介護業界の就職・転職に役立つ介護就職フェアをご存知でしょうか?
この記事では「介護就職フェア」について解説します。
結論、介護業界へ就職を検討しているなら、介護就職フェアはおすすめです。
介護就職フェアに参加すれば、介護職の知識、働き方、施設による違いを知れます。
その他にも「過去の介護求人フェア例」を紹介しているので、参考にしてください。
ぜひこの記事を参考に、自分に合った介護職を見つけてください。
また「おすすめの介護転職サイト」について知りたい方は、こちらで解説を行っていますのでぜひ確認してみてくださいね。
東京の介護就職フェアを開催しているのは、e介護転職を運営している株式会社ベストパーソン。
求人情報も多く取り扱っているので、e介護転職の情報をチェックしておくと良いでしょう。
就職フェアとは
多数の企業が会場に集まり、自社ブースで就職希望者に対して会社説明を行うイベントが、就職フェアです。
就職フェアは全国各地で通年開催されていて、規模は大小さまざま。
介護・保育・IT企業など、業種に特化した就職フェアも開催されており、多くの就職・転職希望者が参加しています。
フェアを主催しているのは、法人や自治体など。
入社が多くなる4月と10月に向けて採用活動も盛んになるため、出展する企業・利用者とも3月と9月は比較的多い傾向です。
企業ブースでは、直接採用担当者や現スタッフが、会社説明や質問に対する回答を実施し、利用者は希望するブースを自由に回って情報を収集します。
さらに履歴書用の写真撮影コーナーや、悩み相談コーナーなどのサービスを提供する就職フェアもあり、就職希望者に人気です。
フェアの活用により、それまで知らなかった魅力ある企業と出会える可能性やモチベーションを高めることもできるでしょう。
就職・転職したいと考えているのなら、フェアに足を運んでみてください。
介護就職フェアのメリット3つ
さまざまな介護施設を運営する事業者が集まって会社説明を行っているのが、介護就職フェアです。
介護業界は、無資格・未経験でも挑戦しやすいのがメリット。
就職してから資格を取り、キャリアアップを目指すこともできます。
しかし施設の種類が多岐に渡っていて数も多いため、何を選んだら良いか分からないと感じる方も多いでしょう。
そんな方におすすめなのが、介護就職フェアです。
介護就職フェアに参加するメリットは、3つあります。
- いくつもの施設を比較しやすい
- 現スタッフの意見を聞ける
- 自分の都合に合わせられる
「介護業界に就職・転職したいけど、どのように選べば分からない」と感じている方は、ぜひ利用してみてください。
いくつもの施設を比較しやすい
介護就職フェアは、短時間でいくつもの施設を比較しやすいメリットがあります。
情報を集めていくつもの施設を比較できるでしょう。
ブースに出展している介護施設・事業所からは、自由に説明が受けられます。
人事担当者から個別に説明が受けられるため、不明点があれば個別の質問も可能です。
短時間の参加だとしても、介護就職フェアなら1日で多くの施設に関する情報を集められるので、効率よく情報収集できます。
現スタッフの意見を聞ける
実際に介護施設で働いている現スタッフの意見を聞けるのも、介護就職フェアの大きなメリットです。
未経験から介護業界への就職を考えているのなら、実際にどのような業務をしているのか想像しづらいものではないでしょうか。
実務対応をしている現スタッフと直接話すと、より業務内容がイメージしやすくなります。
仕事で得られるやりがいや、実際に働いてみての苦労など、大きなヒントを得られるでしょう。
各ブースに足を運び、現スタッフの意見を聞いて、ぜひ就職先選びに役立ててください。
自分の都合に合わせられる
介護就職フェアの多くは、途中での入退場が自由で、事前の申し込みも不要です。
参加者が自分の都合に合わせて参加できるのは、介護就職フェアに参加する大きなメリットと言えるでしょう。
ブースに出展している施設・事業所は、1人でも多くの参加者に説明しようと考えているので、説明にかける時間は短めです。
そのため1~2時間の参加だとしても、複数の介護施設から説明が受けられます。
忙しくて時間がとれない方でも、短時間の参加ができるため、自分の都合に合わせて情報収集可能です。
介護就職フェアのデメリット3つ
就職・転職活動に使える便利な介護就職フェアですが、デメリットもあります。
ただし対策を考えておくことで、介護就職フェアのデメリットは軽減できるでしょう。
主なデメリットは、以下の3つです。
- 説明時間が短い
- 目的を定めないと迷ってしまう
- ライバルが多い
それぞれのデメリットから対策まで解説するので、介護就職フェアへ参加する前に、確認しておきましょう。
説明時間が短い
出展している施設からの説明時間が短い傾向にあるのが、介護就職フェアのデメリット。
参加者が少ない介護就職フェアでは、時間をかけて説明してくれるケースもあります。
しかし、一般的にブースに出展している介護施設や事業所などは、多くの参加者に説明するために回転を重視する傾向があるのです。
そのため、施設側があらかじめ用意してくれた説明だけでは、物足りないと感じる可能性もあるでしょう。
深く話を聞いてみたい施設があれば、個別で会社説明を受けることが可能か人事担当者に相談してみてください。
目的を定めないと迷ってしまう
目的を定めないと迷ってしまうのも、介護就職フェアのデメリット。
介護就職フェアの規模が大きいと、参加する法人や企業は50を超えることもあります。
個別面談だけでなく、セミナーや各種コーナーに興味を持つ方も多いでしょう。
漠然と参加してしまうと、必要な情報を得られず終わってしまう可能性があるため、注意しなければいけません。
定めておく参考として、以下のようなものがあります。
- どんな情報を集めたいのか
- どのような質問をしたいのか
- 何か所ブースを回るのか
ただ参加して終わるのではなく、自分の希望に合う施設を見つけるために必要なことを考えておきましょう。
ライバルが多い
参加しているライバルが多いことも、介護就職フェアのデメリットです。
当日は、介護業界への就職を考えている方が多く参加しています。
なかには、同じ介護施設に興味を持っているライバルが存在する可能性もあるでしょう。
出展ブースで説明を受けられますが、積極的に質問しなければ、自分に必要な情報を得るのは難しくなります。
ライバルに負けないよう、あらかじめ何を知りたいのか考えておくのも大切です。
事前準備を整えて、介護就職フェアでは積極的に質問をしていきましょう。
介護就職フェアに参加する前の準備
就職に活かせる介護就職フェアですが、参加するなら準備が大切です。
フェアの開催時間内に、気になる施設すべての情報を集めるなら、効率を重視しましょう。
そこで、介護就職フェアを効率に回るための準備を解説します。
- 質問したいことをいくつか書き出しておく
- 参加企業の情報をチェックしておく
- 企業の比較ポイントを考えておく
介護就職フェアへの参加を有意義なものにするために、しっかり事前準備を行ってください。
質問したいことをいくつか書き出しておく
介護就職フェアに参加するなら、質問したいことをいくつか書き出しておくと役立ちます。
多数の介護施設から、1日で多くの情報を得られるのが介護就職フェアです。
当日説明を受ける段階になって慌てないためには、質問したいことを考えておくと良いでしょう。
もちろん考えるだけでなく、いくつか書き出してメモにしておくようにしてください。
事前に質問を用意しておくと、当日に説明を受ける段階で慌てる必要がなくなり、積極的に質問できます。
また当日フェアで質問への返事をもらったら、忘れないようしっかりメモしておきましょう。
参加企業の情報をチェックしておく
介護就職フェアへの参加を決めたら、出展している介護施設や事業所の情報を、ホームページなどで確認しておきましょう。
出展企業が発表されるタイミングは、介護就職フェアにより違いがあります。
開催の2~3週間前になってから発表される場合もあるので、介護就職フェアに参加するならチェックが大切です。
情報を確認した上で、興味がある介護施設を事前にピックアップしておくと、当日はスムーズに出展ブースを回れます。
もし未経験から介護業界に就職するのなら、介護施設の種別についても、事前に把握しておくと良いでしょう。
当日になって「違いが分からない」とならないよう、施設ごとの違いもチェックしておいてください。
企業の比較ポイントを考えておく
事前準備をするのなら、施設・企業の比較ポイントを考えておくのもおすすめです。
働くにあたって重視したいポイントがあるなら、事前にリストアップしておきましょう。
たとえば、以下のようなポイントで比較すると良いです。
- 業務内容
- 雇用形態
- 給与
- 賞与
- 福利厚生
- 休みやすさ
- 年間休日数
- 視覚補助制度
- 勤務体系
同じ介護施設であっても、仕組みは法人・企業ごとに、それぞれ大きく異なります。
ライフスタイルに合わせて働きたいと考えるなら、必ず企業の比較ポイントを考えておきましょう。
過去の介護就職フェアの例
これまでに開催された介護就職フェアへの例を、いくつか紹介します。
今回紹介するのは、東京都・千葉県・大阪府・岡山県で過去に開催された介護就職フェアです。
特別講演会・セミナー・写真撮影コーナー・資料コーナーなど、個別相談以外にもさまざまな企画が行われるのが、介護就職フェアの特徴。
施設への相談だけでなく、その場で面接ができるフェアもあります。
介護就職フェアは全国各地で通年開催されていますので、興味があったらぜひ足を運んでみましょう。
東京の介護就職フェア
東京都では、介護・福祉業界に就職を希望される方を対象に、不定期で「介護福祉合同就職フェア」が開催されています。
「介護福祉合同就職フェア」は入場無料で、予約も不要。
運営しているのは介護福祉求人サイト「e介護転職」を運営している、株式会社ベストパーソンです。
2020年のフェアでは、首都圏の介護・福祉企業29社が出展し、新卒者・既卒者・転職希望者などへの個別説明を行いました。
また当日には、日本介護福祉士会会長による特別講演も開催。
介護や福祉の道を目指す方にとって、有意義な内容となっています。
過去「介護福祉合同就職フェア」の特徴は以下の通りです。
- 資格・経験不問
- 予約不要
- 参加無料
- 日本介護福祉士会会長による特別講演
- 事前登録して来場するとQUOカード1,000円分の来場特典
千葉県の介護就職フェア
千葉県では、社会福祉施設・事業所への就職希望者を対象に、「福祉のしごと就職フェア・inちば」を不定期で開催しています。
「福祉のしごと就職フェア・inちば」は入場料が無料で、事前申し込みは不要。
フェアを運営しているのは、社会福祉法人千葉県社会福祉協議会です。
「福祉のしごと就職フェア・inちば」は開催頻度が多いのも特徴。
生徒・学生・シニアなど、介護の仕事への就職を考えているなら、誰でも参加可能です。
雇用保険受給中にフェアに参加すると、求職活動実績としても認められます。
このフェアでは、社会福祉施設・事業所の採用担当者との個別面談も可能。
当日の参加法人・事業所は、開催日の1か月前にホームページに掲載されます。
過去「福祉のしごと就職フェア・inちば」の特徴は以下の通りです。
- 入場無料
- 入退場自由
- 申し込み不要
- 履歴書不要
- 服装自由
- 福祉のしごと何でも相談コーナー
大阪府の就職フェア
大阪府では、福祉や介護の仕事に興味を持っている方を対象に「北河内エリア介護と福祉の就職フェア」を毎年開催しています。
入場料は無料で、入退場は自由、履歴書や事前申し込みなどは不要です。
このフェアを主催しているのは、大阪府社会福祉協議会老人施設部会。
2020年のフェアでは、開始前にハローワークによるセミナーも開催されました。
フェアではインターンシップへの応募も可能で、多くの転職希望者が足を運んでいます。
過去「北河内エリア介護と福祉の就職フェア」の特徴は以下の通りです。
- 入場無料
- 入退場自由
- 履歴書不要
- 申し込み不要
岡山の就職フェア
岡山県では、福祉・介護事業所の人事担当者と直接話せる「福祉の就職総合フェア岡山」が毎年開催されています。
フェアの主催は、岡山県・社会福祉法人岡山県社会福祉協議会。
開催の2~3週間前に公開される特設WEBサイトでは、法人事業所紹介などが閲覧できます。
採用担当者と個別面談ができるだけでなく、各種コーナーも充実。
2021年8月1日の「福祉の就職総合フェア岡山」には、学生・社会人など約90名が参加しました。
過去「福祉の就職総合フェア岡山」の特徴は以下の通りです。
- 特設サイトによる法人紹介資料・PR動画掲載
- 職場の魅力を1分で紹介する法人リレープレゼン
- 就職や資格に関する各種相談コーナー
- 資料コーナー
介護就職フェアに参加して自分に合った施設に就職しよう
介護就職フェアは、未経験の方でも介護について知れるメリットの多いフェアです。
介護業界や働き方について、沢山の知識を得られるでしょう。
さまざまな地域で介護就職フェアが行われているので、お近くの地域のフェアを検索してみてください。
「介護施設に就職したいけど、求人から選ぶのが難しい」という方は、介護就職フェアに参加してみましょう。
また、東京の介護就職フェアはe介護転職が開催しています。
介護求人を探す際や、フェアを検索する際にはe介護転職を利用してみましょう。