サービス提供責任者

サービス提供責任者の転職に向いている人の特徴や仕事内容は?1日の流れまで徹底解説

サービス提供責任者 転職

サービス提供責任者へ転職したいんだけど、向いているのかな?
サービス提供責任者の仕事を知りたい…!

そこで今回は、サービス提供責任者の転職に向いている人の特徴や仕事内容など徹底解説していきます。

ぜひ最後まで読んで、参考にしてみてください。

サービス提供責任者とは

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サービス提供責任者とは、ヘルパーや利用者、そしてケアマネージャーとをつなぐパイプ役。

介護計画の立案や調整、そのほかさまざまなかかわりを持つ介護業界の方ともコミュニケーションを取る仕事です。

訪問介護サービスにはかならず配置が義務付けられているため、将来性もあるといえるでしょう。

職種 人員配置
管理者 1人以上
サービス提供責任者 利用者の数が40または端数を増すごとに1人以上
訪問介護員 常勤換算数で2.5人以上

サービス提供責任者の仕事内容

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サービス提供責任者の仕事内容は、主に以下の8つ。

  • 利用者の申し込みや相談調整
  • 利用者やその家族とのアセスメント(面談・面接)
  • サービス担当者会議への参加
  • 訪問介護計画書の作成
  • サービス提供手順書の制作
  • 同行訪問
  • モニタリング
  • ヘルパーへの支援・研修指導

サービス提供責任者の仕事内容について、1つずつ詳しく紹介していきます。

利用者の申し込みや相談調整

サービス提供責任者の仕事内容、1つ目は「利用者の申し込みや相談調整」です。

これは訪問介護サービスを利用する人の申し込み手続きを行ったり、申し込む前の不安や疑問点などに答えたりする業務。

書類を作成するだけではないため、ここではコミュニケーション能力が必要となります。

利用者やその家族とのアセスメント(面談・面接)

サービス提供責任者の仕事内容、2つ目は「利用者やその家族とのアセスメント(面談・面接)」です。

面談や面接といっても堅苦しいものではなく、サービス内容や計画についての確認を取ったり調整したりする業務となります。

サービス担当者会議への参加

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サービス提供責任者の仕事内容、3つ目は「サービス担当者会議への参加」です。

サービス担当者会議はケアマネージャーが開催しているもので、これに参加してプラン計画について意見を述べたり確認したりします。

訪問介護計画書の作成

サービス提供責任者の仕事内容、4つ目は「訪問介護計画書の作成」です。

これは利用者やその家族との面談、サービス担当者会議によって決められた内容について書類にまとめる業務。

訪問介護計画書には、目標や期間・利用者の要望・調整部分・具体的なサービス内容とそれに有する時間などを記載していきます。

サービス提供手順書の制作

サービス提供責任者の仕事内容、5つ目は「サービス提供手順書の制作」です。

訪問介護計画書にも記載した内容ではあるものの、具体的なサービス内容とそれに有する時間などをまとめていきます。

サービス提供手順書がこの先の指標となるため、1週間分の計画まで書くなどといった細かい作業が求められるでしょう。

同行訪問

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サービス提供責任者の仕事内容、6つ目は「同行訪問」です。

ヘルパーと兼務している場合や、利用者宅への訪問を始めてまだ日が浅い方が向かう際にサービス提供責任者も同行します。

同行訪問といっても、現場を手伝うことが多いでしょう。

モニタリング

サービス提供責任者の仕事内容、7つ目は「モニタリング」です。

一定期間をあけて、直接サービス提供責任者が利用者宅へと訪問します。

これによって利用者の状態を改めて確認し、サービス内容の改善や調整を行うところまでを「モニタリング」と呼びます。

ヘルパーへの支援・研修指導

サービス提供責任者の仕事内容、8つ目は「ヘルパーへの支援・研修指導」です。

サービス提供責任者は、ヘルパーへの技術指導や欠勤などのトラブル時にも対応します。

もともと介護現場でヘルパーとして働いている経験がある人が多いため、基本的には問題が起こることは少ないでしょう。

サービス提供責任者を兼務したときの業務の流れ

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サービス提供責任者をヘルパーや管理者と兼務したときの業務の流れは、以下のようなスケジュールになります。

時間 業務内容
9:00 出社、朝礼、スケジュールの確認
10:00 情報共有、利用者宅への訪問(モニタリング)
11:00 事業所でケアマネジャーへの連絡、書類作成
12:00 昼休み
13:00 利用者宅への訪問、ヘルパーとして活動(兼務)
14:30 利用者宅への訪問、ヘルパーとして活動(兼務)
15:30 サービス担当者会議に出席、ホームヘルパーと面談
17:00 利用者宅への訪問、ヘルパーとして活動(兼務)
18:00 書類作成、退社

モニタリングや書類作成、ケアマネージャーやホームヘルパーとの連携部分はサービス提供責任者としての仕事となります。

兼務する分、ハードスケジュールで動き続けることになりますが「やりがいを感じられる」でしょう。

サービス提供責任者の働きかたと給与

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サービス提供責任者の働きかたには、正職員と非正職員の2通りがあります。

それぞれの給与の違いは、以下。

月給 年収
正職員のサービス提供責任者 306,150円 約360万円
非正職員のサービス提供責任者 269,640円 約312万円

時短勤務ができるなどの利点がある分、非正職員サービス提供責任者の給与は抑え目となっています。

サービス提供責任者への未経験転職は難しい?

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結論、サービス提供責任者への未経験転職は難しいといえるでしょう。

必要な資格がないとはいえ、福祉系大学や専門学校・短大などの出身でなければ受験資格さえもらえない国家資格が必要になることもあります。

しかし介護現場で実務経験を3年以上行い、さらに介護福祉士実務者研修を修了すればサービス提供責任者になることができます。

未経験からサービス提供責任者になるのは難しいですが、絶対になれないということはありません。

サービス提供責任者への転職に向いている人

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ここからはサービス提供責任者への転職に向いている人の特徴を、5つ紹介します。

それが以下です。

  • マネジメント業務に抵抗がない
  • 介護業界でのキャリアアップを検討している
  • 人の役に立つことが好き
  • コミュニケーション能力が高い
  • 雑務も難なくこなせる

1つずつ、詳しく解説していきます。

マネジメント業務に抵抗がない

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サービス提供責任者への転職に向いている人の特徴、1つ目は「マネジメント業務に抵抗がない」こと。

サービス提供責任者の主な業務として、ヘルパーと利用者、またケアマネージャーとの連携が求められます。

トラブルが起きないようにマネジメントしていく必要があるため、こういった業務に抵抗がない人はサービス提供責任者に向いている人といえるでしょう。

介護業界でのキャリアアップを検討している

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サービス提供責任者への転職に向いている人の特徴、2つ目は「介護業界でのキャリアアップを検討している」こと。

介護福祉士として現場で活躍している人が、年齢や身体の問題などでサービス提供責任者になることはよくあります。

仕事の幅が増えるので大変なものの、利用者への直接的な介護はしないためおすすめです。

人の役に立つことが好き

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サービス提供責任者への転職に向いている人の特徴、3つ目は「人の役に立つことが好き」だということ。

これは、介護業界で働いている多くの人が考えていることでしょう。

サービス提供責任者は利用者だけではなくスタッフへのサポートも必要なので、より多方面からの笑顔や感謝を感じられるはずです。

コミュニケーション能力が高い

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サービス提供責任者への転職に向いている人の特徴、4つ目は「コミュニケーション能力が高い」こと。

サービスを受ける際、利用者やその家族は不安や疑問などを抱いています。

そういった方へのヒアリングを上手に行えるようなコミュニケーション能力が高い人は、サービス提供責任者に向いているといえるでしょう。

雑務も難なくこなせる

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サービス提供責任者への転職に向いている人の特徴、5つ目は「雑務も難なくこなせる」こと。

介護福祉士として勤務しているときには見えなかった雑務も、実はサービス提供責任者が行っていることがあります。

そういった、一見介護からかけ離れているような仕事もできる人に、サービス提供責任者は向いているといえるでしょう。

サービス提供責任者への転職に向いていない人

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ここからはサービス提供責任者への転職に向いていない人の特徴を、5つ紹介します。

それが以下です。

  • 決められた仕事を淡々とこなしたいタイプ
  • 相談されることが苦手
  • マルチタスクが得意ではない
  • 新しく資格を取得するのは抵抗がある
  • 1度決めたらそのまま貫き通したい

1つずつ、詳しく解説していきます。

決められた仕事を淡々とこなしたいタイプ

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サービス提供責任者への転職に向いていない人の特徴、1つ目は「決められた仕事を淡々とこなしたいタイプ」。

サービス提供責任者はヘルパーや利用者、ケアマネージャーと連携するためイレギュラー対応に追われます。

自分の仕事ときっちり決められた場所で働きたい人にとっては、サービス提供責任者は向いていないかもしれません。

相談されることが苦手

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サービス提供責任者への転職に向いていない人の特徴、2つ目は「相談されることが苦手」。

相談されることが苦手な場合、まず利用者やその家族の悩みに寄り添うのが難しいでしょう。

申込書や書類などを作成するだけの仕事ではないため、コミュニケーション能力を養わない限りはサービス提供責任者にはなれないかもしれません。

マルチタスクが得意ではない

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サービス提供責任者への転職に向いていない人の特徴、3つ目は「マルチタスクが得意ではない」こと。

介護業界では、1人のスタッフに何人もの利用者を担当させるのが当たり前

それでも利用者にとって頼れるのは担当スタッフなので、マルチタスクが得意でないと難しい仕事といえるでしょう。

新しく資格を取得するのは抵抗がある

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サービス提供責任者への転職に向いていない人の特徴、4つ目は「新しく資格を取得するのは抵抗がある」こと。

ゼロからまた勉強して資格を取得するのが難しいという人は、サービス提供責任者になること自体が難しいといえます。

全く資格を持っていない場合は、さらにサービス提供責任者への未知は遠いでしょう。

1度決めたらそのまま貫き通したい

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サービス提供責任者への転職に向いていない人の特徴、5つ目は「1度決めたらそのまま貫き通したい」こと。

サービス提供責任者はケア内容について立案から調整まで、時間をかけて行います。

しかしその後に利用者から要望があれば、作り直しになることも。

1度決めたらそのまま貫き通したい人にとって、作り上げた計画を練り直すのは厳しいかもしれません。

サービス提供責任者として転職時に注意すること

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つづいて、サービス提供責任者として転職時に注意することを6つ紹介します。

  • 給料の金額
  • 昇給制度の有無
  • 通勤時間や通勤距離
  • 兼務の有無と兼務する職務
  • 平均残業時間
  • 具体的な仕事内容と担当・訪問件数

詳しく解説するので、参考にしてみてください。

給料の金額

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サービス提供責任者として転職時に注意すること、1つ目は「給料の金額」。

求人をチェックする際には、まずここから確認しましょう。

転職時に時間がある人は、他社のサービス提供責任者求人も確認して比較するのがおすすめです。

昇給制度の有無

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サービス提供責任者として転職時に注意すること、2つ目は「昇給制度の有無」。

昇給が全くないという施設もあるため、要チェック項目です。

通勤時間や通勤距離

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サービス提供責任者として転職時に注意すること、3つ目は「通勤時間や通勤距離」。

自宅からどれくらい離れているのか、また訪問する利用者宅の範囲なども分かると安心です。

兼務の有無と兼務する職務

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サービス提供責任者として転職時に注意すること、4つ目は「兼務の有無と兼務する職務」。

小さな介護事業所になればなるほど、人件費のコスト削減で兼務が当たり前になっていきます。

入社してみてから聞いてないなんてことにならないよう、求人先に電話確認してみるのがおすすめです。

平均残業時間

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サービス提供責任者として転職時に注意すること、5つ目は「平均残業時間」。

時短勤務を希望しても、雇用形態に関係なく残業を強いる事業所もいくつかあります。

具体的な仕事内容と担当・訪問件数

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サービス提供責任者として転職時に注意すること、6つ目は「具体的な仕事内容と担当・訪問件数」。

どれだけの範囲をどれくらいの人数で担当するのかで、仕事量に直結します。

これは求人表に記載がない場合が多いため、事業所に電話連絡してみましょう。

まとめ

サービス提供責任者 転職

今回は、サービス提供責任者の転職に向いている人の特徴や仕事内容など徹底解説しました。

当サイトでは他にも介護に関する情報を更新中なので、ぜひ参考にしてみてください。

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