「介護の履歴書に書くべき志望動機とは?」
「介護の志望動機に使えそうな例文があったら教えて…!」
そこで今回は、介護の履歴書に書くべき志望動機を例文付きで詳しく解説します。
特に未経験者・経験者向けに分けて例文を紹介しているので、該当する個所を参考にしてみてください。
◆本記事の要約
- 介護の履歴書を書くポイント
- 介護の履歴書でアピールするべきこと
- 介護の履歴書に書くべき志望動機の例文
- 【例文あり】介護”経験者”が履歴書に書くべき志望動機
- 【例文あり】介護”未経験者”が履歴書に書くべき志望動機
- 履歴書の志望動機欄と自己PRが同じになっている場合のポイント
- 履歴書の提出前に確認したいこと
ここでは介護の履歴書に書くべき志望動機を例文付きで詳しく解説していますが、資格や給料体制の細かい情報はこちらで紹介しています。
あわせてチェックしてみてください。
介護の履歴書を書くポイント
まずは介護の履歴書を書くポイントについて、紹介します。
大切なのは、以下の2つ。
- 資格欄に書く日付は「取得日」
- 資格名は正確な名前で記入する
1つずつ、解説します。
資格欄に書く日付は「取得日」
介護の履歴書を書くポイント、1つ目は「資格欄に書く日付は”取得日”」。
履歴書の資格欄には、取得日を書きましょう。
免許証が発行された日や登録日などを書きやすいので、要注意です。
資格名は正確な名前で記入する
介護の履歴書を書くポイント、2つ目は「資格名は正確な名前で記入する」。
介護の資格名は長いものが多く、一般的に略称で呼ばれることが多いです。
たとえば特養は「特別養護老人ホーム」、サ管は「サービス管理責任者」なので注意しましょう。
介護の履歴書でアピールするべきこと
つづいて、介護の履歴書でアピールするべきことを記載しておきます。
厚生労働省が発表している「介護人材と介護福祉士の在り方について」では、介護福祉士としての理想像が以下のように記されています。
◆介護福祉士像一覧
- 尊厳を支えるケアの実践・現場で必要とされる
- 実践的能力・自立支援を重視し、これからの介護ニーズ、政策に対応できる
- 施設・地域(在宅)を通じた汎用性ある能力
- 心理的・社会的支援の重視・予防からリハビリテーション、看取りまで、利用者の状態の変化に対応できる
- 他職種協働によるチームケア
- 1人でも基本的な対応ができる
- 「個別ケア」の実践/利用者・家族・チームに対するコミュニケーション能力や的確な記録・記述力
- 関連領域の基本的な理解
- 高い倫理性の保持
参考:厚生労働省「介護人材と介護福祉士の在り方について」
上記のなかで自分が当てはまる内容は、エピソード付きで積極的に伝えることをおすすめします。
介護の履歴書に書くべき志望動機のポイント
つぎに、介護の履歴書に書くべき志望動機のポイントを紹介します。
ここでのポイントは、以下の4つ。
- 結論は始めに書く
- なぜそう考えているのか理由を書く
- どのように成長していきたいかを書く
- 採用されたらどのように貢献するのかを書く
1つずつ、解説をしていきます。
結論は始めに書く
介護の履歴書に書くべき志望動機のポイント、1つ目は「結論は始めに書く」です。
志望動機欄を埋めることに集中して、結局何を伝えたいのかが分からない文章になってしまうことも。
誰でも簡単に分かりやすい文章を書くうえで大切なので、覚えておきましょう。
なぜそう考えているのか理由を書く
介護の履歴書に書くべき志望動機のポイント、2つ目は「なぜそう考えているのか理由を書く」です。
結論に結びつく文章となり説得力があがるので、なるべく理由とともに体験談を記入するようにしてください。
結論と理由はセットで考えるようにしましょう。
どのように成長していきたいかを書く
介護の履歴書に書くべき志望動機のポイント、3つ目は「どのように成長していきたいかを書く」です。
自分が介護の仕事を通じて挑戦したいこと、そこからどう成長していきたいのかを書くことで、相手に意欲を伝えられます。
また次に紹介する貢献エピソードにもつながるので、しっかりと書きましょう。
採用されたらどのように貢献するのかを書く
介護の履歴書に書くべき志望動機のポイント、4つ目は「採用されたらどのように貢献するのかを書く」です。
成長したいことを目標とするなら、達成後にできることを書くというのが大切なポイント。
介護業界が未経験でも、いま貢献できることを書くのもおすすめです。
【例文あり】介護”経験者”が履歴書に書くべき志望動機
つづいて介護”経験者”が履歴書に書くべき志望動機について、例文を交えながら解説します。
最低限、履歴書に書いておきたいことは以下の3つ。
- 前職をやめた理由
- 前職をやめた理由についての解決策や対処法
- 再就職する理由
1つずつ解説します。
◆介護経験者の例文
学生時代から介護に興味があり、○○会社に新卒入社しました。そこから8年間勤続しましたが、結婚・出産により退職をし、現在まで子育てに励んでおりました。今回貴社へ再就職を希望したのは、子育てが終わり自分のやりたいことを考えた時に、介護の仕事へ戻りたいと考えたからです。子どもは全員巣立ちましたので、家庭の都合でご迷惑をおかけすることはありません。
前職をやめた理由
介護”経験者”が履歴書に書くべき志望動機、1つ目は「前職をやめた理由」。
介護を経験している場合はかならずと言っていいほど、前職をやめた理由を聞かれます。
直接聞かれてネガティブな回答をしないように、あらかじめ履歴書に書いておきましょう。
前職をやめた理由についての解決策や対処法
介護”経験者”が履歴書に書くべき志望動機、2つ目は「前職をやめた理由についての解決策や対処法」。
前職をやめた理由がたとえば人間関係悪化の場合、採用者は「同じことを原因として退職されるのではないか」と考えます。
前職をやめた理由を書くときに、解決策や自分が行った対策方法も記載するようにしましょう。
再就職する理由
介護”経験者”が履歴書に書くべき志望動機、3つ目は「再就職する理由」。
介護の経験があるにも関わらず、なぜ1度離職してさらに再就職するのかといった点は誰でも興味がある内容です。
面接で話が広がることも考えられるので、ここは完結に記す程度にしましょう。
【例文あり】介護”未経験者”が履歴書に書くべき志望動機
つづいて介護”経験者”が履歴書に書くべき志望動機について、例文を交えながら解説します。
最低限、履歴書に書いておきたいことは以下の3つ。
- 長く続けたいと考えていること
- 介護職が命を扱うものであると考えていること
- なぜ該当施設に応募したのか
1つずつ解説します。
◆介護未経験者の例文
新卒で建築関係の仕事に就き、今まで現場での過酷な状況から病気になって後遺症が残った方々を見てきました。その多くが熱中症であり、今でも知り合いのなかには介護を必要としている元同僚もいます。それがきっかけで福祉関係に強く興味を持ち、同時に自分が救いたいとも感じました。建築関係の仕事とは異なり、介護業界では年齢を重ねても現役で働く方が多くいらっしゃいます。その中でも貴社では70歳で元気に働いている先輩がいることを知り、多くを学びながら貢献していける介護士になりたいと考え、貴社を志望しました。
介護職が命を扱うものであると考えていること
介護”未経験者”が履歴書に書くべき志望動機、1つ目は「命を扱うものであると考えていること」。
介護職では病気を治すことができなくても、良くなるように毎日利用者のサポートをします。
ただしなかには施設にて息を引き取る方もおり、介護職が命を扱うものであることには変わりありません。
責任が重い仕事だと理解していることを、志望動機欄に記入できると良いでしょう。
長く続けたいと考えていること
介護”未経験者”が履歴書に書くべき志望動機、2つ目は「長く続けたいと考えていること」。
介護職は年々志望する人が少なくなり、スタッフが高齢化してきています。
30~40代でも若いスタッフといわれるほど深刻化しているので、特に若者は「長く介護職を続けたい」旨を記載しましょう。
なぜ該当施設に応募したのか
介護”未経験者”が履歴書に書くべき志望動機、3つ目は「なぜ該当施設に応募したのか」。
他の施設でも介護業界で働けるなかで、なぜ該当施設を選んだのかということを記載しましょう。
明確な理由がない場合でも「家から近い」などは避け、仕事につながるような内容を書くのがポイントです。
履歴書の志望動機欄と自己PRが同じになっている場合のポイント
ここからは、履歴書の志望動機欄と自己PRが同じになっている場合のポイントを紹介します。
1つの欄に志望動機と自己PRを記載するときに注意したいのは、以下の5つ。
- 志望動機を先に書く
- 自己PRよりも志望動機を多めに書く
- 自己PRは強みを始めに書く
- 強みに関するエピソードや理由はかならず書く
- 自分の強みを介護職へどう活かすか書く
お手持ちの履歴書を確認し、志望動機欄と自己PRが同じになっている場合はよく読んでおきましょう。
志望動機を先に書く
履歴書の志望動機欄と自己PRが同じになっている場合のポイント、1つ目は「志望動機を先に書く」。
あくまでも施設に入社するための履歴書なので、自分のPRよりも志望動機が重要です。
結論から書くと分かりやすいように、より相手に伝えたい内容から書くのが効果的でしょう。
自己PRよりも志望動機を多めに書く
履歴書の志望動機欄と自己PRが同じになっている場合のポイント、2つ目は「自己PRよりも志望動機を多めに書く」。
同じ欄になっているとどうしても半々に書きたくなるかもしれませんが、やはりここも伝えたい事項を最優先にしましょう。
自己PRは面接で雰囲気を見てもらいながら伝えるのが、効果的です。
自己PRは強みを始めに書く
履歴書の志望動機欄と自己PRが同じになっている場合のポイント、3つ目は「自己PRは強みを始めに書く」。
志望動機を書いたあと、自己PRは「強み」から書き始めると良いです。
その後の文章にもつながりが生まれやすくなるので、ぜひ試してみてください。
強みに関するエピソードや理由はかならず書く
履歴書の志望動機欄と自己PRが同じになっている場合のポイント、4つ目は「強みに関するエピソードや理由はかならず書く」。
強みを結論から書くことで、理由やエピソードを書きやすくなっているはずです。
「なぜなら~」の書き出しで、完結に書くことを意識しましょう。
自分の強みを介護職へどう活かすか書く
履歴書の志望動機欄と自己PRが同じになっている場合のポイント、5つ目は「自分の強みを介護職へどう活かすか書く」。
介護未経験者の場合、現在の自分が持っている強みを書いているはずです。
それをどう介護に昇華するのか、どう貢献したいのかということを考えながら書いてみてください。
履歴書の提出前に確認したいこと
さいごに、履歴書の提出前に確認したいことを5つ紹介します。
- 黒のボールペンで書かれているか
- 敬称は正しいか
- 証明写真を貼ってあるか
- 誤字脱字はないか
- 日付は面接日(ポスト投函日)にしてあるか
1つずつ見ていきましょう。
黒のボールペンで書かれているか
履歴書の提出前に確認したいこと、1つ目は「黒のボールペンで書かれているか」。
シャーペンで下書きしている場合は、すべて清書できているかを確認してください。
敬称は正しいか
履歴書の提出前に確認したいこと、2つ目は「敬称は正しいか」。
以下を見直して、正しく記載されているか確認しましょう。
- 履歴書や職務経歴書などに記載する場面 →貴施設 →貴社 →貴院 →貴法人
- 面接など口頭の場面 →御施設 →御社 →御院 →御法人
証明写真を貼ってあるか
履歴書の提出前に確認したいこと、3つ目は「証明写真を貼ってあるか」。
履歴書の書き直しが発生することを考えて、最後に証明写真を貼るのが基本ですが、ときには忘れてしまうことも。
かならず最後に証明写真が貼ってあるか確認しましょう。
誤字脱字はないか
履歴書の提出前に確認したいこと、4つ目は「誤字脱字はないか」。
特に施設の名前を間違えてしまうと失礼にあたるので、最終確認をしましょう。
日付は面接日(ポスト投函日)にしてあるか
履歴書の提出前に確認したいこと、5つ目は「日付は記載日(ポスト投函日)にしてあるか」。
履歴書の上部にある日付は、面接を受ける日にちを書きましょう。
しかし郵送する場合は、ポストに投函する日にするのが好ましいです。
まとめ|介護の履歴書に書くべき志望動機はほぼ例文通り
そこで今回は、介護の履歴書に書くべき志望動機を例文付きで詳しく解説しました。
それでも介護職が未経験であることに不安なら、資格取得を目指すのも1つの手です。
挑戦することを諦めず、勉強や実践で少しずつ技術を磨いていきましょう。
当サイトでは介護職に特化したサイトで、他にもたくさん記事を更新しています。
もし気になることがあれば、該当記事を読んで参考にしてみてくださいね!