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介護事務員の給料・年収は高い?安い?収入を上げる方法は?

介護事務 給料

介護事務員の給料や年収はいくらでしょうか?

この記事では、介護事務員をはじめとする介護業界の給料に関するデータと共に介護事務員の給料の現状について解説していきます。

また、給料を上げるために有効な対策やおすすめのサービスについて紹介。

資格取得や転職などで給料アップをし、満足できる環境で働いていきましょう!

介護事務員の給料は高い?安い?

介護事務員の給料

介護事務員は介護現場に必要な事務作業を行う仕事です。

介護現場を行ううえで非常に重要な役割を持ち、専門的な知識も必要と難しい仕事内容となっています。

そんな介護事務員ですが、どれだけ給料を貰っているでしょうか?

介護事務員の給料を調査しましたので、給料が決まる要因などを見ていきましょう!

介護事務員ってどんな仕事?

利用者に充実した介護サービスを提供するためには介護事務員の仕事が必要不可欠であり、高度なビジネススキルや複雑な医療スキルを必要とします。

来客応対や電話応対にとどまらず、レセプト(診療報酬請求書)の作成など高度な医療に関する知識が必要な仕事です。

介護事務員の仕事内容については、以下の記事で詳細を解説しています。合わせてご覧ください!

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社会福祉士の資格取得難易度とは?

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介護事務員の平均給料

介護事務員の給料は一般的な仕事と比べて特別高いわけでもなく、安いわけでもありません。

給料が高くなる要因としては資格を有していること、マネジャーなど責任のある役職につくことが求められます。

また、地域による違いや雇用形態など様々な要因などが給料を決定する要因です。

資格を持っていると給料が上がることはありますが、一般的な介護事務員としては平均的な給料となっています。

給料は高ければいい?

介護事務員の給料

給料の額は仕事への対価であり、自分自身の評価へ直結するものです。

そのため、給料は高いほど自分の価値を高めるでしょう。

しかし、単に高給であれば良い仕事というわけではありません。

高給であっても残業時間が多いと仕事での疲れで体を壊すことになります。

また、給料が平均的であってもプライベートタイムを充実したり、ダブルワークなどで収入を増やしていくことも可能です。

給料の額のみにとらわれるのではなく、残業時間や働きやすさなども考慮しましょう。

福利厚生も重要

仕事を選ぶときは給料以外にも福利厚生も重要です。

仕事をするうえでは仕事以外のことも重要になり、ワークライフバランスを重視できる環境で働くことは給料と同じぐらいに重要です。

子供がいる方は育児を支援してくれる制度があったり、休暇の制度がしっかり整っている企業で働けることも仕事を選ぶ際の参考にしましょう。

福利厚生の例

  • 健康保険:法定で加入が義務付けられている制度。医療費が一部免除される。
  • 住宅補助:住宅費を一部負担してくれる制度。
  • 社内託児所:子供を預けられる制度。
  • 資格取得助成制度:資格を保有していることで補助金の出るなど。
  • 休暇制度:法定日数以上の有給休暇を取得できるなど、休みを取りやすくなる制度。

介護事務員の給料はどうやって決まる?

介護事務員の給料

介護事務員の給料はどのように決められるでしょうか?

給料の決まり方は会社によってそれぞれです。

一般的な相場としては正社員の場合に300万円〜400万円など平均的な数字となっています。

非正規雇用従業員の場合は正社員よりも一定程度低い金額が相場です。

なお、参照した給料額のデータは厚生労働省の統計から引用しています。

引用:労働統計要覧

https://www.mhlw.go.jp/toukei/youran/indexyr_e.html

(単位:千円)

雇用形態ごとの違い

介護事務員の給料は雇用形態ごとに給料が異なります。

正社員は給料が高いですが、それだけ責任が重く残業などもこなさないとなりません。

パートやアルバイトなどの非正規雇用従業員などの場合、給料は正社員と比べて高くありませんが流動的な雇用であるため転職しやすい、休みをとりやすいなどのメリットがあります。

  • 正社員
  • パート
  • アルバイト

正社員

正社員は雇用期間を定めずに雇用主と雇用契約を結ぶ雇用形態のこと。

正社員のメリットして給料は高い、福利厚生が充実しているというものがあります。

一方、その分責任は大きく、業務時間や残業時間も多い傾向にあります。

また、正社員の枠は企業ごとに限られているので正社員に転職するのは大変です。

非正規雇用従業員(パート・アルバイトなど)

パートやアルバイトなどの非正規雇用従業員は雇用期間を定めた雇用形態のこと。

正社員のように月給制ではなく、時給制であることが多いです。

正社員ほど給料は高くありませんが雇用が流動的であり、柔軟な働き方ができます。

正社員のみにこだわるのではなく、自分のワークスタイルに合わせた働き方を選ぶのが重要になるでしょう。

企業規模による違い

介護事務員の給料

給料の金額は企業規模によっても異なります。

従業員数が1,000人以上などの大企業は平均年収が400万円を超えることもあります。

一方で、小規模の企業は300万円ほどと、大企業に比べて年収は低めです。

合計 1,000人以上 100~999人 10~99人
339.3千円 410.4千円 324.7千円 295.0千円

ボーナス(賞与)

ボーナスや賞与は毎年夏や冬の2回など、定期給のほかに支払われる特別な給料のこと。一時金とも呼ばれます。

大企業の場合は必ずボーナスが多く出るというわけではありませんが、業績に連動するためボーナスの金額は重要です。

転職などで給料を比較する場合、ボーナスの額も意識するといいでしょう。

地域ごとの違い

給料は地域ごとによっても異なります。

一般に、東京や大阪など人口が密集している大都市などは給料が高い傾向にあります。

人口の少ない地方などは給料が少ない傾向です。

一番給料が高い地域は?

地域別に給料を見たときに、最も給料が高いのは東京です。

東京は人口が密集しており、それだけ会社の規模も大きく介護サービスを利用する方が多くなっています。

高給である反面で仕事も忙しく、やるべき仕事も多いため単に高給であるだけでなく仕事の責任も大きいのです。

資格による違い

介護事務員の給料

一般に、資格を持っているかどうかで給料の額が変わってきます。

以下は、ケアマネジャーの資格を有している方とホームヘルパー、福祉施設介護員の平均給与です。

資格を持っていると介護現場の中でも幅広い業務をこなせるため、多くの給料を貰える傾向にあります。

給料アップを目指したいという方は資格を取得することでキャリアップも検討してみてください。

職種 合計
ケアマネジャー 265.1千円
ホームヘルパー 226.8千円
福祉施設介護員 229.7千円

年齢や勤続年数による違い

介護事務員の給料は年齢や勤続年数によって異なります。

長く勤務しているほど給料が高くなる傾向にあります。

特に、役職のある方はそれだけ責任が大きく高給です。

勤続年数が長いほど責任ある仕事を任されるため、それだけ給料に反映される傾向にあります。

   ~ 19 歳 172.1千円
20  ~ 24 221.9千円
25  ~ 29 259.4千円
30  ~ 34 291.5千円
35  ~ 39 321.5千円
40  ~ 44 348.2千円
45  ~ 49 385.1千円
50  ~ 54 438.6千円
55  ~ 59 449.1千円
60  ~ 64 426.3千円
65  ~ 69 359.5千円
70 歳~ 457.3千円

性別による違い

介護職による給料を性別ごとにみると、男性の方が月額2万円高いようです。

ただし、性別ごとに待遇条件に差があるわけではなく、男性の方が勤務時間が長い傾向にあるためこのような結果になっているでしょう。

男性だから給料が多く貰えるというわけでなく、あくまでも仕事の対価に見合った報酬を得ているといえるでしょう。

合計 男性 女性
229.7千円 243.5千円 221.7千円

介護事務員の給料を上げるためには?

介護事務員の給料

給料について不満があるという方は少なくないでしょう。

介護事務員として給料を上げるにはどうすればいいでしょうか?

資格を取得して自分の市場価値を高めたり、転職活動を行って好条件の求人を見つけるといった方法があります。

資格を取得する

資格を保有していることで自身のスキルや知識を示すことができます。

資格を取得するには独学で勉強する他、資格スクールに通いながら勉強をするなどの方法があります。

資格を持っていることで昇進しやすくなったり、転職活動においても有利になったりとキャリアアップに有利に働くでしょう。

おすすめの資格

介護資格で唯一の国家資格である「介護福祉士」など、資格を保有していることで自身のキャリアを示すことができます。

その他にも介護に役立つ資格を取得していることで業務に役立てたり、キャリアアップに役立てることができます。

  • 介護福祉士:介護唯一の国家資格
  • 認定介護福祉士:介護福祉士の上位に位置する資格
  • 介護職員初任者研修:介護業界の入門的資格
  • 介護福祉士実務者研修:実践的な実務を学べる介護の資格

シカトル

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「シカトル」は介護業界の資格に特化した資格サービス。

介護に関連した人気の資格を支援してくれます。

資格試験の勉強は独学では難しく、資格取得を支援してくれるサービスを活用しながら勉強を進めていきましょう。

転職する

転職は給料を上げるための最も効果的かつ手っ取り早い方法の1つです。

転職の動機にはキャリアアップや労働環境の改善など様々な動機がありますが、年収を上げたいというのも大きな動機です。

年収や給料はそのまま自分への評価にも直結するため、転職活動を行うことで自分を高く評価してくれる企業を探してみましょう。

おすすめの転職サービス

ご自身の給料について不満のある方、もっと給料を上げたいという方は転職などで職場を変えてみるのも検討してみましょう。

介護業界を専門としている転職サービスを活用することで効率的に転職活動を進めることができます。

介護業界は人材不足で未経験の方であっても魅力的な求人が多いので、転職を検討されている方は試しに利用してみてください。

きらケア

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きらケアで介護求人を探す

「きらケア」は介護専門の転職サービス。

豊富な求人数から希望の条件に合った転職先を見つけることができます。

カウンセリングなどで転職活動の進め方を相談することができるので、自分の希望に合わせたキャリアアップをすることができます。

情報収集

転職活動で最も重要なことの1つは情報収集です。

転職サービスを利用することで専門のアドバイザーがキャリアに関してのアドバイスをしてくれます。

初めての転職で何をすればいいか分からないという方も転職活動の進め方について学ぶことができるのです。

さらに、面接対策や履歴書の添削なども行ってくれます。

転職のプロから情報を集めながら有意義な転職活動を進めていきましょう。

マイナビ介護

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「マイナビ介護」は人材業界大手のマイナビが運営する介護専門の転職サービス。

5万社を超える企業が登録しており、豊富な求人数から希望の条件を見つけることができるでしょう。

専任アドバイザーが悩みを解決!

マイナビ介護では専任のアドバイザーが担当につき、転職に関する悩みを解決してくれます。

特に、初めて転職をするという方は何をすればいいか分からないということもあるでしょう。

専任のアドバイザーが困ったことをヒアリングし、どのように転職活動をすればいいかアドバイスしてくれます。

また、履歴書の添削や面接対策の指導など、転職に関する基本的な助言も行います。

難しい転職活動もアドバイザーと共に進めることでスムーズに進めることができるでしょう。

介護事務員としてスキルアップして給料を上げよう!

介護事務員の給料

介護事務員の給料の事情を見ていきました。

介護事務員は必ずしも給料の良い条件ばかりではありませんが、努力次第で給料を大きく上げることができます。

例えば、介護に関する資格を取得することで自分の価値が向上し、給料アップに繋げられるでしょう。

その他にも、雇用形態による違いや地域による違いから給料が決定する要因もあります。

ただし、給料が良いほど良い環境であるとは限らず、福利厚生など様々な要因から働く環境を選ぶことが重要です。

より良い会社を探すなら介護専門の転職サービスの利用がおすすめ!

万全のサポートをしてくれる転職サービスを上手く活用して、理想の環境で働きましょう!

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