高齢化が進む日本においてニーズが高まっているのが介護職です。
現場は常に人手不足状態なので就職先に困ることはなく、新卒・転職を問わず「介護職を目指してみよう」と考えている人も多いことでしょう。
しかしながら、介護の実務経験がない人にはどんな仕事があるのかイマイチ分かりにくいはず。
そこでこの記事では、介護職希望者向けに介護サービスの種類をご紹介していきます。
また「介護職の資格」について知りたい方は、こちらで解説を行っていますのでぜひ確認してみてくださいね。
介護サービスは大きく6つに分けられる
介護サービスは多く分けると6つに分類されます。
- 自宅で行う介護サービス
- 施設に通ってもらって行う介護サービス
- 生活環境を整えるための介護サービス
- 施設で生活する人に行う介護サービス
- 介護予防のためのサービス
- 介護計画をつくるサービス
要介護者の手助けするという点ではどれも同じですが、実際にはデスクワークよりのものと体力勝負のものがあり、どちらも必要なサービス。
さらにそれぞれが複数の種類に分かれており、現場の仕事は多岐にわたります。
次章以降でその種類を詳しくご説明するので、実際にどのような仕事があるのかしっかり頭にいれてくださいね。
各介護サービスの種類
介護サービスの仕事は大きく分けて6つありますが、そのすべてを正確に把握している人は少ないことでしょう。
就職してから「こんな仕事もするの?」と戸惑わないように、各サービスの詳細をご紹介していきます。
思い描いているのとは違う部分もあるかもしれませんが、どのサービスを担当することになっていもいいように、介護というものをしっかりイメージしてくださいね。
自宅で行う介護サービスの種類
介護施設の数は全国的に不足しています。
また、「できる限り自宅で過ごしたい」という要介護者が多いのも事実。
そんな理由から「自宅で利用できる介護サービス」はもっともニーズの高いサービスとなっています。
訪問介護 |
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訪問看護 |
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夜間対応型訪問介護 |
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看護小規模多機能型居宅介護 |
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訪問入浴介護 |
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訪問リハビリテーション |
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定期巡回・随時対応型訪問介護看護 |
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居宅療養管理指導 |
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施設に通ってもらって行う介護サービスの種類
「なるべく自宅で」という人とは対照的に、「他の人との交流も楽しみたい」という人もいます。
また、同居人の都合により「日中は自宅に置いておけない」という場合もあり、そんなときに求めるのが施設に通ってもらって行う介護サービス。
介護サービスの種類・内容は訪問介護と似ていますが、一度に複数の人を対象に介護を行うことになり、効率よく仕事をさばくこととコミュニケーション能力が必要です。
通所介護 |
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認知症対応型通所介護 |
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短期入所療養介護 |
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小規模多機能型居宅介護 |
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地域密着型通所介護 |
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通所リハビリテーション |
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短期入所生活介護 |
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生活環境を整えるための介護サービス
介護に必要な道具を貸し出したり、介護ができるように環境を整えてあげたりするのも重要な仕事です。
とくに住宅改修はバリアフリーの観点から細部に渡るまでチェックが必要。
介護サービスの種類としては珍しいコンサルティング的な仕事といえます。
福祉用具貸与 |
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住宅改修 |
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特定福祉用具販売 |
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施設で生活する人に行う介護サービス
施設で生活する人を介護する場合は訪問の手間が省けます。
設備も整っているので仕事はやりやすくなるのですが、一人の介護士が担当する人数は多くなりかなりの重労働。
とくに認知症や四肢の自由がきかない人への介護は、数ある介護サービスの種類のなかでも骨の折れる仕事といえます。
介護老人福祉施設 |
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介護老人保健施設 |
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特定施設入居者生活介護 |
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認知症対応型共同生活介護 |
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地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護 |
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介護療養型医療施設 |
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地域密着型特定施設入居者生活介護 |
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介護医療院 |
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介護予防のためのサービス
介護サービスの種類のなかで比較的楽なのが介護予防のためのサービスです。
対象者は比較的元気なことが多く、できる限り自立した生活ができるように様々なサポートを行うのが仕事となります。
介護予防訪問看護 |
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介護予防居宅療養管理指導 |
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介護予防認知症対応型通所介護 |
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介護予防短期入所生活介護 |
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介護予防福祉用具貸与 |
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介護予防住宅改修 |
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介護予防特定施設入居者生活介護 |
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介護予防訪問入浴介護 |
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介護予防訪問リハビリテーション |
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介護予防短期入所療養介護 |
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特定介護予防福祉用具販売 |
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介護予防小規模多機能型居宅介護 |
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介護予防認知症対応型共同生活介護 |
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介護計画をつくるサービス
在宅介護や介護予防の経過を作成するのも介護士にとって重要な仕事です。
介護される人の希望だけでなく同居人の負担も考慮する必要があり、バランスのとれた思考回路が求められます。
居宅介護支援 |
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介護予防支援 |
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介護職希望者におすすめの就活サイト
最後に、介護職希望者向けにおすすめの就活サイトを3つご紹介しておきます。
<おすすめの介護業務就活サイト>
- きらケア
- 介護レポ
- マイナビ介護
いずれもサポートが手厚いのでたとえ業界未経験者であってもストレスなく就活できるはず。
以下でその概要をご説明していきます。
きらケア:レバレジーズメディカルケア株式会
きらケアは採用側と応募側の双方が納得して働ける環境を作ることに力をいれています。
そのため、有休消化率などの面接では聞きにくいことも募集要項に情報としてバッチリ記載。求人案件数はそれほどでもありませんが、「応募する前に企業のことをしっかり把握しておきたい」という人にはこれほど良いサイトはないでしょう。
なお、きらケアは事前に面接対策を実施し面接にも同行してくれるので、他の転職情報サイトよりも安心して就職活動できますよ。
介護レポ:株式会社repo
介護レポの特徴は単に求人情報を掲載しているだけでなく、職場の雰囲気や人間関係などの内部情報もしっかり書かれているということ。
ストレスなく長く勤務するには職場の雰囲気や人間関係が重要な要素となりますから、介護レポを使えば気持ち良く働ける企業を見つけることができます。
その他、各企業の教育体制や資格取得支援制度などに関する情報もあり、介護業界未経験者でも安心して利用できますよ。
*引用元:https://www.repo.co.jp/kaigolp/
マイナビ介護:株式会社マイナビ
マイナビ介護は就職、転職、バイト、人材紹介等の人材ビジネスで有名なマイナビが提供する介護職専門の求人情報サイトです。
常時5万件ほどの求人が掲載されており、条件や勤務地にこだわって求人案件を探せるのが魅力。
さらに電話やメールでキャリアアドバイザーに相談すれば、介護職に関する「給与アップ」「将来のキャリアプラン」「家庭や子育てとの両立」などについても適格な情報がもらえます。
非常に使いやすいので転職初心者から慣れている人まで幅広くおすすめです。
*引用元:https://kaigoshoku.mynavi.jp/
介護サービスの種類を把握しよう
この記事では介護サービスの種類についてご紹介しました。一口に介護サービスといっても様々な種類があります。
当然、どこに就職するかで担当する業務が変わってくるわけで、介護職を希望する人は介護サービスの種類について詳しく知っておくべきです。
また職場の雰囲気や条件なども大事なので、ご紹介した就活サイトを使って良い就職先を見つけてくださいね。