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教育訓練給付金制度は実務者研修も対象になる?制度の詳細や申請の流れもご紹介します

教育訓練給付金制度が「実務者研修」も対象としている事を、あなたは知っていますか?
実務者研修は、介護福祉士へのキャリアアップのために必須の資格なので、キャリアップを目指している方には耳寄りな情報です!

この記事では教育訓練給付金制度について解説していきます。

結論から言うと、教育訓練給付制度には、専門実践教育訓練給付金・一般教育訓練給付金・特定一般教育訓練給付金の3種類の制度があり、対象となっているスクールを利用すれば、実務者研修をお得な受講費で受けられるのです。

最大70%もの割引が受けられるので、この制度を学んで損はありません!

それぞれの制度の詳細や教育訓練給付金制度の申請方法についても説明しますので、ぜひこの記事を読んで、制度を活用して頂けたら幸いです。

 

教育訓練給付金制度とは

教育訓練給付金制度とは、条件を満たした人が、厚生労働大臣の指定した講座を受け、修了すると、一部の受講費を負担される制度です。

失業保険給付の1種であり、雇用保険法に関係しています。

主に、働いている人のキャリアアップを目的として制定されており、資格を取得する際に活用できるのです。

 

教育訓練給付金制度は3つある!

教育訓練給付金制度の種類は、3つあります。

  • 一般教育訓練給付金
  • 専門実践教育訓練給付金
  • 特定一般教育給付金

以下で詳しく説明します。

一般教育訓練給付金

一般教育訓練給付金

一般教育訓練給付金は、3つの給付金の中で、最も受給しやすい制度となっています。
その理由は、受給する要件がシンプルで、指定された講座の難易度が低いからです。

詳しい対象者・対象講座・支給額は以下の通りとなっています。

対象者

一般教育訓練給付金の対象者は、初めて制度を利用する人と制度の利用が2回目以降の人で要件が変わります。

●初めて制度を利用する人
条件①雇用保険の加入期間が1年以上
条件②受講開始日に在職中で雇用保険に加入しているor受講開始日が退職後1年以内

●制度の利用が2回目以降の人
条件①前回の制度開始日から雇用保険の加入期間が3年以上
条件②受講開始日に在職中で雇用保険に加入しているor受講開始日が退職後1年以内

対象となる主な講座

指定されている講座は、厚生労働大臣の運営している「講座検索システム」で検索できます。
対象となる主な分野や資格の例を以下でいくつかご紹介しますので、参考にしてみてください。

分野 資格の例
社会福祉 ・介護士
・救急救命士
・保育士
・看護師など
事務 ・簿記検定
・外国語学検定
・TOEICなど
情報 ・基本情報技術者
・Webデザイン技能検定
・CAD利用技術者試験など
士業 ・司法書士
・税理士など
自動車免許等 ・大型自動車免許
・けん引免許など

 

支給額

●受給者本人が実際に支払った入会金や講料の20%
●上限は10万円

受講料の割引があった場合は、割引後の合計金額が対象となります。
給付金の最低金額は4,000円なので、講座を修了した時点で支払金額が20,005円以上ないと、給付を受けられません。
なお、分割払いの場合は、支払い済みの金額が対象となります。

 

専門実践教育訓練給付金

専門実践教育訓練給付金

専門実践教育訓練給付金は、平成26年10月から始まった制度です。

一般教育訓練給付金よりも要件が厳しくなりますが、その分支給額も高くなりますので、あなたが対象になるかをしっかりチェックしましょう!

対象者

専門実践教育訓練給付金の対象者も、一般教育訓練給付金と同様に、初めて制度を利用する人と2回目以降の利用かどうかで要件が変わります。

●初めて制度を利用する人
条件①雇用保険の加入期間が2年以上
条件②受講開始日に在職中で雇用保険に加入しているor受講開始日が退職後1年以内

●制度の利用が2回目以降の人
条件①前回の制度開始日から雇用保険の加入期間が3年以上
条件②受講開始日に在職中で雇用保険に加入しているor受講開始日が退職後1年以内

対象となる講座

専門実践教育訓練給付金の指定講座も、厚生労働大臣の運営している「講座検索システム」で検索できます。

対象となる主な分野や資格の例を以下でいくつかご紹介します。

分野 資格の例
業務独占資格 ・看護師
・介護福祉士
・歯科技工士
・美容師
・保育士
・建築士など
職業実践専門課程 ・土木、建築
・自動車整備
・動物系
・工業
・医療など
専門職学位過程 ・ビジネス
・公共政策
・臨床心理など

 

支給額

専門実践教育訓練給付金の支給額は、受講修了後1年以内の働き方によって受給率が変わります。

①受講修了後、1年以内に雇用保険の被保険者(正社員等)にならない場合
・受給者本人が実際に支払った入会金や受講料の50%
・上限は1年間40万円(訓練期間は最大3年のため、最大で120万円給付)

②受講修了後、1年以内に雇用保険の被保険者(正社員等)になる場合
・受給者本人が実際に支払った入会金や受講料の70%
・上限は1年間56万円(訓練期間は最大3年のため、最大で168万円給付)

なお、訓練を途中でやめた場合や、途中で修了する見込みがなくなった場合は支給されません。
給付金の最低金額は4,000円なので、講座を修了した時点で支払金額が20,005円以上ないと、給付を受けられません。

 

特定一般教育訓練給付金

特定一般教育給付金

特定一般教育給付金は、早期に再就職・キャリアアップしたい人に向けた制度です。
令和元年10月1日に新設されました。

一般教育訓練給付金と専門実践教育訓練給付金対象の講座よりも、より迅速に再就職できる資格を取得できるようになっています。

対象者

特定一般教育給付金の対象者も、初めて制度を利用する人と制度の利用が2回目以降の人で要件が変わります。

●初めて制度を利用する人
条件①雇用保険の加入期間が1年以上
条件②受講開始日に在職中で雇用保険に加入しているor受講開始日が退職後1年以内

●制度の利用が2回目以降の人
条件①前回の制度開始日から雇用保険の加入期間が3年以上
条件②受講開始日に在職中で雇用保険に加入しているor受講開始日が退職後1年以内

対象となる講座

特定一般教育訓練の対象となる講座は、計150講座です。
対象となる主な分野や資格の例を以下でいくつかご紹介します。

分野 資格の例
業務独占資格 ・税理士
・社会保険労務士
・介護職員初任者研修など
情報通信技術 ・基本情報技術者試験など
職業実践力育成プログラム ・特別の課程(教育)

支給額

●受給者本人が実際に支払った入会金や受講料の40%
●上限は20万円

資格の受験費用や交通費などは含まれません。
給付金の最低金額は4,000円なので、講座を修了した時点で支払金額が20,005円以上ないと、給付を受けられません。

 

実務者研修も教育訓練給付金制度の対象になるか?

実務者研修も教育給付金制度の対象

結論から言うと、実務者研修も教育給付金制度の対象になります

以下で「一般教育訓練給付金対象」と「専門実践教育給付金対象」に分けて、実務研修が受けれるスクールと講座名をご紹介します。

一般教育訓練給付金が受けられるスクール

スクール 講座名
EDC医療福祉学院 介護福祉士実務者研修
・初任者研修取得者コース
・2級取得者コース
・全課程コース
TAPアカデミー 介護福祉士実務者研修
・介護職員初任者研修取得者向け
・訪問介護員研修2級取得者向け
・無資格者向け
エンビト福祉カレッジ 実務者研修通信科
・ヘルパー2級修了者向け
・初任者研修修了者向け
三幸福祉カレッジ 実務者研修講座
・介護職員初任者研修修了者向け
・訪問介護員2級修了者向け
・無資格者向け
ニチイ 介護福祉士実務者研修
・介護職員初任者研修修了者コース
・ホームヘルパー2級課程修了者コース
・無資格者コース

 

専門実践教育訓練給付金が受けられるスクール

スクール 講座名
サンシャイン総合学園 介護福祉士実務者研修 通信科
・全科目受講コース
・ホームヘルパー2級修了者コース
・介護職員初任者研修修了者コース
藤仁館医療福祉カレッジ 介護福祉士実務者研修科
・通信課程
・通信課程 初任者研修修了者
・通信課程 ヘルパー2級修了者
三幸福祉カレッジ 実務者研修
・無資格者コース
・訪問介護員2級修了者
・介護職員初任者研修修了者
湘南国際アカデミー 介護実務者研修修了通信課程
・初任者研修修了者科目免除コース
・訪問介護員2級修了者科目免除コース
・無資格・経験者コース
キャリア福祉カレッジ 介護福祉士実務者研修通信コース
・無資格
・介護職員初任者研修修了
・訪問介護員2級修了

 

教育訓練給付金受給の流れ

教育訓練給付金受給の流れ

教育訓練給付金を受給するには、事前の手続きや準備が必要になります。
申請の手続きは、対象講座の受講開始日1ヶ月前までに申請が必要です。

また、受講開始前には、キャリア・コンサルタントによる「訓練前キャリア・コンサルティング」を受け「ジョブ・カード」を発行してもらう必要もあります。

給付を検討している方は、早めに手続きを行いましょう。

申請する所

教育訓練給付金を申請する所は、あなたの住んでいる地域を管轄するハローワークです。
受給を検討し始めたら、早めに相談に行きましょう。

受講前に提出する書類

書類 備考
教育訓練給付金及び教育訓練支援給付金受給資格確認票 ハローワーク等で配布
ジョブカード 訓練前キャリア・コンサルティング
本人・住所確認書類 マイナンバーカード
運転免許証など
雇用保険被保険者証 -
教育訓練給付適用対象期間延長通知書 適用の対象期間を延長していた場合に必要
写真2枚 直近の写真
サイズ:縦3cm×横2.5cm
通帳またはキャッシュカード 給付金払込先のもの

申請の流れ

  1. 受給資格と支給要件を確認する
  2. 訓練前キャリア・コンサルティング受講&ジョブ・カード作成
  3. 受講前の申請手続き
  4. 受講
  5. 支給申請
  6. 受講修了
  7. 支給申請
  8. 追加給付の申請

以下で詳しく説明します。

1.受給資格と支給要件を確認する

受給開始予定の日に受給資格があるかどうか・受講しようとしている講座が指定の講座であるかを申請する前に、管轄のハローワークで確認しましょう。

2.訓練前キャリア・コンサルティング受講&ジョブ・カード作成

受給申請手続きの前に、キャリア・コンサルタントによる「訓練前キャリア・コンサルティング」を受講し、「ジョブ・カード」を作成しましょう。

なお、在職中の場合は、所属する会社によって、キャリア・コンサルティングを受講しなくても良い場合があるので、事前に確認する事をおすすめします。

3.受講前の申請手続き

受講開始日1ヶ月前までに、先ほどご紹介した「受講前に提出する書類」をハローワークに提出しましょう。

4.受講

指定の講座を受講します。

5.支給申請

受講中は6ヶ月ごとに支給申請を行う必要があります。
6ヶ月間経った後、1ヶ月以内に必要書類をハローワークへ提出しましょう。
必要書類は以下の通りです。

書類
教育訓練給付金の受給資格者証
教育訓練給付金支給申請書
受講証明書
領収書
返還金明細書

6.受講修了

指定された講座を修了します。

なお、修了したと認められる要件は、以下のように通学の場合と通信の場合で変わります。

●通学の場合
条件①学校への出席率80%
条件②修了試験の正解率60%以上

●通信の場合
条件①添削等の提出率80%以上
条件②修了試験の正解率60%以上

7.支給申請

受講修了日から1ヶ月以内に必要書類をハローワークへ提出します。

書類
教育訓練給付金の受給資格者証
教育訓練給付金支給申請書
専門実践教育訓練修了証明書
領収書
返還金明細書

8.追加給付の申請

専門実践教育訓練給付金を受ける場合は、受講後、資格を取得し就職すると、追加給付がもらえます。
被保険者として雇用された日から1ヶ月以内に申請手続きをしましょう。

※注意事項

注意事項

  • 申請の手続きは、原則、本人が行いましょう。
  • 申請の手続きには期限があります。受講前・後、1ヶ月以内で手続きしましょう。
  • 受講を途中でやめた場合は、受給の対象になりません。

 

実務者研修も支給対象となる!

実務者研修も支給対象となる!

今回は教育訓練給付金制度についてお話ししました。

介護業界では、給料を上げる方法として「資格取得」が最も確実な近道とされています

教育訓練給付金制度の対象となる「実務者研修」は、介護福祉士を目指す前段階の大切な資格です。
今後、介護業界で働いていきたいと思っているのであれば、この制度を上手く活用して、お得に資格を取得したいですね。

支給要件や支給の流れなど、複雑な部分もありますが、「教育訓練給付金を受給したい」と思ったら、まずは管轄のハローワークに相談に行きましょう!

受給前の手続きなどもあるので、早めに相談に行く事をおすすめします。

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