだまだ足りない状況です。
だからこそ、転職をしやすいともいえますが、仕事量は多いと覚悟した方がいいでしょう。
給料が高くない
デイサービスの給料は、他業種と比べると給料が高くありません。
お金を稼ぎたい理由でデイサービスに転職すると、想定よりも少ない給料で働かなくてはならず、自分の中でギャップを感じてしまうでしょう。
デイサービスは、時給換算では介護の現場職よりも高いですが、夜勤がないのでどうしても年収では劣ってしまうことが多いです。
デイサービスへの転職におすすめのサイト・エージェント3選
最後にデイサービスへの転職におすすめのサイト・エージェントを3つ紹介します。
- ・ジョブメドレー
- ・マイナビ介護職
- ・きらケア
それぞれの特徴を見てみましょう。
ジョブメドレー
ジョブメドレーは、株式会社メドレーが運営する医療介護の求人サイトです。
直接企業の採用担当へ応募する形のため、エージェントを介す必要がありません。
どうしてもエージェントを介すと時間を要してしまい、直接企業と話したい人や、自分のペースで転職活動を進めたい人におすすめの転職サイトです。
また、ジョブメドレーは医療介護関連の職種が50以上あり、多くの選択肢を持てる点も大きな特徴といえるでしょう。
デイサービス以外の介護や医療関連の仕事もあるため、比較検討してもいいかもしれません。
マイナビ介護職
マイナビ介護職は、担当者がついて転職をサポートしてもらえる転職エージェントです。
自分で案件を見つけるのが苦手な人や、介護職に詳しい人にサポートしてもらいながら転職活動をしたい人に向いています。
サイトから検索では、どうしても書かれている文字だけを頼みに転職活動をしなければなりません。
しかし、担当者に相談すれば見合った案件を紹介してくれるため、案件探しもとても楽です。
サイトには掲載されていない情報も担当者から聞き出せば教えてくれるため、不明点があっても安心です。
相談しながら介護業界へ転職を検討している人はマイナビ介護職を利用するといいでしょう。
きらケア
きらケアは、レバレジーズメディカルケア株式会社が運営する介護職に特化した転職・就職支援サービスです。
きらケアに在籍しているアドバイザーは、介護業界に精通したスタッフで構成されており、転職だけでなくライフプランなど、就職後のアドバイスももらえます。
面接前にアドバイザーと面接対策ができ、必要であれば同行も可能です。
介護未経験や資格を持っていない人向けの転職案件も多く、誰もが安心して利用できる転職・就職支援サービスといえるでしょう。
デイサービスに転職しよう
未経験や資格がなくてもデイサービスへの転職は可能です。
コミュニケーション能力に自信がある人で介護の道に進みたい人は、ぜひデイサービスへの転職を検討するといいでしょう。
介護職の人手が不足していますが、誰でも採用されるわけではありません。
どうしてデイサービスをやりたいのか、自分自身で志望動機を明確にする必要があります。
転職支援サービスやエージェントを上手に使って、デイサービスの転職活動を成功させてください。