介護福祉士国家試験の過去問の活用方法について知りたいと悩んでいませんか?
この記事では「介護福祉士国家試験の過去問の活用方法」について解説していきます。
結論、介護福祉士国家試験の過去問を活用することによって、試験合格率を高めることにも繋げることが可能です。
他にも「介護福祉士国家試験の過去問で勉強するメリット」や「おすすめの資格取得スクール」についても解説します。
ぜひこの記事を参考に、介護福祉士国家試験の過去問を活用してみましょう。
また「介護福祉士の国家資格」について知りたい方は、こちらで解説を行なっていますので、ぜひ確認してみてください。
おすすめの資格取得スクール4選
介護福祉士国家試験とは
介護福祉士国家試験とは、介護福祉士資格を取得するための国家試験のことを指します。
具体的に介護福祉士国家試験について、以下3つを解説します。
- 試験概要
- 資格取得ルート
- 合格率
これから介護福祉士国家試験を受けたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
試験概要
介護福祉士国家試験は、筆記試験と実技試験の2つに分けられます。
具体的な筆記試験の内容については、以下のとおりです。
試験領域 | 試験科目 | 試験問題数 |
人間と社会 | ・人間の尊厳と自立 ・人間関係とコミュニケーション ・社会の理解 |
・2問 ・2問 ・12問 |
介護 | ・介護の基本 ・コミュニケーション技術 ・生活支援技術 ・介護過程 |
・10問 ・8問 ・26問 ・8問 |
こころとからだのしくみ | ・発達と老化の理解 ・認知症の理解 ・障害の理解 ・こころとからだのしくみ |
・8問 ・10問 ・10問 ・12問 |
医療ケア | ・医療ケア | ・5問 |
総合問題 | ― | ・12問 |
合計 | ― | ・125問 |
上記のように、専門的な知識を求められることはもちろんですが、幅広い知識についても必要になるため、まんべんなく勉強をすることが必要と言えるでしょう。
実技試験については、実際に介護現場で活用する介護技術を、受験者一人につき5分以内に実施を行います。
課題の総得点の60%程度が合格点とされていますが、課題の難易度によって異なります。
毎年筆記試験や実技試験の内容が多少異なるため、これから介護福祉士国家試験を受ける方は、あらかじめ試験内容を把握しておくことが重要と言えるでしょう。
資格取得ルート
介護福祉士の資格取得ルートについては、以下のとおりです。
受験資格ルート | 特徴 |
養成施設ルート | 指定された養成施設を卒業することによって、介護福祉士国家試験を受験することが可能です。 |
福祉系高校ルート | 2009年度以降の福祉系高校入学で、あらかじめ決められた科目・単位を取得して卒業することによって、受験資格を得ることが可能です。 |
実務経験ルート | 実務経験を3年以上及び、実務者研修を修了することによって、受験資格を得ることが可能です。 |
以前の受験資格ルートでは、介護福祉士国家試験に合格をせずに、介護福祉士資格を取得することができましたが、2016年度から、どのルートでも必ず国家試験を受講して、合格することが必須条件となりました。
自分に合った資格取得ルートを選ぶことによって、効率よく資格取得を目指すことが可能です。
このように、介護福祉士国家試験の資格取得ルートは、介護職の向上を図る観点によって大きく変更されました。
合格率
介護福祉士国家試験の合格率は、毎年変動していますが、平均70%の合格率とされています。
一般的に国家試験の合格率は低い傾向ですが、介護福祉士国家試験については、合格率は高い国家資格と言えるでしょう。
しかし、国家試験合格をするためには、筆記試験や実技試験で約60%以上の得点を取らなければいけないため、幅広い範囲で勉強をすることが必要と言えます。
また、国家試験を受けるためには、実務経験が3年以上必要となる場合もあるため、高い合格率を維持していると考えられます。
このように、介護福祉士国家試験の合格率は高いですが、しっかりと試験対策を行うようにしましょう。
介護福祉士国家試験の過去問で勉強するメリット
介護福祉士国家試験の過去問で勉強するメリットは、主に以下3つが挙げられます。
- 出題が多い問題をまとめてある
- 要点がまとめてある
- 理解度を高めることができる
それぞれのメリットについて、特徴を踏まえて紹介していきますので、これから介護福祉士国家試験の過去問で勉強したいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
出題が多い問題をまとめてある
介護福祉士国家試験の過去問で勉強する一番のメリットは、出題が多い問題がまとめてあるため、ピンポンとで試験対策を行うことができると言えるでしょう。
実際に、介護福祉士国家試験では、出題範囲が広いため、ある程度の問題の取捨選択が必要になります。
他の国家試験でも同じことが言えますが、ある程度基礎的な内容であれば、毎年同じような問題が出題されることが多いため、過去問を勉強しておくことで、高得点を狙うことにも繋がります。
要点がまとめてある
過去問は要点がしっかりとまとめてあるため、出題される問題の傾向をつかみやすくなるメリットが挙げられます。
過去問で2回以上同じ問題が出題されている場合には、出題される確率が高くなるため、あらかじめ予習をしておくことをおすすめします。
また、過去問の勉強ができるテキストや問題集によって多少異なりますが、問題も難しく記載されている場合が多くあるため、実際に試験より難しく問題設定されている傾向です。
理解度を高めることができる
介護福祉士国家試験の過去問で勉強をすることによって、理解度を高めることにも繋げることができます。
自分自身が回答した問題に対して、理解度が低い問題であれば、過去問や参考書を活用することによって、問題の正解率を高めるが可能です。
勉強で知識を定着させるためには、何度も復習を行うことが必要になるため、過去問で勉強をすることは非常に有利にということが言えるでしょう。
また、何度も試験と同じシチュエーションで勉強を行うことで、試験当日で慌てることなく、しっかりと問題を解くことにも繋げることができます。
介護福祉士国家試験の過去問の活用方法
介護福祉士国家試験の過去問の活用方法を理解しておくことで、さらに効率よく試験勉強を行うことにも繋げることが可能です。
具体的な介護福祉士国家試験の過去問の活用方法については、以下のとおりです。
- 答えを丸写ししない
- 何度も問題を解く
- 参考書も活用する
それぞれの活用方法について解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
答えを丸写ししない
介護福祉士国家試験の過去問の答えを丸写しにしてしまうと、ただ問題だけの答えを覚えてしまって理解度が下がってしまうため、しっかりと問題を理解することをおすすめします。
答えを丸写ししている時間が無駄になってしまい、勉強する効率が悪くなってしまうデメリットも挙げられます。
分からない問題が合った場合には、答えを丸写しするのではなくて、問題をしっかりと理解するまで時間をかける方が、結果的には効率よく勉強することにも繋がります。
また、問題の答えを丸写ししてしまう方の特徴として、完璧主義の考え方を持っている場合があるため、7〜8割の正解率を目指すことで国家試験の合格率を高めることができます。
何度も問題を解く
過去問を何度も解くことによって、記憶が定着しやすいことはもちろんですが、自分自身が苦手な問題を把握することにも繋がります。
何度も問題を解くコツについては、以下のように回数ごとにルールをあらかじめ決めておくことで、効率よく勉強することが可能です。
- 1回目:とにかく問題を解く
- 2回目:間違えてしまった問題を重点的に勉強する
- 3回目:2回目で分からなかった問題だけを回答していく。
自分自身がまだ理解が足りていないと思っているのであれば、さらに回数を増やして回答をすることをおすすめします。
回数を重ねることによって、理解度も高めることができるため、合格率も向上させることができるでしょう。
参考書も活用する
介護福祉士国家試験の過去問と参考書を一緒に活用することによって、さらに理解を深めることが可能です。
過去問と参考書の問題がリンクできるように、参考書に付箋などを貼っておくことで、効率よく復習をすることができます。
また、過去問を出している会社と同じ参考書を利用することによって、間違えた問題に対して、同じ問題が参考書にも記載されている場合が多くあるため、なるべく同じ会社の参考書を利用しましょう。
おすすめの資格取得スクール4選
おすすめの資格取得スクールをあらかじめ理解しておくことで、より効率的に資格取得学習を行うことができます。
具体的なおすすめの資格取得スクールについては、以下のとおりです。
おすすめの資格取得スクール4選
それぞれの資格取得スクールについて解説してきますので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 三幸福祉カレッジ
三幸福祉カレッジは、幅広い介護資格講座を取り扱っている大手資格取得スクールです。
取り扱っている介護職の講座については、以下のとおりです。
- 介護福祉士国家試験受験対策講座
- 介護福祉士実務者研修
- 初任者研修
- ケアマネージャー受験対策講座
- 初任者研修+実務者研修(セット講座)
- 実務者研修+介護福祉士受験対策講座(セット講座)
上記にように、一人ひとりの要望に合わせて適切な講座を選ぶことが可能です。
さらに、ステップアップ講座も取り扱っているため、キャリアアップを目指している方にもおすすめの資格取得スクールと言えるでしょう。
2. カイゴジョブアカデミー
カイゴジョブアカデミーは、資格の受講料やテキスト代が無料で利用することができる資格取得スクールです。
事前に電話をすることによって、無料で授業を振り返ることができる「振替システム」を導入しているため、普段仕事や子育てで忙しい方でも、安心して利用することが可能です。
具体的に、カイゴジョブアカデミーで取得することができる資格については、以下のとおりです。
- 介護職員初任者研修
- 介護福祉士実務者研修
- 介護福祉士試験対策講座
- 福祉用具専門相談員
- 全身性ガイドヘルパー
- 同行援護従業者
- 生活援助従事者研修
上記のように、これから介護職を目指す方からキャリアアップを目指す方など幅広い方にも利用することができます。
全国にある事業所の求人を保有しているため、転職や就職のサポートも行なっているメリットも挙げられます。
3. ニチイ
ニチイは、40年以上教育事業を行なっており、100万人以上の修了生を輩出している大手資格取得スクールです。
手厚いサポートが特徴的で、筆記試験対策はもちろん、実際に現場体験なども行うことができるメリットが挙げられます。
資格取得後の就業相談も行なっており、これから介護職に就職や転職を考えている方にもおすすめの資格取得スクールと言えるでしょう。
具体的な介護講座については、以下のとおりです。
- 介護職員初任者研修
- 介護福祉士実務者研修
- 介護事務講座
- 福祉用具専門相談員養成講座
- 介護福祉士国家試験対策講座
- ケアマネージャー受験対策パーフェクトゼミ
受講費用が他の資格取得スクールよりは少し高くなってしまうデメリットがありますが、トータルサポートが充実しており、安心して資格取得をすることにも繋げることが可能です。
4. シカトル
シカトルとは、介護や医療などの資格スクール探しを無料で行なってくれる資格取得スクールです。
具体的に介護系で資格取得できるのは、以下のとおりです。
- 介護福祉士
- 介護職員初任者研修
- 実務者研修
- 医療的ケア
- ケアマネージャー
- 実務者研修教員講習
- ガイドヘルパー
- 福祉用具専門相談員
- 重度訪問介護従業者研修
幅広い資格取得スクールを比較することができるため、最安値で利用することが可能です。
資料請求を行なってから3日以内に資料が届くため、すぐに行動に移すことができるメリットも挙げられます。
登録も簡単に行うことができるため、少しでも気になる方がいれば、気軽に利用してみることをおすすめします。
介護福祉士国家試験の過去問を活用しよう!
今回は、これから介護福祉士国家試験を受けたいと思っている方に向けて、介護福祉士国家試験の過去問の活用方法からおすすめの資格取得スクールについて紹介しました。
介護福祉士国家試験の過去問の活用方法については、以下のとおりです。
- 答えを丸写ししない
- 何度も問題を解く
- 参考書も活用する
また、おすすめの資格取得スクールを比較検討することによって、自分の要望に合った資格取得スクールを利用することにも繋げることが可能です。
今回の記事を参考に、介護福祉士国家試験の過去問を活用してみましょう。
おすすめの資格取得スクール4選