介護事務について

介護事務の仕事内容を1日の流れで解説!メリットとやりがいとは?

介護事務

介護事務の仕事内容とは?介護事務の1日の流れは?

この記事では、介護事務の仕事内容について、1日の流れを見ながら解説していきます。

介護事務のやりがいや給料、資格など気になる情報も紹介。

また、介護事務に転職する方法やおすすめの転職サービスについても紹介します。

介護業界で転職を希望の方はご参考に役立ててください!

介護事務の仕事内容とは?

介護事務

介護事務の仕事内容は介護に関連する事務です。

具体的には、利用者が気持ちよく施設を利用するための接客対応、顧客管理など。

また、レセプトの作成など高度な専門知識が要されることもあるため、非常にやりがいのある仕事です。

介護事務とは?

介護事務とは介護保険や介護業務に関する事務作業のこと。

例えば、介護施設などで来客応対や電話応対など介護業を行うことで必要な介護事務を担当します。

その他にも、「介護報酬請求業務」といわれるレセプトを作成するなど介護業に専門的な知識や経験が必要です。

一般的な事務との違い

介護事務は一般的な事務作業の中でも介護業に特化した事務作業です。

基本的な業務内容は通常の事務作業と変わらず、介護サービスを進めるうえで必要な事務作業を担当します。

介護事務が一般事務と最も違う点は、レセプトの作成を行うこと。

レセプトは介護や医療に関する専門的な知識が必要になりますので、介護業界の経験があるという方は専門的な知識を活かせるでしょう。

レセプト作成

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レセプトとは「介護報酬請求業務」ともいわれ、介護サービスを利用した方向けに請求を行うことです。

診療にかかった費用を算出し、請求書としてひとまとめにしたものがレセプトです。

公的な保険料など様々な機関と連携しながら請求額を作成するため、複雑な専門知識が必要とされます。

なお、レセプトは領収書の意味を持ち、英語で「Receipt」、ドイツ語で「Rezept」というのが語源です。

日本の慣習においては英語の発音よりもドイツ語の発音が由来になっているようです。

レセプトはいつ作る?

医療機関が審査支払機関にレセプトを提出するのは、診療を行った月末を起算として翌月の10日までと定められています。

そのため、レセプトの作成は月初10日間に集中するという特徴があります。

診療の記録自体は診療の都度に行われますが、レセプトの作成は1ヵ月の診療を記録したものをひとまとめにして計算。

そのため、レセプトの計算は膨大な診察情報などをとりまとめることになるため、高度な事務処理能力を必要とされるのです。

来客応対

介護サービスの来客応対は介護事務の務めです。

介護が必要な方やご家族の来客応対をしっかりすることで、お客様に安心感を与えることができます。

介護サービスを利用する方は介護に対して不安に思うことも多いでしょう。

来客応対をしっかりと行うことで、利用者が安心してサービスを利用できるようになるのです。

電話応対

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通常の事務と同様に、介護サービスにかかってくる電話に応対するのも介護事務の務めです。

利用を考えている方は電話応対がスムーズにいくことで安心できるでしょう。

遠方で自分の足で施設に通えないという方も、電話応対がしっかりしていればカバーすることができます。

また、来客だけではなく事務手続きに必要な伝達事項も必要です。

ケアマネジャーのサポート

介護事務の担当者はケアマネジャーをサポートします。

ケアマネジャーは介護に関するプランニングを行い、介護に関する重要な役割を担います。

介護事務は介護サービスが滞りなく進むように、ケアマネジャーのサポートを行うことも役割です。

介護事務の1日の流れ

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介護事務では実際にどのように業務が進められるでしょうか。

時間を有効活用し、業務に役立てることが求められます。

1日の流れについて、具体例を見ながら業務の流れを確認しましょう。

9:00出社-メールチェック、ミーティング等

出社したらメールチェック。

合わせて事務所や診療所などの掃除を行います。

引継ぎ事項などがある場合はミーティングなどを行って確認事項を共有します。

利用者にスムーズに使ってもらえるよう、事前に準備を怠りません。

10:00事務作業-レセプト作成

営業時間になったら来客応対等の事務作業を行います。

また、レセプト作成などは空いた時間に進めていきます。

日頃からコツコツと事務作業を進めていくことが滞りなく事務作業を進めていくことに求められるのです。

12:00お昼休憩

正午になったらお昼休憩。

顧客応対や電話応対がくることも想定されるため、交代制でお昼休憩をとる場合もあります。

来客応対に追われる場合はお昼休憩に時間を割くこともありますが、しっかりと休息をとることが重要です。

13:00事務作業―顧客応対など

午後の来客応対も基本的には午前と同様です。

来客にしっかり対応しながらも事務作業を平行してこなしていきましょう。

17:00〜終業

介護事務は残業や夜勤などは少ないですが、来客応対に忙しい場合は夕方以降も勤務を行います。

夜間の診療がある場合は17時以降も顧客応対をします。

介護事務のやりがいは?

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介護事務は忙しい中でも人に感謝される仕事であり、やりがいのある仕事です。

また、専門知識を活用して患者の役に立つ実感を持つことができます。

繁忙期以外は残業も少なめで、プライベートとの両立もしやすい点も魅力の1つです。

感謝される

介護の仕事は病気や介護などで困っている人を直接サポートする役割があります。

介護事務は利用者と近い存在であり、他人から直接感謝される仕事です。

病気などで困っている患者に寄り添う仕事であるため、「誰かの役に立っている」という実感を持って仕事を進めることができます。

誰かのために仕事をしたいという方にとって大いにやりがいのある仕事といえるでしょう。

 専門知識を活用できる

介護や医療の現場では専門知識が必要になります。

業界について習熟している方、医療の現場について専門知識を学んできたという方には専門知識を発揮できる仕事であるといえるでしょう。

レセプトの作成業務においても専門知識が必要であり、学んできたことを存分に生かすことができます。

残業が少なめ

介護事務は業務時間や業務量が一定に決まっているため、時間内の残業は少ない傾向にあります。

しかし、月初のレシプト作成の期間や来客応対が集中している時期などは場合によって残業の可能性があります。

残業時間が少なく、業後の時間を有効活用できるためプライベートとの両立が可能な仕事であるといえます。

介護事務に必要な資格・スキル

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介護事務においては顧客の医療情報などを取り扱うため、高度なデータ処理能力が必要になります。

パソコンで事務ソフトなどを活用できれば介護事務に役立てることができます。

また、介護事務は多くの人とコミュニケーションをとるため、高度なコミュニケーションスキルが求められる仕事です。

ビジネススキルやコミュニケーションスキルを磨いて介護事務の仕事に役立てましょう。

パソコンスキル

介護事務にはパソコンスキルは必須です。

レセプトの作成など患者のデータをとりまとめるために高度なパソコンスキルが求められます。

パソコンの事務ソフトなどを活用してデータの取りまとめや文書・資料作成を行います。

レセプトの作成においてもパソコン操作が必須であり、基本的なパソコン操作や事務ソフトの操作方法などについて身につけておくといいでしょう。

コミュニケーションスキル

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介護事務の仕事は患者をはじめ、ケアマネジャーや他の事務担当員と多くのやりとりがあるため、コミュニケーションスキルが求められます。

相手が求めているものは何なのか、どういう指示を受けているのか、あるいはどういう指示を出せばいいのかといった判断能力が問われます。

レセプトを作成する際にも医師と確認作業が必要になるため、必要な情報を的確に伝達するためのコミュニケーションスキルが必要です。

社内外問わず柔軟に対応できるだけのスキルが求められるでしょう。

介護や医療に関する専門知識

介護事務では介護や医療に関する情報を扱うため、介護や医療に関する専門知識が求められます。

複雑な資料を作成することもあり、関連する用語などを知っていないと業務が思ったように進まないこともあるでしょう。

専門知識を持っている人材は重宝されます。

介護を進めていくうえでは専門家の知見や経験を求められることが多いです。

介護や医療に関する専門知識や経験を身に着けることで、重宝される人材となれるでしょう。

介護資格

介護事務の仕事は介護に関する専門知識が必要となるため、専門的な介護資格があると望ましいです。

介護資格を持っていると転職市場でも高く評価されるため、介護業界での転職を考える方は介護に関連した資格の取得を目指しましょう。

資格を取得するには専門的なスクールで学ぶことがおすすめ。

実習が必要になることもあるため、独学よりもスクールに通うことをおすすめします。

介護事務の給料は?

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介護事務の給料は平均的な水準と比べて高いものでしょうか?

一般的な給与水準は平均より高く、資格を所持していれば給料は高くなる傾向にあります。

高いスキルを持った人材はどの職場でも重宝とされる人材です。

介護事務の給料は平均より高い

令和2年度に行われた厚生労働省の調査によると、常勤の介護事務の給料は平均30万円(月収)ほどとなっています。

一般的な給与と比べても平均より高い水準です。

介護の現場は人のためになる仕事であり、それだけ給料も高くなるといえるでしょう。

資格を取得すれば給料アップ

介護福祉士などの資格を持っていれば給料が高くなります。

資格がある人の方が希少な人材であり、業務に役立てる知識やスキルを持っているため人材としても価値が高く見られるのです。

介護の現場に勤めている方、介護業界にチャレンジしたいという方は資格を取得してご自身の市場価値を高めていくといいでしょう。

市場価値が高い人材ほど、給料も高くなります。

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資格は一度取得すれば一生活かせるもの。

介護事務を進めるうえでも介護資格は存分に生かせるでしょう。

介護業界へ転職を希望されている方、専門知識を習得してキャリアアップしたい方などにおすすめです。

また、介護福祉士の受験資格である実務者研修を受けることができるなど介護資格をとるために必要なことが充実しています。

シカトルを利用して転職やキャリアアップに有利になる資格取得を検討してみてください。

介護事務に転職するには?

介護業界は人材が不足しており、介護に関してやる気のある人材は転職市場でも重宝されます。

介護事務に転職するには介護専門の転職サービスを利用することがおすすめ。

豊富な求人数から理想の求人を見つけることができるでしょう。

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疑問点を解消しながら転職活動を進めていきましょう。

介護事務はやりがいのある仕事

介護事務

介護事務の仕事内容などについて、みていきました。

介護事務は介護に関する専門知識が問われる仕事であり、高度なビジネススキルを要します。

しかし、人から感謝される仕事であるため、やりがいのある仕事でもあります。

介護業界で転職するには介護の求人に特化した転職サービスの利用がおすすめ。

介護事務に必要なスキルを習得して介護業界に挑戦してみましょう!

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