介護関連資格

老人ホームで働くために必要な介護資格は?仕事内容を紹介!

介護資格 老人ホーム

老人ホームで働くにはどんな資格が役に立つ?

高齢者にサービスを提供する老人ホームでは、様々な介護資格が役に立ちます。

この記事では、老人ホームの仕事で役に立つ資格について紹介していきます。

介護資格をとって、充実の介護ライフを過ごしていきましょう。

介護資格をとって介護の仕事をしよう!

介護資格 老人ホーム

介護の仕事をしていくうえで、介護資格が役に立ちます!

介護資格をとることで、介護知識が身に着くほか、キャリアアップなど様々なことに役立てられるのです。

また、資格をとるための実習や学習を通じて様々な介護実務や、介護に関する基本的な考え方を学べます。

キャリアアップに役立つ!

介護資格があればキャリアアップに役立ちます!

資格を持っていれば人事評価が上がるという企業も多く、積極的な資格取得を奨励している企業も多いです。

人事評価が上がる

資格を持っていれば、第三者から評価を高められます。

資格に合格していることは、「専門の介護知識を持っている」ということを証明することにも繋がるのです。

社内で評価を高めるために、積極的に介護資格を取得していきましょう。

転職に役立つ!

介護資格があれば転職活動に役立ちます!

他社の選考を受ける際に、介護資格があれば自分の評価を高められます。

例えば、介護福祉士など難関の資格を持っていれば介護に関して相当な知識を持っている人材であることをアピールできるでしょう。

老人ホームなどでは、専門的な知識が必要になることもあるため、積極的に資格を取得していきましょう。

老人ホームで働くには

介護資格 老人ホーム

老人ホームでは高齢者を相手に介護サービスを行います。

介護が必要な方に介護サービスを行う仕事であり、利用者と適切なコミュニケーションをとることが求められる仕事です。

24時間体制で介護サービスを行うことが多いため、夜勤なども伴うハードな仕事になります。

老人ホームの仕事内容

老人ホームでは高齢者の生活において、身の回りの世話をするというのが主な仕事内容になります。

一人で生活することが困難な利用者もいるため、必要に応じて日常生活の介助(サポート)を行うのが役割です。

入浴介助

入浴介助では、シャワーや入浴などの介助をします。

浴場では転倒などが起こり得るため、慎重に介助をする必要があります。

排泄介助

排泄介助では、1人で排泄が難しい高齢者の方の排泄を介助します。

デリケートな領域になるため、慎重にコミュニケーションをとることが求められる仕事です。

レクリエーション

レクリエーションを行ってコミュニケーションをとっていくのも、老人ホームでの仕事になります。

娯楽などを通じて高齢者の方とコミュニケーションをとり、活発な生活を目指していくことが目的です。

老人ホームの種類

介護資格 老人ホーム

老人ホームにはいくつか種類があり、「介護付き老人ホーム」「住宅型老人ホーム」「健康型老人ホーム」などがあります。

それぞれ要介護レベルに応じて入居できるかどうかが決められており、必要に応じて介護を受けられます。

  • 介護付き老人ホーム
  • 住宅型老人ホーム
  • 特別養護老人ホーム

介護付き老人ホーム

介護付き老人ホームは、生活とともに介護サービスを提供する施設です。

自立して生活できる方から、要介護とされる方など幅広い方を対象に介護サービスを行います。

住宅型老人ホーム

住宅型老人ホームは食事や身の回りの生活支援を行う施設です。

介護サービスは行っていないので、外部の介護サービスと連携しながら介護を進めていきます。

特別養護老人ホーム

特別養護老人ホームは公的な介護保険施設です。

要介護レベルは3以上となっており、身の回りの世話が必要という方が多いのが特徴です。

無資格で働ける?

「未経験でも働ける?」「無資格でも働ける?」

という疑問があるかもしれませんが、老人ホームでは無資格でもこなせる仕事があります。

サービスの需要に対して人手が足りていないことが多く、無資格の人材も応募している企業が多数あります。

また、働きながら資格取得を目指している方も多く、初めのうちは無資格でも経験とともに成長していける環境といえるでしょう。

老人ホームの介護で役立つ資格

介護資格 老人ホーム

老人ホームではどんな資格が役に立つでしょうか?

老人ホームでは高齢者の方を対象に介護サービスを行うため、福祉用具などを取り扱う資格、レクリエーションに関する資格が役に立ちます。

高齢者の役に立ちたいという思いがあれば、業務を円滑に進められるでしょう。

  • 福祉用具専門相談員
  • レクリエーション介護士
  • 介護予防運動指導員
  • 喀痰吸引等研修

福祉用具専門相談員

一般社団法人 全国福祉用具専門相談員協会『福祉用具専門相談員』

福祉用具専門相談員は、車いすなどの福祉用具に関わる専門職のための資格です。

介護保険の指定を受けた福祉用具貸与・販売事業所に2名以上の配置が義務付けられている専門職です。他の介護保険サービスの専門職と連携しながら、高齢者の自立した生活を、福祉用具でサポートします。

全国福祉用具専門相談員協会「よくある質問」より

福祉用具専門員の仕事内容や資格については、以下の記事も合わせてご確認ください!

福祉用具専門相談員とは
【福祉用具専門相談員とは?】資格取得の方法と転職サイト3選ぶを紹介

介護を行う人や要介護者にとって福祉用具は欠かせませんが、そんな福祉用具に関するプロフェッショナルといえるのが福祉用具専門相談員です。 今後ますますニーズが高まる介護業界ですから、「福祉用具専門相談員の ...

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福祉用具とは

福祉用具とは、要介護者の日常生活をサポートするための用具のこと。

利用者が自立した生活を営めるよう、保険給付の対象となっています。

以下は、厚生労働省が発表している福祉用具の一例です。

参考:介護保険における福祉用具

  • 車いす
  • 床ずれ防止用具
  • 手すり
  • 歩行器
  • 特殊寝台(付属品含む)
  • 体位変換機
  • スロープ
  • 歩行補助つえ
  • 認知症老人徘徊感知機器
  • 移動用リフト
  • 自動排泄処理装置

福祉用具専門相談員のカリキュラム

福祉用具専門相談員では介護福祉サービスの役割や、福祉用具の取り扱いについて学ぶものです。

全50時間のカリキュラムで構成されており、介護サービスの仕組みや福祉用具の取り扱いについて学びます。

参考:福祉用具専門相談員カリキュラム

福祉用具と福祉用具専門相談員の役割 福祉用具の役割 1
福祉用具専門相談員の役割と職業倫理 1
介護保険制度等に関する基礎知識 介護保険制度等の考え方と仕組み 2
介護サービスにおける視点 2
高齢者と介護・医療に関する基礎知識 からだとこころの理解 6
リハビリテーション 2
高齢者の日常生活の理解 2
介護技術 4
住環境と住宅改修 2
個別の福祉用具に関する知識・技術 福祉用具の特徴 8
福祉用具の活用 8
福祉用具に係るサービスの仕組みと
利用の支援に関する知識
福祉用具の供給の仕組み 2
福祉用具貸与計画等の意義と活用 5
福祉用具の利用の支援に関する総合演習 福祉用具による支援の手順と
福祉用具貸与計画等の作成
5
合計 50

レクリエーション介護士

介護資格 老人ホーム

日本アクティブコミュニティ協会『レクリエーション介護士』

レクリエーション介護士は介護におけるレクリエーションの専門資格です。

レクリエーションを通じて利用者とコミュニケーションを活発にできるため、介護実務に応じて有用にはたらきます。

レクリエーション介護士とは

レクリエーション介護士では、レクリエーションに関する実務を学びます。

2級と1級があり、1級を持っているとビジネスに実用できる資格とされます。

レクリエーション介護士の資格や仕事の内容については、以下の記事も合わせてご確認ください。

レクリエーション介護士とは
【最新版】レクリエーション介護士とは?資格取得から将来性などについて解説!

レクリエーション介護士についてご存じでしょうか? この記事では「レクリエーション介護士とは」について解説します。 結論、レクリエーション介護士は、高齢者とのコミュニケーション能力の向上や、レクリエーシ ...

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介護予防運動指導員

地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター『介護予防運動指導員養成事業について』

介護予防運動指導員は介護予防の現場で働く指導員を養成する資格です。

受講資格には初任者研修や実務者研修の有資格として、2年以上の実務経験があることなどが設定されています。

介護予防運動指導員のカリキュラム

全23講座、31.5時間のカリキュラムが組まれています。

基本的な介護知識はある程度習熟しているという前提で、介護予防について専門的な科目について学ぶものです。

講座を受験後、修了試験が実施されます。

章番号 科目(講座)名 形式 eラーニング 時間
1 老年学 講義 0.75
2 介護予防概論 講義 0.75
3 地域づくりによる介護予防論 講義 0.75
4 高齢者の社会参加と介護予防 講義 0.75
5 介護予防・日常生活支援総合事業と 介護予防コーディネーション 講義 0.75
6 行動科学特論 講義 0.75
7 介護予防評価学特論 講義 1.5
介護予防評価学実習 実習 1.5
8 介護予防統計学 講義 1.5
9 リスクマネジメント 講義 1.5
10 高齢者筋力向上トレーニング特論 講義 1.5
高齢者筋力向上トレーニング実習 実習 4.5
11 転倒予防特論 講義 1.5
転倒予防実習 実習 1.5
12 尿失禁予防特論 講義 1.5
尿失禁予防実習 実習 1.5
13 高齢者栄養改善活動特論 講義 1.5
14 口腔機能向上特論 講義 1.5
口腔機能向上実習 実習 1.5
15 フレイル・サルコペニア予防特論 講義 0.75
16 認知症予防特論 講義 1.5
認知症予防実習 実習 1.5
17 うつ・孤立・閉じこもり予防特論 講義 0.75

喀痰吸引等研修

厚生労働省『喀痰吸引等研修』

喀痰吸引等研修はたんの吸引やその他日常生活を営むために必要な行為を実施する資格です。

たんの吸引は医療行為であるため、専門的な資格が必要になります。

研修は各自治体で実施されています。

その他の介護資格

介護資格 老人ホーム

介護業界は多数の資格があり、介護に関する専門知識について学べます。

初任者研修など、業界未経験の方向けの資格から、ケアマネージャーなどベテラン向けの資格が多数。

それぞれについて、専門的な知識を身に着けながら資格を取得できるものとなっています。

  • 初任者研修
  • 実務者研修
  • 介護福祉士
  • 介護支援専門員(ケアマネージャー)

初任者研修

初任者研修は介護業界の初級者向けの介護資格です。

介護や福祉について、初級的なことから学べるので、介護業界に興味のある方におすすめの資格です。

初任者研修の資格を持っていれば、様々な仕事に活用できます。

未経験におすすめ

初任者研修は介護業界未経験の方に分かりやすいようカリキュラムが組まれています。

全130時間のカリキュラムとなっており、座学や実習を通じて介護の実務について学ぶ内容です。

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実務者研修

介護資格 老人ホーム

実務者研修は初任者研修よりも実践的な介護資格です。

カリキュラム内容も初任者研修の130時間に比べて、実務者研修は450時間と専門的なことを学べる内容となっています。

実務者研修でできること

実務者研修の資格を持っていれば、サービス提供責任者の仕事をこなせます。

また、実務経験ルートで介護福祉士を取得する場合、実務者経験の取得が条件になります。

実務者研修の内容や資格の取り方については、以下の記事も合わせてご確認ください。

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介護福祉士

介護福祉士は介護に関する唯一の国家資格です。

介護に関するプロフェッショナルとして様々な場面で活躍できます。

介護福祉士の受験資格や、仕事の内容などは以下の記事も合わせてご確認ください。

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介護福祉士などの国家資格に5年間従事しなければいけないなど、介護職の中でもベテランが受験する内容になっています。

試験は年に1度実施され、合格率は10~20%ほどと言われる難関の試験です。

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取り寄せた資格を比較してみて、自分に合った資格スクールを見つけていきましょう。

シカトルのサービス内容や口コミ・評判については以下の記事で詳細を解説していますので、合わせてご確認ください。

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介護資格 老人ホーム

老人ホームでの仕事内容や、介護資格を活かしたキャリアアップの方法などを見ていきました。

資格があれば、転職活動やキャリアアップなど様々な場面で役立ちます。

介護業界は人手が足りておらず、やる気のある人材を多数募集しています。

老人ホームなど、高齢者とコミュニケーションをとるうえでは専門的な知識やスキルが必要になることも多く、介護資格を積極的に取得していくことが求められます。

介護資格を有効活用して、キャリアップして転職活動に役立ててください!

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