「終活ライフケアプランナーって、どんな仕事なの?」
「終活ライフケアプランナーを取得することで得られるメリットは?」
「終活ライフケアプランナーを受けようと思ってるんだけど、資格概要を教えて……!」
結論、終活ライフケアプランナーとは人生の最期にどう生きたいかを計画する仕事です。
しかし、実際の業務内容やなり方を知らない人は多いのではないでしょうか。
そこで今回は終活ライフケアプランナーの仕事内容や取得のメリット、向いている人の特徴などについて解説していきます。
◆本記事の内容
- 終活ライフケアプランナーの資格でできること
- 終活ライフケアプランナーを取得するメリットは
- 終活ライフケアプランナーの資格はどんな業界で活かせる?
- 終活ライフケアプランナーの資格取得に向いている人は?
- 終活ライフケアプランナーの資格取得における概要
ほかにもマイナーな介護資格について知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
本記事が、終活ライフケアプランナーになりたい方の参考になれば幸いです。
終活ライフケアプランナーの資格でできること
まずは、終活ライフケアプランナーの資格でできることについて解説します。
終活ライフケアプランナーの資格でできる主なことは、以下の4つです。
- 終活の進め方をサポートできる
- 専門的な分野への窓口になれる
- エンディングノートの書き方をアドバイスできる
- 死生観についての理解を深められる
1つずつ、詳しく解説していきます。
終活の進め方をサポートできる
終活ライフケアプランナーの資格でできること、1つ目は「終活の進め方をサポートできる」です。
資格を取得していると、実際に終活を目の前にした人へのスムーズなサポートが行えます。
人生で1度きりなので、結婚や出産などの一大イベントと同じくらい責任が伴うのが終活ライフケアプランナーです。
経験もサービスも充実した終活ライフケアプランナーになるため、資格を取得すると良いでしょう。
専門的な分野への窓口になれる
終活ライフケアプランナーの資格でできること、2つ目は「専門的な分野への窓口になれる」です。
終活には、さまざまな業界へのパイプが必要になります。
そのため利用者だけでは、なかなか思い通りに進みません。
そこで終活ライフケアプランナーが多くの業界とつながり、窓口のような役割を果たします。
エンディングノートの書き方をアドバイスできる
終活ライフケアプランナーの資格でできること、3つ目は「エンディングノートの書き方をアドバイスできる」です。
終活を行ううえで、エンディングノートといった「人生の最期をどう生きたいか」について書くアイテムをご存知でしょうか?
もちろんエンディングノートは個人にも分かりやすく、丁寧に解説されています。
しかしエンディングノートを書き進めるうえで、どうしても書けない部分などのサポートやアドバイスができるのが終活ライフケアプランナーです。
死生観についての理解を深められる
終活ライフケアプランナーの資格でできること、4つ目は「死生観についての理解を深められる」です。
人それぞれ死生観は異なりますが、仕事として利用者と関わる以上はどのような価値観も受け入れる必要があります。
そこで終活を行う利用者とともに、死生観のアップデートをしていけるのがこの仕事です。
死生観についての理解を深められるので、自分や身近な人が終活を行うときにも役立つでしょう。
終活ライフケアプランナーを取得するメリットは
つづいて、終活ライフケアプランナーを取得するメリットについて解説します。
終活ライフケアプランナーを取得する主なメリットは、以下の3つです。
- 仕事のスキルアップに繋がる
- 身近な人の終活の助けになる
- 今後需要が高まる市場の資格である
1つずつ、詳しく解説していきます。
仕事のスキルアップに繋がる
終活ライフケアプランナーを取得するメリット、1つ目は「仕事のスキルアップに繋がる」です。
資格取得のための勉強は、より利用者の死生観を理解するのに役立ちます。
勉強するだけでも仕事のスキルアップにつながるので、そのまま資格取得してしまったほうが仕事の幅も広がるでしょう。
身近な人の終活の助けになる
終活ライフケアプランナーを取得するメリット、2つ目は「身近な人の終活の助けになる」です。
終活は身近な人にも、かならず必要になるもの。
家族や親戚、仲良くしてくれた友人など、自分の持つスキルで大切な誰かの終活サポートができるのが資格取得する理由でも良いでしょう。
実際に子どもが親の終活サポートをするために、終活ライフケアプランナーの資格を取得した事例もあります。
今後需要が高まる市場の資格である
終活ライフケアプランナーを取得するメリット、3つ目は「今後需要が高まる市場の資格である」です。
日本の人口は年々減少しているものの、高齢者は増加しつづけています。
厚生労働省の発表によると、2025年には人口の1/3が高齢者になっているといった見解もあります。
つまり今後需要が高まる市場であり、資格取得しておけばさらなる活躍が見込めるでしょう。
終活ライフケアプランナーの資格はどんな業界で活かせる?
ここからは、終活ライフケアプランナーの資格はどんな業界で活かせるかについて解説します。
終活ライフケアプランナーの資格が活かせる主な業界は、以下の3つです。
- 葬儀業界
- 金融・保険業界
- 医療・福祉業界
1つずつ、詳しく解説していきます。
葬儀業界
終活ライフケアプランナーの資格が活かせる業界、1つ目は「葬儀業界」です。
家族がなくなってしまった場合、残された方は悲しみに浸る時間もなく瞬時に葬式の手配をしなくてはなりません。
しかしスムーズに進めるのは、非常に難しいことです。
そこで葬儀業界で働く終活ライフケアプランナーは、生前に「どのような葬式をあげたいか」「大きく豪華に行うのか、小規模で家族葬にするのか」などを聞く役割をします。
これらをエンディングノートに書いておくことで、残された人・故人ともに気持ちを汲み取ります。
金融・保険業界
終活ライフケアプランナーの資格が活かせる業界、2つ目は「金融・保険業界」です。
生涯プランを提案する際、金融や保険業界でも終活ライフケアプランナーは活躍します。
お金に関する悩みは、高齢者になるほど大きくなっていくでしょう。
それらの悩みをカウンセリング技術とともに解決し、終活を行っていきます。
医療・福祉業界
終活ライフケアプランナーの資格が活かせる業界、3つ目は「医療・福祉業界」です。
医療や福祉業界で活躍する終活ライフケアプランナーは少し特殊で、患者だけでなく患者の家族に寄り添う機械も増えます。
ここでは死生観についての理解が必要となり、カウンセリングを通じて無理のない範囲でヒアリングをします。
終活ライフケアプランナーの資格取得に向いている人は?
つづいて、終活ライフケアプランナーの資格取得に向いている人の特徴について解説します。
終活ライフケアプランナーの資格取得に向いている人の主な特徴は、以下の3つです。
- 自分や身近な人の終活をより良いものにしたい人
- 自分のペースで資格取得がしたい人
- 現在の仕事のプラスにしたい人
1つずつ、詳しく解説していきます。
自分や身近な人の終活をより良いものにしたい人
終活ライフケアプランナーの資格取得に向いている人の特徴、1つ目は「自分や身近な人の終活をより良いものにしたい人」です。
家族や親戚が亡くなるといった経験をした方や、自分の最期についてよく考える方にとって終活は非常に大切だと理解しているはず。
そこで自分を含め、身近な人の終活をより良いものにしたいと考えているのであれば終活ケアプランナーが向いているかもしれません。
サポート業なので、親切心にあふれた方がおすすめです。
自分のペースで資格取得がしたい人
終活ライフケアプランナーの資格取得に向いている人の特徴、2つ目は「自分のペースで資格取得がしたい人」です。
終活ライフケアプランナーは、民間資格で難易度はそこまで高くありません。
働きながらでも十分取得できる資格なので、自分のペースで勉強を進めたい人におすすめです。
現在の仕事のプラスにしたい人
終活ライフケアプランナーの資格取得に向いている人の特徴、3つ目は「現在の仕事のプラスにしたい人」です。
終活に関する仕事をしている人にとって、終活ライフケアプランナーの資格勉強は非常に有用なものとなります。
終活ライフケアプランナーの資格勉強を行えば、死生観についての理解が深まったりカウンセリング能力が向上したりします。
すでに先述した「葬儀業界」「金融・保険業界」「医療・福祉業界」で働いている方は、スキルアップのために終活ライフケアプランナーの資格を受験してもよいでしょう。
終活ライフケアプランナーの資格取得における概要
ここからは、終活ライフケアプランナーの資格取得における概要について解説します。
終活ライフケアプランナーの資格取得における主な概要は、以下の5つです。
- 終活ライフケアプランナーの資格目的
- 終活ライフケアプランナーの合格率
- 終活ライフケアプランナーの受験条件
- 終活ライフケアプランナーの受験費用
- 終活ライフケアプランナーを受験した人の口コミ
1つずつ、詳しく解説していきます。
終活ライフケアプランナーの資格目的
終活ライフケアプランナーの資格取得における主な概要、1つ目は「終活ライフケアプランナーの資格目的」です。
終活ライフケアプランナーとは、人生の最期をより良いものにしたいと考える利用者のサポートをする仕事といえます。
一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP)が認定する民間資格であり、最短3ヵ月で合格可能です。
終活ライフケアプランナーの合格率
終活ライフケアプランナーの資格取得における主な概要、2つ目は「終活ライフケアプランナーの合格率」です。
終活ライフケアプランナーの資格合格率は非公開でしたが、難易度としては70%以上で合格となります。
つまりほぼ全員が受かっているといえ、難易度が低い資格といえるでしょう。
終活ライフケアプランナーの受験条件
終活ライフケアプランナーの資格取得における主な概要、3つ目は「終活ライフケアプランナーの受験条件」です。
特に年齢や性別の指定はありませんが、日本能力開発推進協会 (JADP)では以下が条件として提示されています。
当協会指定の認定教育機関等が行う教育訓練において、その全カリキュラムを修了した者。
終活ライフケアプランナーの受験費用
終活ライフケアプランナーの資格取得における主な概要、4つ目は「終活ライフケアプランナーの受験費用」です。
終活ライフケアプランナーの受験料は、5,600円(税込)。
しかし終活ライフケアプランナーの資格取得には、一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP)の認定教育機関が行う教育訓練にて、全カリキュラムを修了する必要があります。
つまり受講費用がかかります。
資格のキャリカレではいくら?
インターネットからの申し込みで10,000円割引されます。
39,700円 → 29,700円(税込)
終活ライフケアプランナーを受験した人の口コミ
終活ライフケアプランナーの資格取得における主な概要、5つ目は「終活ライフケアプランナーを受験した人の口コミ」です。
今回は終活ライフケアプランナーの講座を受けられる「資格のキャリカレ」とTwitterにて、実際の声を3つ紹介します。
家族が闘病中で、介護しながらの学習だったので自分自身に役立つ事が多かった。
人様にもお役に立てればいいと思うが、それはこれからの課題です。
自分の過去を見返しながら、自分の周囲と照らし合わせながら学習していました。細かなこと一つ一つ、自分だったらどうするかなぁ、等と考えていくうちに残りの人生いかに充実なものにしていくか、ということも考えるようになり、今まで以上に濃い人生を送れるような、そんな気がしています
まだまだ見返して身につけていきたいです
とりあえず資格取得
これでただの世間話ではなく、ちゃんとした場で人に話をすることが出来る
終活ライフケアプランナー
自分が小さな時から経験したことを人に伝える仕事が出来たらな~ってずっと思ってて…
頑張ってよかった(簡単に資格取得できるんだけどね
引用:Twitter
終活ライフケアプランナーの資格を取得できた方は「誰かのため」といった言葉が多く出てきました。
このことからも奉仕能力の高い人におすすめといえます。
まとめ|終活の資格に「国家資格」はない
今回は終活ライフケアプランナーの仕事内容や取得のメリット、向いている人の特徴などについて解説しました。
ただ終活ライフケアプランナーは国家資格ではないため、その効力は多少落ちます。
しかし今回解説した終活ライフケアプランナーの資格でできることでは、利用者の最期について一緒に深く考えられる仕事だと判明しました。
また幅広い業界で活躍できたり、自分や家族などの身近な人へ役立ったりするのが終活ライフケアプランナーです。
資格取得を目指す人は、自分の死生観について考えながら勉強すると良いかもしれません。