介護職で採用されずに悩んでいませんか?
この記事では「介護職で不採用になる理由」について解説します。
結論、不採用になる理由は、あなた自身になにかしらの原因があるからです。
それぞれの理由から、介護施設がどのような人物を求めているかまでまとめたので、参考にしてください。
その他に「注意点」についても解説します。
ぜひこの記事を参考に、希望する介護職の仕事に就いてください。
また「介護職面接の質問内容と回答例」について知りたい方は、こちらで解説を行っていますのでぜひ確認してみてくださいね。
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面接担当者が重視するポイント
まずは、面接担当者はどのような部分を重視しているのか知っておきましょう。
不採用になるのは、施設側が求める回答をアピールできていないからかもしれません。
面接担当者が主に重視しているのは、以下の2つです。
- 人柄
- 仕事に対する意欲
介護職は誰でもできる仕事ではないので、とくに重視されるポイントです。
もしかしたら、2つのポイントが面接担当者に伝わっていないのではないでしょうか。
それぞれ、どのような部分を見られているのか、以下で具体的に解説します。
人柄
介護施設で重視されるのは、あなたの人柄です。
施設利用者とのコミュニケーションが重要な介護職では、人柄は重要な部分になります。
また、スタッフ同士のコミュニケーションも円滑にとれないと判断されてしまうでしょう。
人柄を見る上で、主に重要な部分は以下の3つです。
- 丁寧な言葉遣い
- 自然な笑顔
- 一般常識
言葉遣いは施設によって形容範囲は異なりますが、明るい笑顔と一般常識は必須と言えます。
人と密に接する仕事なので、とくに注意しておきましょう。
仕事に対する意欲
介護職は、誰でもできる仕事ではありません。
排せつや入浴、食事の介助まで行うため、他の仕事と比べて労力がかかります。
なかには、ストレスや不満につながることもあるでしょう。
そのため、施設が求めるのは「辞めない人材」です。
辞めない人材と思ってもらうには、仕事に対する熱意や意欲をアピールしなければいけません。
どんな信念や想いがあり、介護の仕事として自社を選んだのか、具体的かつ明確に伝える必要があります。
介護職で不採用になる6つの理由
介護職で不採用になる理由は、なにかしらのマイナス点があるためです。
自身と施設が合わない場合もありますが、基本的にはあなたに問題があると考えましょう。
主に不採用になる理由は、以下の6つです。
- 第一印象が悪い
- 基本的なマナーができていない
- 志望動機が曖昧
- お互いの条件がかみ合わない
- 転職理由がネガティブ
- 履歴書の作成が雑
何度も介護職の面接で不採用になっている方は、いずれかに当てはまっていないか思い出してみましょう。
以下では、それぞれの重要性、どのように思われてしまうかなどを解説します。
第一印象が悪い
第一印象とは、主に身だしなみです。
服装や髪型など、目に入る部分は強い印象を与えます。
面接の時点で身だしなみが整っていないと、実際に働いた場合も、身だしなみが適当になると思われてしまうでしょう。
面接の際は、ラフ過ぎない服装や、アクセサリーを外すなど、真面目な印象を与えるような服装が好ましいです。
ラフな服装で良いと指定された場合でも、ラフ過ぎないオフィスカジュアルな服装が良いです。
基本的に人は視覚の情報に左右されるので、見た目は重視しましょう。
基本的なマナーができていない
基本的なビジネスマナーがなっていないのは、介護職に限らず、どんな職種でも不合格になる可能性が高いです。
とくに介護職は人と接する仕事なので、マナーや言葉遣いに関しては重視する傾向があります。
主に注意するポイントは、以下の6つです。
- 言葉遣い
- 振舞い
- 電話応募の話し方
- 声のボリューム
- 姿勢
- 挨拶
基本的なマナーは、社会人して覚えておかなければいけません。
これまで介護職で不採用となっている方は、これを機にビジネスマナーを身に付けましょう。
志望動機が曖昧
志望動機は、どんな職種でも面接で必ず聞かれる質問です。
志望動機が明確になっていなければ「ウチの施設でなくても良いのでは?」と思われてしまいます。
とくに気を付けたいのが「なんとなく」のような回答です。
また「介護職を経験してみたかった」というような回答もNG。
「なぜ介護なのか?」「なぜこの施設なのか?」を具体的に伝えられなければ、施設側は「適当に選ばれた」と思ってしまいます。
志望動機は具体的に熱意を持って伝えましょう。
お互いの条件がかみ合わあい
単純に双方の条件が合わない場合、当然不採用になる可能性は高いです。
施設側の求める人材と違っていたのであれば、諦めるしかありません。
主に多いのが、勤務形態や資格です。
たとえば、以下のようなものがあります。
- 施設側が夜勤の出来る人を探しているのに夜勤ができない
- 要運転免許と記載してあるのに免許を持っていない
求人情報を見るときに、どのような資格・人材を求めているか確認しておきましょう。
記載してあるにも関わらず、条件に当てはまらないと「しっかり求人情報を見ていない」と思われてしまい、マイナス評価になります。
転職理由がネガティブ
ネガティブな転職理由は、マイナス評価になります。
実際にネガティブな内容でも、ストレートに伝えてはいけません。
「人間関係のトラブル」や「給料の不満」などを挙げられますが、ストレートに伝えると「すぐにやめてしまう」「人間性に問題があるかもしれない」と思われてしまいます。
ネガティブな理由でも、言葉を言い換えるようにしましょう。
たとえば、以下のように変換できます。
- 人間関係のトラブル→スタッフ同士のコミュニケーションの場が少ない
- 給料の不満→実績を正当に評価してほしい
言葉一つ変えれば、受け取り方は大きく変わります。
転職理由を伝える際は、細かい言葉遣いに注意しましょう。
履歴書の作成が雑
履歴書は、言うならば自分の分身です。
書き方一つで面接官の印象を大きく左右します。
たとえば、殴り書きのような見づらい文字では、どれだけ熱意があっても気持ちは伝わりません。
他にもマイナス評価になる履歴書の例として、以下があります。
- 字が汚い
- 履歴書の写真が証明写真ではない
- 必要事項が記載されていない
- 日付や年齢など細かい部分が記載されていない
面接官は履歴書を見ながら面接し、採用不採用を判断します。
好印象になるように、細かい部分のミスや見やすさなどを意識しながら履歴書を書きましょう。
介護職が求めている人物像
介護施設が求める人物像を知っておきましょう。
不採用になる理由を改善しただけでは、採用になるとは言えません。
不採用になる理由を改善した上で、さらに魅力的にアピールするには、どのような人物が重宝されるか知っておくと良いです。
求められる人物像としてあげられるのは、以下の4つ。
- コミュニケ―ション能力が高い
- 社会的な常識を持っている
- 介護職に対してポリシーがある
- 長期的に働ける
また、求められる人物として、経験や資格の有無も関係するか解説します。
コミュニケーション能力が高い
介護職は、多くの施設利用者と触れ合う仕事です。
そのため、コミュニケーション能力が求められます。
面接で多少上手く話せなくても、明るさがあり、円滑なコミュニケーションをとれる人であれば、採用される可能性は高いでしょう。
介護施設にはレクリエーションやイベントなどもあるので、コミュニケーション能力のある人は、盛り上げ役としても適任です。
面接で上手く質問に答えられない場合は、面接官とのコミュニケーションを図ってみるのも良いでしょう。
社会的な常識を持っている
介護施設では、社会的な常識は必須です。
社会的な常識がなく倫理観が偏っている方は、介護職に向いていないでしょう。
とくに高齢者の多い施設では、利用者は目上の人しかいません。
非常識な対応をしてしまえば、利用者の不満につながります。
もちろん利用者だけではなく、スタッフ同士の輪を乱す原因になるでしょう。
介護施設に限ったことではないので、社会的な常識やマナーは、普段から気を遣うようにしましょう。
介護職に対してポリシーがある
介護は、高齢者や身体の不自由な人を補助する仕事です。
そのため、介護職に対して軽視するような気持ちを持つ人は、まず採用されません。
介護施設が求めているのは「利用者とどのように触れ合いたいか」「介護を通してなにをしたいのか」という信念やポリシーを持った人です。
面接では「介護観」について質問されるので、介護に関する熱意や信念を伝えましょう。
しっかりした熱意があれば、採用される可能性は高くなります。
長期的に働ける
介護業界は、人手不足が大きな問題となっています。
厚生労働省の「第8期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について」では、以下のように発表されました。
都道府県が推計した介護職員の必要数を見ると、2023年度には約233万人(+約22万人(5.5万人/年))、2025年度には約243万人(+約32万人(5.3万人/年))、2040年度には約280万人(+約69万人(3.3万人/年))となった。
引用:厚生労働省
人手不足になれば、サービス低下や労働環境の悪化につながってしまいます。
そのため、長期的に働ける人材を求めているのです。
未経験・無資格は問題ない
介護職に応募する上で、未経験や無資格は、大きな判断基準になりません。
経験やスキルがあれば優遇はされますが、それ以上に今後どのように活躍してくれるかを期待されています。
参考として介護転職サイト「介護求人ナビ」で「無資格・未経験」の条件で検索したところ、217件の求人がありました(2021年8月現在)。
未経験・無資格でも求人を掲載している事業所は多いので、条件を絞り込んで探してみましょう。
マイナス評価になるNGな言動
注意しておきたいマイナス評価になる言動を解説します。
どれだけ経歴や資格があっても、以下の行動をすると、マイナス評価となり、不採用になってしまうでしょう。
- 前職の愚痴
- 面接のキャンセル
- 必要なものを用意していない
介護職に限らず、社会人としてNGな行動です。
不採用となった理由は、過去にこれらの言動をしているからかもしれません。
どのようなフォローしても、良い評価には転ばない言動なので、必ず注意してください。
前職の愚痴
たとえ前職の待遇が悪くても、愚痴を言ってはいけません。
前職の愚痴は、確実にマイナス評価になります。
あまりにも愚痴がひどいと「うちの施設の悪口も言われる」と思われてしまうでしょう。
とくに退職理由を聞かれた際には、ポロっと待遇面での愚痴をこぼしてしまいやすいです。
どれだけ不満があっても、他人や他社の愚痴はネガティブな印象を生みます。
面接のキャンセル
面接のキャンセルは、社会人として失格です。
施設側は、面接のために仕事の時間を割いているので、当日のキャンセルはしないでください。
また、遅刻に関しても同様です。
面接に遅刻すれば、実際に勤務しても「遅刻をしてしまう可能性がある」と判断されます。
交通機関の遅延や体調不良でのキャンセルの場合は、できるだけ早めに連絡しておきましょう。
必要なものを用意していない
面接に必要なものは、必ず用意しておきましょう。
とくに履歴書や職務経歴書は必須書類です。
面接においてこれらの書類は当たり前に用意するものなので、特別に指定されない場合もありえます。
しかし、指定されない場合でも、面接や職務経歴書を用意するのは、社会人としての常識です。
他にも、指定されたものを忘れてしまうと「約束が守れない」「忘れっぽい」「常識がない」など、マイナス評価になります。
指定されたものはメモをとって確認し、常識として用意するものは、指定されなくても用意しましょう。
言動を見直して介護職に挑戦しよう
介護職で採用になるには、基本的なマナーと仕事に対する意欲が求められます。
どれだけ熱意があっても、伝え方や印象によっては、相手に伝わっていないかもしれません。
一度これまでの言動を振り返って、どこが悪かったのか理由を考えてみてください。
一つ一つ改善していけば、採用になる可能性は上がります。
何度か不採用になっている方でも、諦めずに1から言動を見直してみましょう。
また、どうしても不安な方は「介護ワーカー」を利用してみてください。
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