デイケア

デイケアに必要な資格とは?取得できる場所や働いている人の職種を紹介

デイケアってなに?
デイケアで働いている人って、どんな職種なの?
デイケアに必要な資格と、取得できる場所を教えてほしい…!

デイケアの存在を知っていても、実際にどんな資格が必要なのか分からない人は多いはず。

そこで今回はデイケアに必要な資格から取得できる場所、働いている人の職種について解説していきます。

◆本記事の内容

  • デイケアとは
  • デイケアで働いている方の職種紹介
  • デイサービスの仕事内容とは
  • デイケア(デイサービス)で働くときに有効な資格
  • デイケアで働くための資格取得ができる場所

これから出井家で働き始める人もすでに働いている人も、ぜひ本記事を参考してキャリア選択を広げていきましょう。

デイケアとは

デイケアとは、通所型リハビリテーションのなかでも「リハビリテーションに特化」した施設のことを指します。

利用者は一般的な介護施設と同じく高齢の方ですが、デイケアは「ケガや病気などから身体の一部が動かせなくなってしまった人をサポートする」サービスです。

職員からすると自立している高齢者の方をサポートするため、体力面や精神面ともに比較的リラックスして働ける環境といえるでしょう。

デイケアで働いている方の職種紹介

デイケアで働いている方は、以下のような職種です。

  • 医師
  • リハビリテーション専門職(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)
  • 看護職員(看護師、准看護師)
  • 介護職員初任者研修
  • 介護職員実務者研修
  • 介護福祉士
  • レクリエーション介護士
  • 生活相談員
  • 支援相談員
  • 相談支援専門員

かなり多くの職業の方がいるため、連携を取るのは難しいでしょう。

デイケア(デイサービス)で働くときに有効な資格

ここからは、デイケア(デイサービス)で働くときに有効な資格を紹介します。

  • 生活相談員
  • 介護相談員

以上2点について、1つずつ解説します。

生活相談員

生活相談員とは、特別養護老人ホーム、介護福祉施設などの窓口といえる業務を担う職種のこと。

生活相談員の仕事内容については以下で詳しく紹介するので、気になる方は「生活相談員の仕事内容」を読んでみてください。

生活相談員の資格なしでも働ける?

生活相談員という資格は存在していないので、なくても働けます

しかしここで紹介する3つの職種のなかでも、幅広くさまざまなことを期待されるので介護業界が未経験である場合は難しいかもしれません。

生活相談員に必要な資格

生活相談員に必要な資格はありませんが、持っておくと良い資格は以下の2つ。

  • 介護福祉士
  • 社会福祉士

これらのような業務を期待する介護施設もあるため、資格取得を検討しているなら上記2つを参考にしてみてください。

支援相談員

支援相談員とは、介護老人保健施設の相談窓口を担う職種のこと。

先ほど紹介した生活相談員は特別養護老人ホームや介護福祉施設などで働いていましたが、支援相談員は「介護老人保健施設」で働きます。

自宅と病院、介護施設をつなげる役目なので、相談を聞くだけではなく各方面への調整や連絡も業務内容に入ります。

支援相談員の資格なしでも働ける?

支援相談員は資格がなくても働けますが、生活相談員と同様に多くの知識が必要です。

施設の職員、医師、理学療法士、自治体職員などの連絡・調整も行うため、ある程度の知識があったほうがスムーズに仕事が進みます。

支援相談員に必要な資格

生活相談員に必要な資格はありませんが、持っておくと良い資格は以下の3つ。

  • 介護福祉士
  • 社会福祉士
  • 社会保健福祉士

紹介した3つのような資格があると、働きやすくなるでしょう。

相談支援専門員

相談支援専門員の仕事とは、障がいをもつ人を対象とした相談業務を担う職種のこと。

相談を受けること以外にも、実際に利用者のケアプランを作成できるのが相談支援専門員です。

扱う範囲は「保健・医療・福祉・就労・教育」など幅広いため、専門知識が必要となります。

相談支援専門員の資格なしでも働ける?

相談支援専門員は、資格なしでは働けません

実際に施設を利用している方のケアプランを作成するため、相談支援専門員の資格を取得する必要があります。

相談支援専門員に必要なもの

相談支援専門員に必要な資格と経験は、以下です。

  • 5年以上の実務経験
  • 介護職員初任者研修を修了
  • 資格取得後も5年に1度の研修

これらを乗り越えていく必要があるため、相談支援専門員は他の2つと責任の重さがかなり変わります。

デイサービスの仕事内容とは

ここからはデイサービスの仕事内容は、主に以下の10個です。

  • 健康チェック
  • フリータイムの準備
  • フリータイムの実施
  • 作業療法士や理学療法士のサポート
  • 掃除
  • 食事介助
  • 入浴介助
  • 排泄介助
  • 送迎
  • レクレーション

しかしデイケアで資格を取得した働きかたをするなら、断然「生活相談員」がおすすめ

今回は生活相談員に視点をあてて解説するので、特に未経験者の方は参考にしてみてください。

デイケアに勤務する生活相談員

デイケアに勤務する「生活相談員」の仕事内容は、以下の7つ。

  • 利用者の利用開始・中止に関する業務
  • 利用者、家族への相談援助
  • ケアマネジャー、他機関、地域との連絡・調整
  • 施設内、事業所内の連絡・調整
  • 介護職員のサポート
  • 苦情対応、窓口業務
  • ケアプランの作成

詳しく解説していきます。

利用者の利用開始・中止に関する業務

デイケアを利用したい人が入所する、または退所するための書類や手続きが業務内容です。

たとえば大型の特別養護老人ホームの場合、100人の利用者に対して生活相談員1人の配置が決められています。

つまり1人の生活相談員しかいない場合は「利用者の利用開始・中止に関する業務」だけでも、かなり時間を使う業務となるでしょう。

利用者、家族への相談援助

デイケアの利用者やそのご家族の方へ、今後どのようにサポートしていくのか説明するのが業務内容です。

また相談についても聞き、生活相談員と介護施設のほうで解説できる範囲のものを対処していきます。

たとえば家でのリハビリテーション内容や器具の使い方などが、相談内容です。

ケアマネジャー、他機関、地域との連絡・調整

デイケア利用者のプランを相談するためケアマネージャーを話すように、他期間や地域との連絡・調整も業務内容です。

主にケアマネージャーとの連絡が多くなるため、基本的には介護業界のなかで収まります。

事務的な作業が多くなる生活相談員ですが、利用者やご家族の方からの窓口になるので理解しておきましょう。

施設内、事業所内の連絡・調整

生活相談員は事業所内を把握しておき、常に連絡を取れる状態であることも業務内容です。

大型施設になればなるほど、それぞれの連携が難しくなります。

司令塔のような役割も担うため、スムーズに仕事ができるよう施設内で連絡と調整を行います。

介護職員のサポート

生活相談員は、あくまでも相談を受けるのが仕事です。

しかし介護職員が忙しそうであれば、サポートに入るのも大切なこと。

生活相談員は事務系の作業を行っているため、介護職員が行う書類作成などを任せられることが多いです。

苦情対応、窓口業務

良くも悪くも、生活相談員は窓口業務です。

もちろん施設の利用者に寄り添う仕事ではありますが、なかには苦情が寄せられることも。

苦情などの窓口でもあるので、ある程度のトラブルなどは把握することになるでしょう。

ケアプランの作成

1人の生活相談員が、独自にケアプランを作成することはできません

そのためケアマネージャーと相談しながら、プラン作成の手伝いをする形式となります。

ケアプランを作成したいのであれば、以下で紹介する資格を取得しましょう。

  • 社会福祉士
  • 精神保健福祉士
  • 社会福祉主事任用資格

生活相談員が初めてならデイサービス(通所介護施設)から

生活相談員が初めてなら、デイサービス(通所介護施設)から始めるのがおすすめです。

デイサービスは要支援の方が多く利用しているため、負担の大きい介護業務はありません

介護業務内容が単純化するため、施設全体の把握も比較的簡単にできるでしょう。

デイケアで働くための資格取得ができる場所

デイケアで働くための資格取得ができる場所は、主に以下の3つ。

  • ハローワーク
  • 会社の資格取得制度を利用
  • 通信講座

1つずつ、詳しく解説します。

ハローワーク

ハローワークでは、介護業界の求人を多数保有しています。

また仕事探しだけではなく、ハローワークが独自に資格取得から斡旋までしてくれるというサービスを行っているのです。

ハローワークで資格取得した人のみが受けられる好待遇なので、デイケアのための資格を取得したい人は検討してみてください。

会社の資格取得制度を利用

いま勤めているのが介護に関係なくても、会社の福利厚生などで資格取得を援助してくれる場合もあります

この場合、資格費用を全額(または一部)負担してくれるなどのメリットがあるため、まずはそのような制度がないか探してみてください。

また既に介護業界にいる方も、施設長にそのような制度がないか確認してみてください。

通信講座

さいごは、独学ルートです。

デイケアで働くための資格は、通信講座を活用すると好きな時間に勉強ができます

仕事後ではなく休日にまわすなどの自由が利くので、自制できる人であればストレスなく勉強できるでしょう。

まとめ|デイケアで働くなら資格取得するのがおすすめ

今回はデイケアに必要な資格から取得できる場所、働いている人の職種について解説しました。

ひとくちにデイケアで働くための資格取得といっても、多くの職種があって悩んでしまいますよね。

当サイトでは他にも、介護福祉士介護職員初任者研修介護福祉士実務者研修などについて多くの記事を更新中です。

気になる仕事内容があれば、ぜひあわせてそちらもチェックしてみてください。

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